ナンシー・ヒューストン : ウィキペディア(Wikipedia)
ナンシー・ヒューストン(Nancy Huston、1953年9月16日 - )は、カナダ生まれの小説家、文学者。
経歴
カナダアルバータ州カルガリーに生まれる。15歳の時、アメリカ合衆国ニューハンプシャー州ウィルトンに移住する。ニューヨークのサラ・ローレンス大学に学ぶ。1973年、パリに渡り、ロラン・バルトの指導のもとに博士論文を執筆した。
1981年、文芸理論家ツヴェタン・トドロフと結婚し、2人の子供を儲ける。2010年にスイスの画家ガイ・オバーソンと出会い、トドロフとは2014年に離婚した。
最初の小説『Les Variations Goldberg』(1981年)がコントルポワン賞(Prix Contrepoint)を受賞し、フェミナ賞にもノミネートされる。以来、フランス語と英語の両方で小説を発表している。
1993年、カナダ総督文学賞フランス語フィクション部門賞(en)を受賞。2006年、『 Lignes de faille』(邦題『時のかさなり』)でフェミナ賞を受賞した。
1996年、『暗闇の楽器』で高校生のゴンクール賞受賞。
主な著書
- 『愛と創造の日記』(高頭麻子訳、晶文社) 1997年
- 『天使の記憶』(横川晶子訳、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2000年
- 『時のかさなり』(横川晶子訳、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2008年
- 『暗闇の楽器』(永井遼,いぶきけい訳、水声社) 2010年
- 『赤外線』(いぶきけい訳、水声社、叢書フィクションの楽しみ) 2011年
- 『草原讃歌』(永井遼訳、水声社、叢書フィクションの楽しみ) 2013年
参考文献
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2022/08/08 04:44 UTC (変更履歴)
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