ジュリー・ガイエ
仏パリ郊外のシュレンヌ出身。大学で演劇やダンスを学んだ後、プロの女優としてデビューする。クシシュトフ・キエシロフスキー監督の「トリコロール 青の愛」(93)にはエキストラとして出演。映画誕生100周年を記念して製作されたアニエス・バルダ監督の「百一夜」(95)では、ミシェル・ピッコリ扮するムッシュ・シネマの聞き手役に抜てきされる。以降、仏国内の映画・TVドラマの双方で活躍し、日本では「君が、嘘をついた。」(96)、「NOVO ノボ」(02)、「メトロで恋して」(04)などが劇場公開された。パトリス・ルコント監督の「ぼくの大切なともだち」(06)でヒロインを好演して仏国内での人気が高まり、09年の主演作「エイト・タイムズ・アップ」では東京国際映画祭の最優秀女優賞を受賞した。その他の出演映画に「キッスをよろしく」(07)、「カレ・ブラン」(11)など。14年、仏オランド大統領との不倫が日本でも大きく報じられた。