バズ・プーンピリヤ
タイの国立大学シーナカリンウィロート大学の芸術学部で舞台演出を学び、修士号を取得。卒業後に3年ほど短編映画や企業のCMなどを手がけた後、ニューヨークに渡ってグラフィックデザインを学ぶ。2011年に帰国し、12年に初長編映画監督作「Countdown」を発表。同作がタイのアカデミー賞と呼ばれるスパンナホン賞で脚本賞などを受賞し、アカデミー外国語映画賞のタイ代表作品にも選ばれるなど成功を収める。17年、実際にあったカンニング事件をモチーフにした長編監督第2作「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」が大ヒットを記録。年間興行収入第1位を記録し、スパンナホン賞では監督賞など史上最多12部門を受賞、中国を含むアジア数カ国でタイ映画史上最高の興収を更新するなど、さらなる成功を収め、国際的な活躍も期待される俊英として注目を集める。21年には、香港の名匠ウォン・カーウァイのプロデュースの下で長編監督第3作「プアン 友だちと呼ばせて」を発表した。