宮脇花綸 : ウィキペディア(Wikipedia)
宮脇 花綸(みやわき かりん、1997年〈平成9年〉2月4日 - )は、日本のフェンシング(フルーレ)選手。所属先は三菱電機株式会社フェンシング宮脇花綸はお嬢様学校→偏差値76超難関高の才媛!「顔立ち綺麗すぎる」髪ぬれたアイドル笑顔に反響、デイリースポーツ、2024年7月28日公開。
経歴・人物
東京都世田谷区出身。父は日本フェンシング協会元専務理事の宮脇信介。祖父は皇宮警察本部長や初代内閣広報官を務めた宮脇磊介。曽祖父は最後の官選埼玉県知事を務めた宮脇倫。大叔母(磊介の末妹)・千恵子は、サンウエーブ工業社長などを務めた中村久次の長男・雄一(山武ハネウエル元勤務)に嫁いでおり、子爵加納久朗や渋沢栄一、さらには中村雄一の妹・久美子を通じて第82・83代内閣総理大臣橋本龍太郎とも縁戚関係にある。
東洋英和女学院小学部、東洋英和女学院中学部、慶應義塾女子高等学校を経て、慶應義塾大学経済学部を卒業 宮脇 花綸/フェンシング SEIKO。2019年4月から2022年3月までマイナビ所属。
5歳の幼稚園児時代、5歳上の姉がフェンシングを始めた影響を受けて自分もやり始める東京で世界の頂点へ。頭脳派の美人フェンサー、宮脇花綸が描く未来Vol.1 King Gear is focusing on sports gear。小学校年代からフェンシングの大会に出場しており、小学校4年の時に第19回全国少年フェンシング大会(小学3~4年生の部女子)で優勝経験を持つ第19回全国少年フェンシング大会 フルーレ 日本フェンシング協会(旧サイト)【Internet Archives】。
2012年に、フランスのマラソン・フルーレの女子U-17カデットで優勝を飾るChallenge CEP Marathon Fleuret 2012 Cadets Dames Resultats Challenge CEP - Marathon fleuret 2012。
高校に進学した際にはフェンシングを続けるか、別の道を選ぶかで悩んでいたが、1年次の時にオリンピックメダリストである太田雄貴(現:日本フェンシング協会会長)と対面して太田から『オリンピックでメダルを獲る』ことを前提とした講話を聞き、本格的にフェンシングに打ち込むことを決める。
2014年南京ユースオリンピックではフルーレ日本代表に選出され 日本フェンシング協会、本大会では個人女子フルーレで(USA)と対戦した。延長戦にもつれ込む熱戦の末に力尽きて敗れはしたが、見事に銀メダルを獲得した慶応女子のフェンシング娘、宮脇が銀 日刊スポーツ 2014年8月18日。そして、ユースオリンピック大陸別団体戦では、江村美咲と共にアジア&オセアニア連合軍のメンバーとして活躍して金メダルを獲得した南京ユースオリンピック Tokyo 2020。また同年の世界ジュニア選手権(ブルガリア・プロヴディフ)では女子フルーレで銅メダルを獲得しているChamp du monde juniors-cadets International Fencing Federation 。
2015年4月、慶應義塾大学経済学部に入学。数学や理科などの科目が得意であったため理系の学部に内部進学することも考えたが、最終的に研究よりも剣に時間を費やす道を選んだ東京)HOPE/フェンシング・宮脇選手、朝日新聞デジタル、2016年3月30日公開、2022年10月22日閲覧。
2016年、ジュニアワールドカップ大会(ルーマニア・ティミショアラ)女子個人フルーレで優勝を飾ったCoupe du Monde Timisoara International Fencing Federation。
2018年、ジャカルタ・パレンバンアジア競技大会の日本代表選手に選出され、女子フルーレ団体戦で中華人民共和国を下して金メダルを獲得した女子フルーレ団体で初V フェンシング・23日 日本オリンピック委員会。
2019年4月、同競技の才藤歩夢と共にマイナビに入社女子フェンシング・宮脇花綸、新元号の五輪で一花咲かせる マイナビ入社式に出席、デイリースポーツ、2019年4月2日公開。同月19日時点で国内ランキング1位となったスマイルスポーツ・アスリートインタビュー 宮脇花綸(フェンシング) 「東京オリンピックの目標は2つの金メダル」、BBMスポーツ、ベースボール・マガジン社、2019年6月4日。
2022年10月21日に日本テレビで放送された『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?』において、10問+300万円への挑戦問題に全問正解を達成して賞金300万円を獲得した。なお、賞金は海外遠征費や道具代に充てる予定であるという。その後の放送で、賞金を遠征費などに充てていたことが本人出演のVTRで報告された。クイズ出演当時は所属先も決まっていない状態で(マイナビ所属は2022年3月まで)、活動費を稼ぐために、自ら逆オファーで出演。番組を機に、三菱電機への所属が決まった。「頭脳派フェンサー」とも評される。
2024年5月19日、パリオリンピック代表に選出されたことが発表された。
パリオリンピックのフェンシング女子フルーレ個人では、初戦でフランスのエバ・ラシュレーと対戦し10-15で敗れた。その後、現地時間8月1日に開催された女子フルーレ団体に東晟良、上野優佳、菊池小巻と出場し、3位決定戦でカナダと対戦した。1試合を終えたところで、残りの2試合をリザーブの菊池と交代し、最終的に日本が33-32の1点差で勝利して銅メダルを獲得。日本フェンシング女子で、個人・団体を通じて初めてのオリンピックメダル獲得となった【フェンシング】フルーレ団体が全種目通じて女子初メダル!アンカー上野優佳「長かったです」 パリ五輪、スポニチアネックス、2024年8月2日公開、2024年8月20日閲覧。
家族・親戚
宮脇家
- 高祖父・金一郎(生年不明)
- 長野県師範学校卒。上郷東小学校(現:飯田市立上郷小学校)元校長。
- 高祖母・千春(1877年(明治10年)1月2日生)
- 長野県師範学校女子部卒。児島直吉の長女。甥は三宜亭本館元社長の児島栄次。
- 曽祖父・倫(1904年(明治37年)3月5日生)
- 東京帝国大学法学部政治学科卒。内務・警察官僚。最後の官選埼玉県知事。
- 曽祖母・薫(1908年(明治41年)5月10日生)
- 長野町立長野高等女学校(現:長野県長野西高等学校)卒。父は長野県須坂中学校(現:長野県須坂高等学校)校長や岩村田町立岩村田高等女学校(現:長野県岩村田高等学校)校長を歴任した岩崎長思。
- 祖父・磊介(1932年(昭和7年)1月2日)
- 東京大学法学部卒。警察官僚。元皇宮警察本部長。元内閣広報官。
- 祖母・邦子(1935年(昭和10年)10月12日生)
- 日本女子大学卒。父は鉄道建設興業(現:鉄建建設)社長を務めた稲葉通彦。母は小岩井兼光の四女・かつろ。祖父は奈良女子高等師範学校名誉教授の稲葉彦六。曽祖父は剣術家で茨城師範学校撃剣部(剣道部)師範の松島茂承。
- 父・信介(1960年(昭和35年)12月7日生)
- 東京大学経済学部卒。Sasuke Financial Lab(サスケ・ファイナンシャル・ラボ)取締役。日本フェンシング協会元専務理事。
親戚
- 大叔父・松田一敏(1934年(昭和9年)7月12日生)
- 東京大学工学部卒。日本鋼管(現:JFEスチール)元専務。祖父・磊介の次妹・慶子の夫。
- 大叔父・中村雄一(1939年(昭和14年)2月20日生)
- 学習院大学理学部卒。山武ハネウエル(現:アズビル)元勤務。子爵加納久朗の孫で、サンウエーブ工業社長などを務めた中村久次の長男。第82・83代内閣総理大臣を務めた橋本龍太郎の妻・橋本久美子の兄。祖父・磊介の末妹・千恵子の夫。
- 大伯父・稲葉智彦(1931年(昭和6年)8月生)
- 慶應義塾大学法学部卒。三井精機工業元監査役。妻は男爵赤松範一の孫で、初代磐田市長を務めた赤松照彦の長女・満喜子。祖母・邦子の兄。
略系図
外部リンク
- セイコーサポートアスリート(宮脇花綸)
- Karin MIyawaki - International Fencing Federation
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/10/19 21:47 UTC (変更履歴)
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