結城幸司 : ウィキペディア(Wikipedia)
結城 幸司(ゆうき こうじ、1964年4月 - )は、日本の版画家、木彫作家、アイヌ民族運動家、ロックシンガー。
略歴
アイヌ解放運動活動家の結城庄司の息子として生まれる。父が多忙で、母がいなくなり、神奈川県のおばのもとで育つ。高校卒業後、不動産会社に就職する。東京で、アイヌ民族運動に参加する。勤務していた会社が倒産のあと、建設会社や製菓会社と職をかえる。
札幌にいき、アイヌ伝統の帆船「イタオマチㇷ゚」の復元作業に参加するが、完成品が進水もせず展示品となるのに失望する。復元作業にたずさわった仲間とともに、2000年に、『アイヌアートプロジェクト』を設立する。2001年のカナダでの先住民カヌー大会に、再び造られたイタオマチㇷ゚で参加する。版画家としても活動している黒潮アートギャラリー~結城幸司。2008年1月13日、NHKのETV特集「僕たちのアイヌ宣言~民族と自分のはざまで」に出演するNHK-ETV特集1月13日。日本各地で公演活動も行っているアイヌ文化の今から未来へ~講師・結城幸司第18回日本健康教育学会~会場・東京大学医学部。
2008年7月1日から7月4日にかけて開催された「先住民族サミット」アイヌモシリ2008の実行委員会事務局長に選ばれる「先住民族サミット」アイヌモシリ2008~主催者からのメッセージ。アメリカ合衆国、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピン、ノルウェーなどの12ヶ国の22の先住民の代表をふくめ1500人ほどが参加した「先住民族サミット」アイヌモシリ2008で、先住民族の人権および民族自治権に関した「二風谷宣言」が採択される二風谷宣言-「先住民族サミット」アイヌモシリ2008。
家系
結城家は、代々釧路アイヌの首長を務めた家系から出ている。その家祖は結城徳造である。以下に略系図を示す。
- 6世祖:ヌマキラウコロ・エカシ(シナッキ・クル)
- 6世祖:コイヌンケ・フチ
- 高祖父:アマタッ・エカシ
- 曾祖母:ソワヌンケ・マッ
- 曾祖父:ワタモンクル - 和人。
- 祖父:結城徳造
- 祖母:キシヤ・マッ
- 父:結城庄太郎
- 母:結城ヨシ
- 姉:結城リツ
- 姉:結城シナ
- 兄:結城正義
- 結城庄司
- 子:結城幸司
- 幸司の妻:宇佐志穂
- 孫・結城舞
- 孫・結城陸
- 孫・結城泰
- 孫・結城智世
- 叔父:結城庄次郎
- 叔母:結城スズ
- 従兄弟:清一
- 高祖父:アマタッ・エカシ
※ソワヌンケマッの妹の系統、結城徳造の兄姉妹の系統については省略。
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/05/15 01:17 UTC (変更履歴)
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