ホリー・ワディントン
英国出身の衣装デザイナー。オックスフォード大学ラスキン絵画学校で美術を学ぶ。2007年、ジョー・ライト監督&キーラ・ナイトレイ主演「つぐない」のワードローブ・アシスタントとして初めて映画に携わり、「タイタンの戦い」(10)で衣装デザイナーとしての初仕事を手がける。
衣装デザイナーの巨匠ジョアンナ・ジョンストンのもと、衣装部門のクルーとしてスティーブン・スピルバーグ監督作「戦火の馬」「リンカーン」(ともに12)などで経験を積み、エル・ファニング主演作「ジンジャーの朝 さよならわたしが愛した世界」(12)やフローレンス・ピュー主演作「レディ・マクベス」(16)の衣装デザインを担当。
ヨルゴス・ランティモス監督作「哀れなるものたち」(23)の衣装では自由な発想で独創的な世界観を立ち上げ、第96回アカデミー賞で衣装デザイン賞を受賞した。