モナ・ファストボールド
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ノルウェーの首都オスロ出身。90年代後半から俳優としてTVドラマに出演するようになり、2003年にイタリア映画「Capo Nord」でスクリーンデビューを果たす。ナタリー・ポートマンが製作総指揮と主演を兼ねた「水曜日のエミリア」(09)に端役で出演するなど、俳優としても活動を続ける一方、「スリープウォーカー」(14)で長編映画監督デビュー。
「シークレット・オブ・モンスター」(15)と「ポップスター」(18)で公私ともにパートナー関係にあるブラディ・コーベット監督と共同脚本を手がけ、長編監督第2作「ワールド・トゥ・カム 彼女たちの夜明け」(20)でベネチア国際映画祭のクィア獅子賞を受賞した。同国際映画祭の銀獅子賞(最優秀監督賞)受賞作となった「ブルータリスト」(24)でもコーベット監督と共同脚本を執筆。同作はアカデミー作品賞ほか10部門にノミネートされ、ファストボールドも脚本家として脚本賞にノミネートされた。