ジェイク・エーデルスタイン : ウィキペディア(Wikipedia)
ジェイク・エーデルスタイン(アデルステインなどとも表記、Jake Adelstein、本名:Joshua Lawrence Adelstein、 - )は、米国ミズーリ州出身のユダヤ系アメリカ人https://www.npr.org/2009/11/09/120237244/an-american-in-japan-investigating-the-tokyo-viceのジャーナリスト、ルポライター。元読売新聞社会部記者。
来歴
1988年に渡日し上智大学で日本文学を専攻『Exposing the world of Japan's yakuza mafia』 2010年10月4日 BBC および 『This Mob Is Big in Japan』 2008年5月11日 ワシントンポスト 。1992年に外国人初の読売新聞の記者となった『Mr. Vice Guy』 2009年11月2日 タイム 。
本人いわく、山口組系後藤組組長後藤忠政の米国での肝臓移植手術に際してのFBI取引の件をすっぱ抜こうとしたことを後藤組に察知され、のちに示談の場で脅迫を受けたことから読売新聞社を退社し帰国した『FBI helped Japanese gangster to have life-saving transplant in US』 2008年5月31日 インデペンデント 。以来、米国と日本の両国において警察当局の保護下にあると自称している『This Mob Is Big in Japan』 2008年5月11日 ワシントンポスト 。現在は日本在住。
エーデルスタインは、出世作となった『Tokyo Vice』について、取材源の保護のために名前と国籍は変更しているが内容はすべて実際に起きたことであり、何の誇張もしていないと主張しているが、その内容の真実性についてはかねてから多くの疑問が投げかけられており、2022年4月にはハリウッド・レポーター誌にInsiders Call B.S. on ‘Tokyo Vice’ Backstory 2022年4月29日 ザ・ハリウッド・リポーター 、2023年6月にはベルギーのル・ソワール誌に虚偽であるとする告発記事が掲載された。暴力団事情に精通するジャーナリストの鈴木智彦は『Tokyo Vice』を「ほぼ信用しておりません」としている。
著書
- [[:en:Tokyo Vice: An American Reporter on the Police Beat in Japan|Tokyo Vice: An American Reporter on the Police Beat in Japan]] (2009年) ランダムハウス Pantheon Books
- 『トウキョウ・バイス ―アメリカ人記者の警察回り体験記―』(2016年、アマゾンドットコムの電子出版 )
- 『TOKYO VICE』としてテレビドラマ化された。
- 『トロピカルストーム作戦 ―FBIのユダヤ人系日系人の特別捜査官が暴力団組長を米国におびき出すまで―』(2015年、アマゾンドットコムの電子出版)
- 『地獄の沙汰もビットコイン次第: 仮想通貨の闇を追う』(2017年、アマゾンドットコムの電子出版)
- Tokyo Private Eye (2023年) 出版 - Tokyo Vice の続編。フランスで刊行。
出典
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/09/27 07:41 UTC (変更履歴)
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.