ネイト・ジョーンズ : ウィキペディア(Wikipedia)

ネイサン・アンドリュー・ジョーンズNathan Andrew Jones, 1986年1月28日 - )は、アメリカ合衆国ケンタッキー州バトラー郡出身の元プロ野球選手(投手)。右投右打。

経歴

プロ入りとホワイトソックス時代

のMLBドラフト5巡目(全体179位)でシカゴ・ホワイトソックスから指名され、6月13日に契約。契約後、アパラチアンリーグのルーキー級でプロデビュー。13試合(先発10試合)に登板して0勝4敗、防御率5.13、42奪三振を記録した。

はA級で18試合(先発10試合)に登板して1勝7敗、防御率6.83、71奪三振を記録した。8月にA+級へ昇格し、2試合に登板した。

はA級カナポリスで開幕を迎え、13試合に登板。2勝0敗1セーブ、防御率2.41と好投し、5月にA+級ウィンストン=セイラム・ダッシュ2009年より球団名変更 へ昇格。A+級ウィンストン・セイラムでは32試合に登板し、2勝1敗、防御率3.65、43奪三振を記録した。

はA+級ウィンストン=セイラムでプレー。この年は先発に復帰し、28試合に登板。11勝6敗、防御率4.08、109奪三振を記録した。オフの11月19日にホワイトソックスとメジャー契約を結び、40人枠入りした。

2月27日にホワイトソックスと1年契約に合意し、3月14日にAA級バーミングハム・バロンズへ異動した。この年はリリーフに再転向し、AA級バーミングハムで42試合に登板。2勝3敗12セーブ、防御率3.27、67奪三振を記録した。

3月4日にホワイトソックスと1年契約に合意。スプリングトレーニング中のプレシーズン・ゲームでは11試合の登板で、0勝0敗1セーブ、防御率1.54と好投し、開幕ロースター入りを果たした。4月8日のテキサス・レンジャーズ戦で3番手として登板し、メジャーデビュー。この年にデビューした選手の中では最多、かつチーム内でマット・ソーントンに次ぐ2位となる65試合に登板し、8勝0敗、防御率2.39の好成績だった2012 Major League Baseball New Debuts - Baseball-Reference.com

2月22日にホワイトソックスと1年契約に合意。この年はチーム内でマット・リンドストロムに次ぐ2位の70試合に登板し、4勝5敗、防御率4.15、89奪三振を記録した。

3月1日にホワイトソックスと1年契約に合意。開幕後は2試合に登板したが、アウトを1つも取れず、4月4日に左臀部の故障で15日間の故障者リスト入りした。5月3日に60日間の故障者リストへ異動し、5月5日に顕微鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術を行った。7月29日にはトミー・ジョン手術を行い、残りの試合を欠場した。

1月15日にホワイトソックスと66万ドルの1年契約に合意した。この年は19試合でマウンドに登り、防御率3.32をマークした。19.0イニングで三振を27個奪って、自己ベストの奪三振率12.8を記録するなど、一定の復活ぶりを示した。

はアメリカンリーグ7位タイ及びチーム1位2016 Chicago White Sox Pitching Statistics - Baseball-Reference.com (英語) . 2016年10月26日閲覧。 の71試合に登板した。5勝3敗3セーブ、防御率2.29、28ホールド(ア・リーグ1位タイ)、WHIP0.89、奪三振率10.2という自己最高級の好成績を残し、完全復活を果たした。

はシーズン開幕前の2月9日に第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のアメリカ合衆国代表に選出されたUSA Baseball Announces 2017 World Baseball Classic Roster USABaseball.com: The Official Site of USA Baseball (2017年2月9日) 2017年3月16日閲覧。3月22日の決勝プエルトリコ戦に勝利し、初の優勝を果たしたAmerican Beauty: USA dominates PR in final World Baseball Classic (2017年3月22日) 2017年3月23日閲覧。シーズンでは右肘の手術を受けた影響で、11試合の登板にとどまった。

レンジャーズ傘下時代

7月31日にマイナー選手2名とのトレードで、インターナショナル・ボーナス・プール(海外選手契約金枠)及び金銭と共にテキサス・レンジャーズへ移籍した。オフの10月31日にFAとなった。

レッズ時代

1月14日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結んだ。7月22日にメジャー契約を結んで40人枠入りした。9月22日にDFAとなり、25日にFAとなった。

ブレーブス時代

2月9日にアトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。3月26日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。4月1日のフィラデルフィア・フィリーズとのシーズン開幕戦に登板し、ブレーブス移籍後初出場を果たした。5月7日にDFAとなり、10日に自由契約となった。

ドジャース時代

2021年5月14日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結び、傘下のAAA級オクラホマシティ・ドジャースへ配属された。5月21日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。6月13日にDFAとなり、19日にマイナー契約でAAA級オクラホマシティへ配属された。

投球スタイル

砲丸投げのような独特なテイクバックが特徴。 スリークォーターから、最速101.1mph(約163km/h)シーズン計測。・平均97mph(約156km/h)程度のツーシームと、決め球である88mph(約142km/h)程度のスライダーの2球種を中心に使用し、稀に76mph(約122km/h)程度のカーブ、86mph(約138km/h)程度のチェンジアップなども使用するFanGraphs.com2017年3月8日閲覧。。 2012年の速球の平均球速は97.6mph(約157.1km/h)で、50イニング以上投げた投手ではケルビン・ヘレーラ、アロルディス・チャップマンに次ぐ3位に入ったNate Jones Exceeding the Wildest of Expectations。しかし、2014年のトミー・ジョン手術からの復帰以降の最速は2015年の99.7mph(約160.5km/h)で、100mph以上は計測していない。

詳細情報

年度別投手成績

CWS65000080071.00030171.26743231655019192.391.38
70000045016.44431578.06952611898140364.151.22
200000000----50.02030000044--------
1900002206.5007219.01256002700773.320.95
71000053328.62527470.24871533807020182.290.89
11000010041.0004911.2916111510332.311.29
3300002256.50013730.02841503322014103.001.43
1300000112.0004710.11027111020443.481.65
CIN2100000104.0008618.2255612232013136.271.66
ATL1200000203.0005010.1831041710643.481.74
LAD800000003378.284200700988.311.15
'21計2000000206.0008719.01671241141015125.681.47
MLB:10年32500002216979.5791373329.02864012814133552811391263.451.26
  • 2021年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績

年度球団投手(P)
試合刺殺補殺失策併殺守備率
2012CWS656611.923
20137028001.000
201420000----
20151913001.000
20167131310.941
20171102001.000
20183302001.000
20191301011.000
2020CIN210000
2021ATL1210001.000
LAD80000
'21計2010001.000
MLB325133522.960
  • 2021年度シーズン終了時

背番号

  • 65(2012年 - 2019年)
  • 57(2020年)
  • 49(2021年 - 同年5月6日)
  • 41(2021年5月21日 - 同年6月15日)

代表歴

  • 2017 ワールド・ベースボール・クラシック・アメリカ合衆国代表

関連項目

  • メジャーリーグベースボールの選手一覧 J

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/04/27 22:46 UTC (変更履歴
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