ジム・モリス : ウィキペディア(Wikipedia)

ジム・モリス(James Samuel Morris、1964年1月19日 - )は元メジャーリーグの投手。アメリカ合衆国・テキサス州ブラウンウッド出身。左投左打。

1999年に35歳でメジャーリーグの入団テストを受けたことで知られ、その実話を基に映画『オールド・ルーキー』が制作された。

経歴

にミルウォーキー・ブルワーズにドラフト1巡目で入団したが、肩の故障のためメジャーに昇格することなく6月に解雇。翌9月にシカゴ・ホワイトソックスと契約するが1か月で解雇され一旦は引退。

大学卒業後、テキサス州の高校で教師・野球部コーチをしていたが、チームが地区大会で優勝したらプロテストを受けると約束。チームは優勝し、35歳で入団テストを受けた。最速98mph(約157.7km/h)の速球がタンパベイ・デビルレイズのスカウトの目に留まり、マイナー契約を結んだThe Unnatural How Jim Morris went from high school teacher to major leaguer.。9月18日のテキサス・レンジャーズ戦で、1-6とリードされた8回裏にメジャー初登板を果たし、ロイス・クレイトンを空振り三振に打ち取った。

ワンポイントリリーフを中心にメジャー通算21試合に登板。最後の登板となったのは5月9日にヤンキースタジアムで行われたニューヨーク・ヤンキース戦で、3-3で迎えた延長10回裏、1死満塁のピンチの場面で登板。ポール・オニールを押し出し四球で歩かせてしまい、チームはサヨナラ負けを喫した。同年オフ、デビルレイズから解雇され、その後ロサンゼルス・ドジャースと契約するが、故障のため引退した。

彼のデビューは「The Oldest Rookie」と称され、2002年にデニス・クエイド主演で「オールド・ルーキー」(原題「」)として映画化された。ジム・モリス本人も審判役でカメオ出演している。映画は本人の実体験を基盤にしているが、随所に演出が施されている。映画ではスピード測定器のシーンがあるが、これは事実ではない。また、映画ではロイス・クレイトンを3球三振に打ち取っているが、実際は4球(空振り・空振り・ファウル・空振り)である。

年度別投手成績

TB500000000----214.231201300335.791.07
1600000000----4810.11017101010954.351.65
通算:2年2100000000----6915.013291113101284.801.47

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/08/09 11:54 UTC (変更履歴
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