原ゆたか : ウィキペディア(Wikipedia)
原 ゆたか(はら ゆたか、本名:原 裕。1953年〈昭和28年〉4月28日『文藝年鑑 2015』日本文藝家協会/編、新潮社発行、2015年6月30日初版 巻末「文化各界人名簿」より。 - )は、日本の児童文学作家、イラストレーター。熊本県出身。妻は絵本作家の原京子。
略歴
小学校時代は東京都北区赤羽台に住んだ。高校時代には兵庫県姫路市に住んでおり、よく姫路城の写真を撮っていた『かいけつゾロリのきょうふのようかいえんそく』内の「ゾロリしんぶん」、ポプラ社発行、2009年12月初版(兵庫県立鳴尾高等学校を卒業)。現在は東京都港区に在住している。
1973年、20歳でイラストレーターとしてデビュー。児童書の挿絵を手がけていたが、「絵を使ってページをめくる楽しさをもっと演出できるのでは」と思い、「レイアウトもすべてやらせて欲しい」と出版社に申し出たところ、「じゃあ描いてごらん」と言われたことからすべて自ら描くことになった。1984年11月に『ほうれんそうマン』シリーズ(作はみづしま志穂)の1作目が発売され、1987年11月に同作のスピンオフ作品にあたる『かいけつゾロリ』シリーズ(ポプラ社・刊)の1作目が発売された。『かいけつゾロリ』シリーズは書籍累計は3500万部を超え、アニメ化もされた。
意識していることは「僕はいつまでも“プロの小学生”でいたい」こと。
2021年のNHK全国学校音楽コンクールの小学校の部の課題曲『好奇心のとびら』の作詞を担当。
賞歴
- 1974年(昭和59年):KFSコンテスト・講談社児童図書部門賞受賞
- 2022年(令和4年)
- 『かいけつゾロリ』シリーズがギネス世界記録「同一作者によって物語とイラストが執筆された単一児童書シリーズの最多巻数」に認定
- 箕面子どもの本アカデミー賞
作品
- ほうれんそうマンシリーズ(原作:みづしま志穂)
- つよいぞポイポイきみはヒーロー - イラスト
- かいけつゾロリシリーズ
- かいけつゾロリゆめのハッスル歌謡ショー - 劇場内アナウンスの声
- イシシとノシシのスッポコヘッポコへんてこ話シリーズ
- 名門フライドチキン小学校シリーズ(原作:田中成和)
- にゃんたんシリーズ(原作:巻左千夫、岡田日出子)
- 東遊記シリーズ
- おばけのユータくんシリーズ(原作:那須正幹)
- 魔法のおみやげシリーズ
- プカプカチョコレー島シリーズ
- よわむしおばけシリーズ
- おばけのホーリー原作
- ちいさなもり
- サンタクロース一年生
- にんじゃざむらい ガムチョコバナナシリーズ
テレビアニメ
- かいけつゾロリ(本人役として出演)
- にんじゃざむらい ガムチョコバナナ
注釈
出典
関連項目
- 日本の小説家一覧
- 児童文学作家一覧
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/08/21 11:26 UTC (変更履歴)
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