マシュー・ハイネマン
2005年、ニューハンプシャー州のダートマスカレッジを卒業。現代アメリカの若者に焦点を絞ったドキュメンタリー「Our Time(原題)」(09・日本劇場未公開)で長編監督デビューを果たす。メキシコ麻薬戦争を追った「カルテル・ランド」(15)でアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされ、エミー賞3冠ほか多くのドキュメンタリー賞を受賞。続く「ラッカは静かに虐殺されている」(17)ではシリア内戦に肉薄し、市民ジャーナリスト集団RBSSとISの戦いに迫った。初の劇映画監督作品となった「プライベート・ウォー」(19)ではロザムンド・パイクを主演に迎え、世界中の戦地を取材した実在の女性記者メリー・コルビンの半生を描いた。ニューヨーク在住。