溝口勇児 : ウィキペディア(Wikipedia)
溝口 勇児(みぞぐち ゆうじ、1984年11月23日 - )は、日本の起業家、投資家。WEIN GROUP、BACKSTAGEおよび3DPhantomの代表取締役社長(CEO)。BreakingDownのCOO兼国内事業代表。東京都出身。
略歴
東京都足立区に生まれる。自身が3歳のころに両親が離婚し、父が借金を残して失踪したのちに自殺する。母子家庭で育つも、家が自己破産するほど貧しく、小学生時に新聞配達、中学生時には運送業、高校生時には複数のアルバイトを掛け持ちして働き、自ら学費を稼いで高校に通っていた。住み込みで働く母に連れられて、17歳までに10回ほど転居する。練馬区立八坂小学校、練馬区立八坂中学校、埼玉県立朝霞西高等学校を卒業。
スポーツや身体能力に自信があったことから、高校在校時(17歳)にフィットネスクラブのパーソナルトレーナーとして働くようになり、プロ野球選手やプロバスケットボール選手、芸能人など、延べ数百人を担当した。同フィットネスクラブの経営悪化を受けて24歳で支配人を任される。
フィットネスクラブでの経験を生かして、2012年の4月11日にフィットネス、ヘルスケア関連の会社「FiNC」を創業し、代表取締役社長(CEO)に就任。FiNCでは、アプリのダウンロードが累計約1000万を突破。2014年の夏ごろにベンチャーキャピタルを利用した経営に方針を変える。その後、会社の経営陣との方針の違いから2020年3月にFiNCを退任する。
2020年5月、本田圭佑、高岡浩三とともに「ウェルビーイングの社会を作る」を目的としたファンド、WEIN GROUPを設立。同年12月1日に経営陣からパワハラ、不正な資金の使途などを問題として、代表退任要求を突きつけられる。
2022年に3Dホログラムサイネージの企業「3DPhantom」のCEOに就任。金融庁が定める有価証券だけで10億円以上の資産を持つ者のみが認定される適格機関投資家でもある。
BreakingDown
2021年にエンターテインメントテック企業の「BACKSTAGE」を創業し、2021年後半から共同経営者としてBreakingDownに参画。BreakingDownでは運営統括を経てCOO兼国内事業代表に就任。また、2023年からは選手として出場する機会もあり、「BreakingDown8」で空手全日本チャンピオンの経歴を持つ土屋悠太に勝利、「BreakingDown10」で超10人ニキ神にKO勝利、「BreakingDown13」で溝口のアンチとしてオーディションに登場したしょーやにKO勝利、「BreakingDown14」でSATORUにKO勝利した。
戦績
アマチュアキックボクシング
受賞
- 日経ビジネス「若手社長が選ぶベスト社長」
- WIRED Audi INNOVATION AWARD 2018 (2018年)
- BreakingDown Award 2024「年間最高試合賞 (vs. SATORU「BreakingDown14」)」(2024年)
- FiNCの受賞
- AppStore& Googleplay ヘルスケア部門 1位
- Googleplay ベストオブ2018自己改善部門 大賞受賞
書籍
単著
- 持たざる者の逆襲 まだ何者でもない君へ (2023年12月20日、幻冬舎、ISBN 9784344042056)
掲載
- 起業家のように考える。-ゼロからはじめるビジネス成功の方程式/田原 総一朗 (著)
- スタートアップ列伝 ニッポンの明日を拓く30人/日経コンピュータ (編集)
注釈
出典
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/01/18 19:37 UTC (変更履歴)
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