佐藤正文 : ウィキペディア(Wikipedia)
佐藤 正文(さとう まさふみ、1947年 - )は、日本の演技トレーナー、演出家、俳優。尚美学園大学芸術情報学部客員教授。山形県出身。
来歴・人物
桐朋学園大学演劇専攻科卒業。1970年、劇団俳優座に入団。「安部公房スタジオ」の旗揚げに参加。1979年『仔象は死んだ』に出演、米国5都市を巡演。のちにフリーの俳優となり、俳優座劇場プロデュース、無名塾、地人会などの公演に多数出演。1996年コロンビア大学で開催された安部公房シンポジウムにおいて、演技術・安部公房システムを紹介。1997年シンポジウム・安部公房『演劇の仕事』及びワークショップ『安部公房システム』を旧メンバーとともに主催プロフィール[佐藤正文のブログ] 。2004年、2013年ギィ・フォワシィ演劇コンクールに於いて、演出した『ストレス解消センター行き』が最優秀賞を、2006年には『救急車』が優秀賞を受賞演劇コンクール最終結果[ギィ・フォワシイ・シアター] 。
尚美学園大学芸術情報学部及び日本大学芸術学部で指導する一方、私塾 A.T.ラボ(1985年創立)を主宰。芸能プロダクションavex、スターダスト・プロモーションなどでも演技レッスンを担当し、多数の俳優を育成する。
出演作品
映画
- 南極物語(1983年)
- ビルマの竪琴(1985年)
- 映画女優(1987年)映画作品[movie walker]
舞台
- ハムレット(俳優座)
- 戦争と平和(俳優座)
- 緑色のストッキング(安部公房スタジオ)
- ウェー(安部公房スタジオ)
- 案内人(安部公房スタジオ)
- 仔象は死んだ(安部公房スタジオ)
- マクベス(無名塾)
- 肝っ玉おっ母と子供たち(無名塾)
- リチャード三世(無名塾)
- 12人の怒れる男たち(俳優座プロデュース)
- 検察側の証人(俳優座プロデュース)
- はつ恋(地人会)
- 十二夜(仕事)
佐藤正文[桐朋学園芸術短期大学芸術科演劇専攻同窓会]
演出作品
- フェードル
- アンドロマック
- ダム・ウェイター
- ストレス解消センター行き (2004年、2013年)
- 救急車 (2006年)
- 夏の夜の夢 (2011年)
- 水の手紙 (2011年)
- 楽屋 (2012年)
- 風の又三郎 (2012年)
- にごりえ (2013年)
- どんぐりと山猫 (2013年)
- 注文の多い料理店 (2013年)
- グスコーブドリの伝記 (2013年)
- あら、救急車 (2014年)
- 夜まわり隊 (2014年)
- 走れメロス (2014年)
- 不思議の国のアリス (2014年)
- ロンリー・ハート (2014年)
- ビルマの竪琴 (2015年)
参考文献
- コーチ ジャンルーカ 安部公房スタジオと欧米の実験演劇 安部公房スタジオと欧米の実験演劇 (彩流社 2005年3月)
- 安部公房 新潮日本文学アルバム 51 (新潮社 1994年4月)
- 俳優座劇場三十年の歩み (俳優座劇場 1984年5月)
- 安部公房の劇場―七年の歩み (安部公房スタジオ 1979年7月)
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/05/03 13:39 UTC (変更履歴)
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