鈴木敦 : ウィキペディア(Wikipedia)

鈴木 敦(すずき あつし、1988年(昭和63年)12月15日 - )は、日本の政治家。参政党所属の衆議院議員(2期)。

教育無償化を実現する会国会対策委員長などを歴任。

来歴

川崎市中原区下沼部で生まれ育ち、現在も川崎市中原区に在住。

聖徳学園高等学校卒業、駿河台大学を中退後、民間企業や時計店、予備自衛官、非正規雇用で日本航空地上職員、樋高剛「タウンニュース中原区版」10月15日号事務所スタッフ、自由党職員を経て、(旧)国民民主党の国会対策員会担当職員を務める。

2021年10月7日、(現)国民民主党から同月31日投開票の第49回衆議院議員総選挙において神奈川10区から県内唯一の公認候補として立候補することが発表された。公示直前の駆け込み出馬となったこともあり選挙区では自民党の田中和徳などに敗れ4人中最下位となったが、重複立候補していた比例南関東ブロックで復活当選した。

2023年1月、小選挙区の区割り変更に伴い川崎市中原区が神奈川10区から神奈川18区に移行することを受け、次期衆院選では18区から立候補する意向であることが報じられた。

2023年11月30日、前原誠司らと共に国民民主党へ離党届を提出し、新党「教育無償化を実現する会」の結成に参加する意向を示した。鈴木は国会対策委員長に就任する。鈴木が代表を務めていた国民民主党神奈川県連は、12月2日に鈴木が申し出た11月30日付での県連代表辞任を受理せず、解任と除籍を決定した。その後、同年12月13日の国民民主党両院議員総会で、提出されていた離党届を受理せず「党の結束を乱した」事により、党からも除籍処分となった。なお、鈴木は比例選出議員のため、党から衆議院議員の辞職勧告も併せて受けている。

2024年10月3日、第50回衆議院議員総選挙においては参政党から比例南関東ブロックの単独候補として立候補することが発表された。なお「教育無償化を実現する会」所属の他の議員は日本維新の会に合流するが、選挙区競合などのため鈴木のみ、参政党に入党することとなった。10月27日の開票の結果、参政党が比例南関東ブロックで1議席を獲得したため、当選した。

人物

  • 1988年(昭和63年)生まれ初の国会議員であり、昭和生まれの国会議員では最も若い。初当選当時は同期当選の馬場雄基、土田慎に次いで3番目に若い国会議員だった(それまでの最年少の国会議員は愛知県選挙区の安江伸夫参議院議員だった)。その後、2023年4月の衆議院補欠選挙で岸信千世が当選してから4番目に若い国会議員となった。
  • 国会では外務委員会と北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会に所属。
  • 非正規労働者から政治家になった経緯や、駆け込み立候補にもかかわらず当選したことから、榛葉賀津也国民民主党幹事長から「令和一番運の良い男」と評された。

選挙

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/11/11 14:45 UTC (変更履歴
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