比江島慎 : ウィキペディア(Wikipedia)

比江島 慎(ひえじま まこと、1990年〈平成2年〉8月11日 - )は、日本のプロバスケットボール選手。東京オリンピック バスケットボール男子日本代表。B.LEAGUE・宇都宮ブレックス所属。

2021-22シーズンにはB.LEAGUE 2021-22 CHAMPIONSHIP MVPを受賞。「比江島ステップ」と呼ばれる独特なリズムのドライブや、3Pシュートなど様々な得点パターンを持つ。ポジションはシューティングガード。背番号6。福岡県古賀市出身。

経歴(学生時代)

小学校では福岡県古賀市の古賀ブレイスに所属する。福岡市立百道中学校ではエースとして活躍し、福岡県選抜に選出。 2006年4月、京都の洛南高等学校に進学。 1年時の第37回ウインターカップ(全国高等学校バスケットボール選手権大会)では北陸高校を破り優勝。 2年時の第38回ウインターカップの決勝戦では28得点を記録して2連覇に貢献。 3年時の第39回ウインターカップでも優勝し、男子では史上2校目となるウィンターカップ3連覇に貢献。 2009年4月、青山学院大学に進学。インカレ(全日本大学バスケットボール選手権大会)では2010年と2011年の2年連続優勝。4年時の2012年に日本代表に初選出。

経歴(プロキャリア)

2013年4月、アイシンシーホース三河(現:シーホース三河)に入団。プロ1年目の2013-14シーズンには、NBLルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞。2016年、第91回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会で優勝。2015-16シーズンには、NBLシーズンベスト5を受賞。2016年にB.LEAGUEが開幕。2016-17、2017-18と2シーズン続けてB.LEAGUEシーズンベスト5を受賞。2017-18シーズンにはB.LEAGUE2017-18シーズンMVPを受賞。2018-19シーズンにはオーストラリアリーグNBL、2019年にはNBAサマーリーグでニューオーリンズ・ペリカンズにてプレーするなど海外挑戦も経験。2019年より宇都宮ブレックスでプレーし、2020-21シーズンにはB.LEAGUEシーズン最高勝率、B.LEAGUE FINALS 2020-21進出に貢献。2021-22シーズンにはエースとしてチームを優勝に導き、B.LEAGUE 2021-22 CHAMPIONSHIP MVPを受賞。

日本代表

2012年に日本代表に初選出。2016年、FIBA男子オリンピック世界最終予選(OQT)に出場。FIBAバスケットボールワールドカップ2019出場。2021年、東京オリンピック日本代表に選出。オリンピック直前のフランス(東京オリンピックで準優勝)との国際強化試合では、FG3本全て、FTも8本中7本を決めて15得点の活躍バスケ日本代表の勝利のキーマン、比江島慎、オリンピック本番に向け「ワールドカップの反省点を含めて出し切る」で、歴史的勝利に貢献。東京オリンピックでは全3試合に出場。日本代表のパリオリンピック出場権のかかるFIBAワールドカップ2023の17位〜32位決定戦ベネズエラ戦では第4クォーターに17得点を決める23得点2スティールの活躍で日本代表の逆転勝利に貢献した。

記録

レギュラーシーズン

|- | align="left" | 2013–14 | align="left" | アイシン | 53 || 5 || 30.4 || .501 || .462 || .762 || 3.1 || 2.9 || 1.1 || .3 || 11.8 |- | align="left" style="background-color:#afe6ba; border: 1px solid gray" |2014–15† | align="left" | アイシン | 42 || 36 || 29.3 || .466 || .294 || .738 || 2.9 || 3.0 || 1.3 || .3 || 10.2 |- | align="left" | 2015–16 | align="left" | アイシン | 51 || 51 || 32.6 || .493 || .369 || .771 || 3.2 || 2.9 || 1.3 || .4 || 14.3 |- | align="left" | B1 2016-17 | align="left" | 三河 | 59 || 55 || 29.1 || .474 || .420 || .769 || 3.1 || 3.4 || 1.2 || .4 || 12.9 |- | align="left" | B1 2017-18 | align="left" | 三河 | 55 || 44 || 25.9 || .505 || .395 || .760 || 2.9 || 4.1 || 1.2 || .5 || 12.9 |- | align="left" | 2018–19 NBL season | align="left" | Brisbane | 3 || 0 || .6 || .000 || .000 || .000 || .0 || .0 || .0 || .0 || .0 |- | align="left" | B1 2018-19 | align="left" | 栃木 | 29 || 7 || 23.3 || .502 || .429 || .653 || 2.2 || 3.5 || 1.1 || .5 || 9.9 |- | align="left" | B1 2019-20 | align="left" | 宇都宮 | 40 || 39 || 24.3 || .457 || .352 || .793 || 2.1 || 3.5 || 1.0 || .4 || 10.0 |- | align="left" | B1 2020-21 | align="left" | 宇都宮 | 42 || 20 || 18.9 || .479 || .342 || .744 || 1.5 || 2.3 || 0.7 || .2 || 8.4 |- | align="left" style="background-color:#afe6ba; border: 1px solid gray" |B1 2021-22† | align="left" | 宇都宮 | 51 || 51 || 22.0 || .494 || .420 || .710 || 2.2 || 3.7 || 1.1 || .4 || 11.5 |- | align="left" | B1 2022-23 | align="left" | 宇都宮 |54||52||23:36||.449||.434||.731||2.4||4.2||0.8||0.4||13.0 |- | align="left" | B1 2023-24 | align="left" | 宇都宮 |58||57||23:41||.469||.440||.778||2.5||3.7||0.8||0.2||12.6 |- |}

ポストシーズン

|- | align="left" | B1 2016-17 CS | align="left" | 三河 |5||5||28:12||.323||.083||.500||4.8||3.2||0.8||1.4||9.4 |- | align="left" | B1 2017-18 CS | align="left" | 三河 |4||4||32:51||.420||.100||.750||4.8||4.8||0.5||1.0||13.8 |- | align="left" | B1 2018-19 CS | align="left" | 栃木 |4||0||23:02||.514||.615||.733||1.8||2.0||0.5||0.3||14.3 |- | align="left" | B1 2020-21 CS | align="left" | 宇都宮 |7||0||21:46||.305||.321||.895||1.9||2.9||0.3||0.1||8.9 |- | align="left" | B1 2021-22 CS | align="left" | 宇都宮 |6||6||28:07||.466||.355||.767||2.7||5.2||1.8||0.0||18.7 |- | align="left" | B1 2023-24 CS | align="left" | 宇都宮 |3||3||33:22||.364||.278||.750||1.3||4.3||0.3||1.0||10.7 |- |}

アーリーカップ

|- | align="left" | EC 2019 | align="left" | 宇都宮 |3||3||18:44||.467||.600||.500||2.0||1.7||1.3||0.3||6.0 |- |}

人物

  • 「ステラリアン ・バスケットボール株式会社」所属。
  • 自身のブランド「M6H(エム シックス エイチ)」のプロデュースを行う。
  • オンラインサロン「まこドライ部」を運営している。
  • プロ野球観戦が趣味で、地元福岡の福岡ソフトバンクホークスの大ファン。

関連項目

  • 福岡県出身の人物一覧
  • 青山学院大学の人物一覧

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/11/20 01:59 UTC (変更履歴
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