小野絢子 : ウィキペディア(Wikipedia)
小野 絢子(おの あやこ、1986年 - )は、東京都出身のバレリーナである。2007年に新国立劇場バレエ団に入団し、2011年からダンサーの最高位であるプリンシパルを務めている。
経歴
1986年、父の赴任先であるニューヨークで生まれる。1歳になる前に日本へ帰国し、以後東京で育つ。4歳のとき、バレエを習っていた姉の影響で、自宅付近にあった小林紀子バレエアカデミーへ通い始める。 小学生になってからは、同じく姉の影響で日本舞踊を習い始め、花柳千代に師事する。中学生になると、バレエと日本舞踊の両立が難しくなり、日本舞踊を止めてバレエに専念するようになるが、この時点ではプロを目指していたわけではなかった。
英語科の高校に進学した小野は、2年生の時にアメリカへ短期留学し、初めて2ヶ月間バレエのない環境に身を置く。このことがきっかけで、バレエを続けていきたいという意思を固め、プロのダンサーを志すようになった。高校2年生の終わりに初めてバレエコンクールに出場する。高校3年生のときにはフランスのマルセイユへ短期留学を繰り返し、に師事した。2004年、イギリスの舞踊検定機関が主催するで金賞を受賞する。
高校卒業後は、小林紀子バレエシアターの養成員となる。2005年4月から2年間、新国立劇場バレエ研修所の第3期研修生として学ぶ。研修修了後、新国立劇場バレエ団のオーディションに合格し、2007年9月にソリストとして入団した。
2008年2月、バレエ団のワシントン公演『ライモンダ』で初めてソロを踊る。同年11月には、振付家デヴィッド・ビントレーによる新作バレエ『アラジン』で主役デビューを果たす。入団から4年後の2011年、ダンサーの最高位であるプリンシパルに昇格した。
主なレパートリー
新国立劇場バレエ団での主なレパートリーは以下の通りである。
主な受賞歴
- アデリン・ジェニー国際バレエコンクール金賞(2004年)
- スワン新人賞(2010年)
- 芸術選奨文部科学大臣新人賞、舞踊批評家協会新人賞(2011年)
- 服部智恵子賞(2014年)
- 第38回橘秋子賞優秀賞(2016年)
- 芸術選奨文部科学大臣賞(2019年)
外部リンク
- 公式プロフィール
- 小野絢子 - 新国立劇場バレエ団
- 公式映像
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/05/06 02:10 UTC (変更履歴)
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.