極美慎 : ウィキペディア(Wikipedia)

極美 慎(きわみ しん、7月26日『宝塚おとめ 2024年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、109頁。ISBN 978-4-86649-258-2。 - )は、宝塚歌劇団星組に所属する男役スター。

神奈川県横浜市、県立港北高等学校出身。身長175cm。愛称は「しん」、「かりん」。

来歴

2012年、宝塚音楽学校入学。

2014年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に100期生として入団『2014年 宝塚Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2015年、80頁。ISBN 978-4-908135-34-7。。入団時の成績は22番。月組公演「宝塚をどり/明日への指針/TAKARAZUKA 花詩集100!!」で初舞台。

2015年、組まわりを経て星組に配属。

2017年の「ベルリン、わが愛」で新人公演初主演。入団4年目、100期から初の新人公演主演者誕生となった。

2019年の「霧深きエルベのほとり」で2度目の新人公演主演。

2022年の「ベアタ・ベアトリクス」でバウホール公演初主演宝塚星組・極美慎のバウホール初主演作「ベアタ・ベアトリクス」開幕 スポーツ報知。宝塚星組・極美慎 初バウ主演「ベアタ・ベアトリクス」初日 「大切な時間を実感」 デイリースポーツ。。

2024年の「にぎたつの海に月出づ」で2度目のバウホール公演主演を務めることが発表された星組トップスター・礼真琴 武道館コンサート開催を発表 スポニチAnnex。。

2025年8月11日付で星組から花組へ組替えとなることが発表された。

人物

幼稚園から中学2年まで空手に明け暮れていた。

宝塚ファンの祖母が、思い出作りのために色々なものを見た方がいいと、宝塚バウホール公演に連れて行ってくれたのが、宝塚歌劇との出会い。中学3年で既に173cmあったため、「こんなに男らしくて輝いていて、背の高い女性が沢山いるんだ」と驚き、魅了された。

音楽学校を受験してから初めてバレエが必要と知る。初めての受験では不合格となるが、バレエ、声楽などを基礎から習い、再受験で合格を果たした。

主な舞台

初舞台

  • 2014年3 - 6月、月組『宝塚をどり』『明日への指針 -センチュリー号の航海日誌-』『TAKARAZUKA 花詩集100!!』

組まわり

  • 2014年11 - 2015年2月、宙組『白夜の誓い -グスタフIII世、誇り高き王の戦い-』『PHOENIX 宝塚!!-蘇る愛-』

星組時代

  • 2015年8 - 11月、『ガイズ&ドールズ』 - 新人公演:クロスビー(本役:紫藤りゅう)
  • 2016年1月、『鈴蘭(ル・ミュゲ)-思い出の淵から見えるものは-』(バウホール) - エティエンヌ/民衆男
  • 2016年3 - 6月、『こうもり』『THE ENTERTAINER!』
  • 2016年6月、『Bow Singing Workshop〜星〜』(バウホール)
  • 2016年8 - 11月、『桜華に舞え』 - 新人公演:辺見十郎太(本役:紫藤りゅう)『ロマンス!! (Romance)』
  • 2017年1月、『オーム・シャンティ・オーム-恋する輪廻-』(東京国際フォーラム) - アーミル・カーン
  • 2017年3 - 6月、『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 - 新人公演:アルマン・サン・ジュスト(本役:瀬央ゆりあ
  • 2017年7 - 8月、『オーム・シャンティ・オーム-恋する輪廻-』(梅田芸術劇場) - アーミル・カーン
  • 2017年9 - 12月、『ベルリン、わが愛』 - ボリス・エッフェンベルク/ベルリンの男、新人公演:テオ・ヴェーグマン(本役:紅ゆずる)『Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)』 新人公演初主演
  • 2018年2月、『うたかたの恋』 - フェルディナンド大公『Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)』(中日劇場)
  • 2018年4 - 7月、『ANOTHER WORLD』 - 桃太郎、新人公演:喜六(本役:七海ひろき)『Killer Rouge(キラー ルージュ)』
  • 2018年8 - 9月、『New Wave!-星-』(バウホール)
  • 2018年10月、『デビュタント』(バウホール) - オットー
  • 2019年1 - 3月、『霧深きエルベのほとり』 - アドリアン・エルメンライヒ、新人公演:カール・シュナイダー(本役:紅ゆずる)『ESTRELLAS(エストレ―ジャス)〜星たち〜』 新人公演主演
  • 2019年5月、『アルジェの男』 - アンドレ『ESTRELLAS(エストレ―ジャス)〜星たち〜』(全国ツアー)
  • 2019年7 - 10月、『GOD OF STARS -食聖-』 - シン、新人公演:ニコラス(本役:瀬央ゆりあ)『Éclair Brillant(エクレール ブリアン)』
  • 2019年11 - 12月、『ロックオペラ モーツァルト』(梅田芸術劇場・東京建物 Brillia HALL) - フランツ・ジュースマイヤ
  • 2020年2 - 3月、『眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜』 - イムイ、新人公演:管武将軍(本役:愛月ひかる)『Ray-星の光線-』(宝塚大劇場)
  • 2020年7 - 9月、『眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜』 - イムイ『Ray-星の光線-』(東京宝塚劇場)
  • 2020年12月、『シラノ・ド・ベルジュラック』(ドラマシティ) - ラグノオ
  • 2021年2 - 5月、『ロミオとジュリエット』 - マーキューシオ天華えまと役替わり。/パリス伯爵綺城ひか理と役替わり。
  • 2021年7月、『婆娑羅(ばさら)の玄孫(やしゃご)』(ドラマシティ・プレイハウス) - 権六/鳶頭<華宝塚>清く正しく美しく 極美慎(星組) 東京新聞。
  • 2021年9 - 12月、『柳生忍法帖』 - 香炉銀四郎『モアー・ダンディズム!』
  • 2022年2月、『王家に捧ぐ歌』(御園座) - ウバルド
  • 2022年4 - 7月、『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』 - ロナン・ヴェリタス・オンブル『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』
  • 2022年9月、『ベアタ・ベアトリクス』(バウホール) - ダンテ・ガブリエル・ロセッティ バウ初主演
  • 2022年11 - 2023年2月、『ディミトリ〜曙光に散る、紫の花〜』 - ミヘイル『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』
  • 2023年3 - 4月、『バレンシアの熱い花』 - ロドリーゴ・グラナドス伯爵『パッション・ダムール・アゲイン!』(全国ツアー)
  • 2023年6 - 8月、『1789-バスティーユの恋人たち-』 - マクシミリアン・ロベスピエール
  • 2023年10 - 11月、『ME AND MY GIRL』(博多座) - ジャクリーン・カーストン【宝塚】傑作コメディー「ME AND MY GIRL」開幕 水美舞斗と星組・暁千星が主演役代わり 日刊スポーツ。
  • 2024年1 - 4月、『RRR×TAKA"R"AZUKA〜√Bheem〜(アールアールアール バイ タカラヅカ〜ルートビーム〜)』 - ジェイク『VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)』
  • 2024年5 - 6月、『BIG FISH(ビッグ・フィッシュ)』(東急シアターオーブ) - ウィル・ブルーム宝塚 星組トップ礼真琴主演「BIG FISH」異例のチャーミングなイケオジ姿も デイリースポーツ。
  • 2024年8 - 12月、『記憶にございません!』 - 古郡祐『Tiara Azul-Destino-(ティアラ・アスール ディスティーノ)』宝塚 星組「記憶にございません!」礼真琴主演で三谷幸喜作品を舞台化「星組らしい作品」 デイリースポーツ。
  • 2025年1 - 2月、『にぎたつの海に月出づ』(バウホール) - 智積 バウ主演

出演イベント

  • 2014年4月、宝塚歌劇100周年 夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』ドンブラココーラス。
  • 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』コーラス。
  • 2019年12月、タカラヅカスペシャル2019『Beautiful Harmony』

TV出演

CM出演

受賞歴

  • 2019年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 新人賞『2019年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2020年、89頁。ISBN 978-4-86649-126-4。

注釈

出典

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/12/16 08:10 UTC (変更履歴
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