實吉達郎 : ウィキペディア(Wikipedia)
實吉 達郎(さねよし たつお、1929年11月29日 - 2025年9月23日)は、日本の動物研究家、作家。未確認動物「UMA」の命名者として知られる。
シャーロック・ホームズの研究家でもあり、日本シャーロック・ホームズ・クラブ会員である。
経歴・人物
子爵實吉安純の孫として広島県TBS「アカデミーナイト」 毎週木曜日深夜放送プロフィール | 世界一受けたい授業(父の赴任地・呉市實吉達郎オフィシャルサイト 自己紹介)に生まれる。学習院幼稚園から学習院初等科、学習院中等科を経て、東京農業大学卒業後、宮内庁下総御料牧場、野毛山動物園に勤務。
1955年から1962年までブラジルで動物を研究。帰国後、動物作家として活躍。また、数多くのテレビ番組に出演している。
娘はシンガーソングライターのさねよしいさ子、風水鑑定士の佐々木啓乃本人ブログ、2017-05-09。
2025年9月23日、東京都町田市の自邸にて老衰のため死去。。訃報はミステリー作家の北原尚彦の公式X(旧Twitter)により公表された。
著書
- 『野生動物をもとめて テレビ取材班とともに』大日本図書、大日本ジュニア・ノンフィクション、1974年
- 『動物から推理する邪馬台国』文化出版局、1975年
- 『UMA 謎の未確認動物』スポーツニッポン新聞社出版局、1976年 - 本書にて初めて「UMA」という言葉が使用された。
- 『イヌ』講談社カラー科学大図鑑、1980年
- 『シャーロックホームズの決め手 - ガス燈に浮かぶ永遠の名探偵 』青年書館、1980年
- 『シャーロック・ホームズの情報活用学 収集・推理・解決の全戦術』PHP研究所、1982年
- 『365日昆虫なぜなぜ事典』啓明書房、1983年、のち改訂新版、1984年
- 『おもしろ昆虫ランド』啓明書房、1985年
- 『おもしろ動物ランド』啓明書房、1985年
- 『サーベルタイガー 古代の牙王』石田パンリサーチ出版局、1986年
- 『サバンナのおさな友だち』ノンフィクション読物5、実業之日本社、1987年
- 『動物故事物語』上巻・下巻、河出文庫、1988年
- 『シャーロック・ホームズと金田一耕助』毎日新聞社、1988年
- 『ネコの博物誌』東京図書、1988年
- 『新史・動物行動記 ゾウがラクダに水を飲ませた!』ビジネス社、1989年
- 『動物興亡ミステリア進化史 かつて鳥獣大戦争があった!?』ビジネス社、1990年
- 『サーベルタイガーとマンモスはどちらが強かったか 古代猛獣たちのサイエンス』不二本蒼生挿絵、PHP研究所、1990年
- 『キリンの首はなぜ長いのか 動物進化の謎にせまる』PHP研究所、1990年
- 『西遊記動物園』六興出版、1991年
- 『世界空想動物記 なぜ人間は彼らを誕生させたのか?』PHP研究所、1992年
- 『不思議ビックリ 世界の怪動物99の謎』二見書房、二見WAiWAi文庫、1992年
- 『「不思議 - なぜ?」動物おもしろ百科』三笠書房、知的生きかた文庫、1992年
- 『本朝美少年録』光風社出版、1993年
- 『トラ vs ライオン 百獣の王決定戦シミュレーション』光風社出版、1994年
- 『アフリカ象とインド象 陸上最大動物のすべて』光風社出版、1994年
- 『動物の超不思議能力 大災害の予知と動物たち』日本テレビ放送網、1995年
- 『三國志V 武将FILE』光栄、1996年
- 『中国妖怪人物事典』講談社、1996年
- 『豪傑水滸伝 梁山泊一〇八星の世界』コーエーテクモゲームス、1997年
- 『古代猛獣たちのサイエンス 恐竜から人類まで、興亡の大ロマン』PHP文庫、1997年
- 『封神演義大全』KODANSHA SOPHIA BOOKS、1998年
- 『怖くて読めない水滸伝 中国の残虐・猛悪の英雄たち』講談社+アルファ文庫、 2000年
- 『人類はいつから強くなったか 古代猛獣との死闘』祥伝社黄金文庫、2001年
- 『おもしろ動物学者實吉達郎の動物解体新書』新紀元社、2004年
- 『UMA(未確認動物)解体新書』新紀元社、2004年
- 『U.M.A./E.M.A.読本』新紀元社、2005年
- 『ウソつきな生き物』(著・監修:来栖美憂、青春出版社、PLAY BOOKS INTELLIGENCE、2005年
- 『中国の鬼神 - 天地神人鬼』不二本蒼生画、新紀元社、2005年
- 『本当にいた不思議な生き物 人類と動物の祖先たち』PHP研究所、2006年
- 『アラビアンナイトストーリー』新紀元社、2006年
- 『おもしろすぎる動物記 六時虫、凶暴なブタ、伝説の毒鳥、陸を行く魚…』ソフトバンククリエイティブ、サイエンス・アイ新書、2008年
- 『左ききのトリセツ(取扱説明書)』グラフ社、2008年
- 『危険生物超百科』ポプラ社(これマジ?ひみつの超百科1) 2014年
- 『へんな生きもの超百科』ポプラ社(これマジ?ひみつの超百科4)2014年
- 『妖怪大百科 元祖』竹書房、2014年
- 『日本人と動物の歴史 日本人にとって動物とは何か』カンゼン、2020年
- 『いきもの必殺技図鑑』カンゼン、2021年
- 『激震バトル!外来 vs 在来 最強生物決定戦』新星出版社、2022年
「本当にいる」シリーズ
- 『本当にいる世界の「超危険生物」案内』笠倉出版社、2012年
- 『本当にいる地球の「超巨大生物」案内』笠倉出版社、2013年
- 『本当にいる地球の「殺人植物」案内』笠倉出版社、2013年
- 『本当にいる世界の「新種生物」案内』笠倉出版社、2014年
- 『本当にいる地球の「寄生生物」案内』笠倉出版社、2014年
- 『本当にいる世界の超危険生物大図鑑』笠倉出版、2015年
「最強王図鑑」シリーズ
「最強王図鑑シリーズ」全14冊のうち、下記第一期から第二期の監修を担当(Gakken)
- 『動物最強王図鑑』
- 『絶滅動物最強王図鑑』
- 『恐竜最強王図鑑』
- 『妖怪最強王図鑑』
- 『昆虫最強王図鑑』
- 『幻獣最強王図鑑』
- 『異種最強王図鑑』
論文
- 国立情報学研究所収録論文 国立情報学研究所
出演
テレビ番組
- ビートたけしのTVタックル
- 世界一受けたい授業
- ザ・ベストハウス123
- ビートたけしの禁断の大暴露!!超常現象(秘)Xファイル
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/11/01 05:18 UTC (変更履歴)
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.