田中壱征 : ウィキペディア(Wikipedia)

田中 壱征(たなか いっせい)は、日本の映画監督、脚本家、映像作家、音楽プロデューサー。

来歴

1994年 講談社・2&4モータリング社「ベストモータリング」の映像編集部に新入社員として勤務。月刊誌映像企画の内容は、黒沢元治や土屋圭一がレギュラー出演、神谷明がレギュラーナレーションをし、トヨタ・日産・三菱・メルセデス・ベンツ・BMW・フェラーリをはじめとするクルマの走りや性能差の映像化を行った。編集部時代に、JAF公認 国内A級ライセンスを取得しているが、グリップ走行より、ドリフト走行を率先していた。

退社後は、作家開高健沢木耕太郎書籍の影響を受け、20代の半分は海外生活を送った。

在住国は、ニューヨーク(米国)とバンコク(タイ王国)とロンドン(UK)。

1999年、インターネットがないに等しい時代に、バックパッカーで世界一周貧乏一人旅にも挑戦し、1ヶ月間はインド サイババの元で、自然哲学と宇宙学の修行に励んだ。

2歳から両親を失い、10代で育ての祖父母も亡くした経緯があり、「亡くなった家族への喪失感を取り除きたく、新しい自分で、海外生活でとにかく前を向きたかった」とAERA(朝日新聞)とニューヨークINFOインタビューで答えている。

日本に本帰国後、ヴェルファーレのファイナルステージやTGCなどエンターテイメント業界に身をおいていたが、2010年、富良野塾 倉本聰の影響を大きく受け、映像界に戻り、映画監督への道を決断している。

2012年、演出家:遠藤理史西浦正記の商業舞台制作に携わり、同時期に、商業映画の脚本を本格的に始め、2015年に長編オムニバス映画「Tokyo Loss」製作スタートで映画監督デビューした。

2018年3月は、タイ王国 バンコク、5月にはニューヨーク マンハッタン、6月はミャンマー ヤンゴンにて、映画「Tokyo Loss」を凱旋上映を果たした。

2017年10月は、監督/脚本を手がけた映画「Tokyo Loss」が釜山国際映画祭「釡山広域市議会友好作品」を認定授与。

2018年2月は、アメリカ合衆国 ハリウッドで毎年開催のオスカーアカデミー賞90th/エルトン・ジョン主催 foundation VIEWING PARTYに公式参加している。

同年10月は、フランス政府認定 フランス社会功労奨励章文化芸術部門では『オフィシエ勲章』を受章。

2022年3月30日付で、監督/脚本を手がけた映画「ぬくもりの内側」が、厚生労働省推薦の映画となった。

2022年4月1日から、監督/脚本を手がけた映画「ぬくもりの内側」が、文化庁主催で全国各地の小中高等学校を対象に、授業として学習上映を重ねてきた。(文化芸術鑑賞・体験再興事業) 全国で、計約1万の生徒さんが鑑賞をした。

2023年4月16日は、監督/脚本を手がけた映画「風が通り抜ける道」(令和4年度沖縄県後援)が、沖縄国際映画祭にて、正式出品作品として選出。

同年5月22日 フランス SUPER SUTAR AWARDS CANNESでは、「BEST FILM AWARDS賞」を受賞した

同年5月21日・22日は、カンヌ国際映画祭 公式アテンドホテルHôtel Barrière Le Majestic Cannesに次ぐ、Hotel Barrière Le Gray d'Albionにて、映画「風が通り抜ける道」の特別披露上映を果たした。

5月23日(フランス現地時刻21:30) カンヌ国際映画祭 レットカーペットで初登場し、フランス国営放送(世界発信)で流れた。

2023年11月・12月 映画『ぬくもりの内側』がイオンエンターテイメント系列中心に一般劇場公開となる。 東京(板橋イオンシネマ)では、ロングラン上映(続映)となった。

2024年1月・2月 映画『風が通り抜ける道』がイオンエンターテイメント系列中心に一般劇場公開となる。 東京(板橋イオンシネマ)・大阪(シアタス心斎橋)では、国内東西ともにロングラン上映(続映)を達成した。

フィルモグラフィー

長編映画

MOVIE

  • 「パラさいる」(監督:2021年)出演:丈 (俳優)田村幸士南部虎弾、高橋ゆづき、市川博樹、原めぐみ、椎名まこ
  • 「ひとひらの花」(監督/脚本:2022年)出演:ケニー大倉、市川博樹
  • 「ひとつに会える街」現在劇/時代劇 会津若松市地域振興MOVIE(監督/脚本:2024年)

出演:大林素子(会津若松市観光大使)、モト冬樹 // 特別出演:三田佳子松平保久(会津松平家の14代当主)、室井照平(会津若松市長)

短編映画

  • 「Breathe-SOBIC」(監督/英語脚本 2014年 デンマーク/タイ王国)
  • 「上を向いてごらん」 - Tokyo Loss内(監督/脚本 2015年)
  • 「東京の片隅」 - Tokyo Loss内 (監督/脚本 2015年)
  • 「生きている記憶」 - Tokyo Loss内(監督/脚本 2016年)
  • 「笑顔の向こう側」 - Tokyo Loss内(監督/脚本2016年)
  • 「ファイティン!!」 - Tokyo Loss内(監督/脚本 2016年)

受賞/式典

  • 韓国:釜山国際映画祭 「釜山広域市議会友好作品」認定授与(2017年10月)
  • 台湾:アジア国際映画祭(台北)ノミネート(2017年11月)
  • USA Hollywood:オスカーアカデミー賞90th / エルトン・ジョン主催 foundation VIEWING PARTY 公式参加(2018年2月)
  • フランス:フランス政府認定 フランス社会功労奨励章文化芸術部門『オフィシエ勲章』受章(2018年10月)
  • 日本:ASIA GOLDEN STAR AWARDS 2018 ゴールデンアチーブ大賞受章(2018年11月)
  • 日本 沖縄国際映画祭にて、映画風が通り抜ける道が正式出品上映(4/16)
  • フランス カンヌ国際映画祭 特別会場Barrière Le Gray d'Albion にて、映画風が通り抜ける道を披露上映(正式出品認定までは届かず)
  • フランス SUPER SUTAR AWARDS CANNES 「BEST FILM AWARD賞」受賞
  • フランス カンヌ国際映画祭 レットカーペット登場 フランス国営放送(世界発信)で流れる(5月23日21:30)

ドキュメント

  • 東北復興支援ドキュメント福島県川内村 安倍晋三内閣総理大臣(2017年)- 撮影

商業舞台

  • ベロニカは死ぬことにした 演出:西浦正記(2012年) - 宣伝プロデュース
  • 夏の夜の夢2 演出:遠藤理史(2012年) - 製作 宣伝

TV出演

  • フジテレビ「いまハピ ~いまいちだけどHAPPY人生~」(2015年1月4日放送出演)
  • TBS「爆報! THE フライデー」 映画「Tokyo Loss」撮影(2015年6月12日放送出演)
  • 沖縄テレビ「ひーぷー☆ホップ」(2022年7月17日生放送出演)

参考文献

  • 議会新聞2016年5月号(第1538号)
  • 議会新聞2017年元旦特別号(1545号)
  • フジテレビ(2015年1月4日放送)「いまハピ ~いまいちだけどHAPPY人生~」 映画TokyoLoss撮影風景 出演:大林素子/田中壱征
  • TBS「爆報! THE フライデー」(2015年6月12日放送)映画「TokyoLoss撮影」 出演:シェリー/やや/原めぐみ/田中壱征
  • 週刊文春 (2022年5月19日発売号)渡辺裕之『ぬくもりの内側』

関連項目

  • 日本の映画監督一覧
  • 脚本家一覧
  • 千葉県出身の人物一覧

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/09/26 04:23 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「田中壱征」の人物情報へ