ケイト・ショートランド
オーストラリア出身。オーストラリアン・フィルム・テレビジョン&ラジオ・スクールを優秀な成績で卒業し、短編映画「Pentuphouse」(98)で監督デビューを果たす。豪TVシリーズ「The Secret Life of Us」(01~03)などのエピソード監督を務めた後、長編映画監督第1作「15歳のダイアリー」(04)がカンヌ国際映画祭のある視点部門に出品。第2次世界大戦直後のドイツでナチス高官の子どもたちがたどる過酷な運命を描いた人間ドラマ「さよなら、アドルフ」(12)や、旅先で出会った男に監禁された女性の脱出劇を描くサスペンススリラー「ベルリン・シンドローム」(16)で着実にキャリアを重ね、スカーレット・ヨハンソンがタイトルロールを演じるマーベル・シネマティック・ユニバース作品「ブラック・ウィドウ」(21)の監督に抜てきされた。