ラーナー・ダッグバーティ : ウィキペディア(Wikipedia)
ラーマナイドゥ・ダッグバーティ(Ramanaidu Daggubati、1984年12月14日 - )は、インドの俳優、映画プロデューサー、VFXコーディネーター、カメラマンで、「ラーナー・ダッグバーティ (Rana Daggubati)」または「ラーナー (Rana)」名義で活動している。ラーナーはテルグ語映画、タミル語映画、ヒンディー語映画で幅広く活動している。2004年にプロデューサーを務めた『Bommalata』でを受賞し、2006年にVFXコーディネーターを務めた『Sainikudu』ではを受賞しているThe multifaceted ‘leader'. The Hindu (12 February 2012). Retrieved 23 April 2016.。
2010年のテルグ語映画『Leader』で主演として映画デビューし、を受賞した。翌2011年の『Dum Maaro Dum』でヒンディー語映画デビューし、批評家から肯定的な評価を得た。2015年と2017年には、インド映画の興行記録を塗り替えた叙事詩的映画『バーフバリ 伝説誕生』『バーフバリ 王の凱旋』に出演し、悪役バラーラデーヴァを演じた。
人物
タミル・ナードゥ州チェンナイ出身で、父は映画プロデューサーの。ラーナーの生まれたはテルグ語映画界で活躍する著名な一家であり、祖父ダッグバーティ・ラーマナイドゥ(映画プロデューサー)、叔父ヴェンカテーシュ・ダッグバーティ(俳優)、従弟(俳優)などが知られている。
2016年、ラーナーは右目を失明しており、幼少期にL・V・プラサード病院で手術を受けていたことを公表した。現在の右目はドナー提供されたものであり、「左目だけで物を見ている」と語っている。2020年5月21日にブライダル・イベント会社の経営者ミヒーカ・バジャージとの婚約を発表した。
キャリア
テルグ語映画デビュー作となった『Leader』で主演を務め、同作は興行的な成功を収めた。翌年には『Dum Maaro Dum』でヒンディー語映画デビューを果たし、ザ・タイムズ・オブ・インディアは「颯爽としたデビュー」と報じた。また、同紙の「2011年期待の新人俳優」にも選ばれて、「2011年最も好ましい男性」の20位に入選している。同年に『Nenu Naa Rakshasi』でも主演を務めるが、興行的には失敗している。2012年に『Naa Ishtam』『Department』『Krishnam Vande Jagadgurum』に続けて出演し、『Krishnam Vande Jagadgurum』は興行的な成功を収めた。
2013年には『Arrambam』に出演してタミル語映画デビューを果たした。また、『若さは向こう見ず』ではカメオ出演している。同年から2つの大きな映画プロジェクト(『ルドラマデーヴィ 宿命の女王』『バーフバリ 伝説誕生』)に参加した。『バーフバリ 伝説誕生』で演じた悪役バラーラデーヴァは、から「映画の中で大きな変化を遂げる唯一の存在」として主人公バーフバリやヒロインのデーヴァセーナよりも面白いキャラクターと批評するなど高い評価を受け、国際的な知名度を得た。ラーナーはバラーラデーヴァを演じる際に、英国人俳優ダニエル・デイ=ルイスを意識して演じている。また、バラーラデーヴァを演じるためにトレーニングを行い、1日2時間以上のウェイト・トレーニングと有酸素運動を実施し、炭水化物とタンパク質中心の生活を送った。
フィルモグラフィー
出演
- Leader(2010年) - アルジュン・プラサード
- Dum Maaro Dum(2011年) - ジョキ・フェルナンデス
- Nenu Naa Rakshasi(2011年) - アビマニュ
- Naa Ishtam(2011年) - ガネシュ
- Department(2012年) - シヴ・ナラヤン
- Krishnam Vande Jagadgurum(2012年) - バブ
- 若さは向こう見ず(2013年) - ヴィクラム
- Something Something(2012年) - 本人役
- Arrambam(2013年) - サンジャイ
- Baby(2015年) - ジャイ
- Dongaata(2015年) - 本人役
- バーフバリ 伝説誕生(2015年) -
- ルドラマデーヴィ 宿命の女王(2015年) - チャールキヤ・ヴィーラバドラ
- Size Zero(2015年) - 本人役
- Bangalore Naatkal(2016年) - シヴァ・プラサード
- インパクト・クラッシュ(2017年) - アルジュン・ヴァルマー
- バーフバリ 王の凱旋(2017年) - バラーラデーヴァ
- Nene Raju Nene Mantri(2017年) - ジョゲンドラ
- Welcome to New York(2018年)
- [[:en:N.T.R: Kathanayakudu|N.T.R: Kathanayakudu]](2019年) - ナラ・チャンドラバブ・ナイドゥ
- [[:en:N.T.R: Mahanayakudu|N.T.R: Mahanayakudu]](2019年) - ナラ・チャンドラバブ・ナイドゥ
- (2019年) - パップー・ランジーラ
- Enai Noki Paayum Thota(2019年) - レーカ出演作の監督
- ハーティー 森の神(2021年) - ヴィーラバーラティ/ナレンドラ・ブパティ/スミトラナンダン
製作
- Bommalata(2004年) - 製作
- Sainikudu(2006年) - VFXコーディネーター
出典
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/08/23 12:47 UTC (変更履歴)
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