坂口理子 : ウィキペディア(Wikipedia)
坂口 理子(さかぐち りこ、1972年(昭和47年)5月16日 - )は、日本の脚本家。BSテレビ東京番組審議会委員。
神奈川県横浜市出身、早稲田大学第一文学部演劇専修卒業。アクラに所属していた。演劇ユニットテトラクロマットメンバー。
来歴・人物
東京都立八王子東高等学校、早稲田大学第一文学部演劇専修卒業。NHKエンタープライズ勤務を経て2000年に退社、シナリオ・センター東京本校にて脚本を学び、フリーの脚本家としてテレビドラマ、映画、舞台などの脚本を担当する。
2006年、『よいお年を』でテレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞優秀賞を受賞。また『おシャシャのシャン!』で第31回創作テレビドラマ大賞(日本放送作家協会主催)最優秀賞を受賞し、NHK長野放送局の制作により田畑智子主演で2008年1月にドラマ化される。
2008年、『フロイデ!〜歓喜の歌でサヨナラを〜』で第2回WOWOWシナリオ大賞優秀賞。後に小説化し、リンダブックスより2012年11月24日に刊行する。
2010年、『風に聞け』で第36回城戸賞入選。
2012年、演劇ユニット『テトラクロマット』旗揚げに参加。脚本を担当している。
『おシャシャのシャン!』を見た高畑勲監督からのオファーにより、2013年、映画『かぐや姫の物語』の共同脚本を担当高畑勲との共同脚本。。ノベライズ版を角川文庫より刊行する。
2014年、NHK連続テレビ小説『マッサン』に脚本協力として参加、スピンオフドラマ『マッサン スピンオフ 前編「すみれの家出〜かわいい子には旅をさせよ〜」』の脚本を担当する。
作品
テレビドラマ
- 警視庁捜査ファイル さくら署の女たち 第5話(2007年、テレビ朝日)
- おシャシャのシャン!(2008年、NHK)
- バンコックの微笑み(2010年、ABCテレビ)
- 最上の命医 第8話(2011年、テレビ東京)脚本協力。
- 私が恋愛できない理由(2011年、フジテレビ)山崎宇子との共同脚本。
- ドラマW 向田邦子 イノセント 第4話「愛という字」(2012年、WOWOW)
- 東野圭吾ミステリーズ(2012年、フジテレビ)
- 第1話「さよならコーチ」高橋幹子との共同脚本。
- 第5話「甘いはずなのに」
- 結婚しない(2012年、フジテレビ)
- 連続テレビ小説 マッサン(2014年、NHK)
- マッサン スピンオフ 前編「すみれの家出〜かわいい子には旅をさせよ〜」(2015年、NHK BSプレミアム)
- 赤と黒のゲキジョー おばさん弁護士 町田珠子(2015年、フジテレビ)
- 医師たちの恋愛事情(2015年、フジテレビ)
- ドラマ10 わたしをみつけて(2015年、NHK)森脇京子との共同脚本。
- 福岡発地域ドラマ いとの森の家(2015年、NHK)第42回放送文化基金賞 【番組部門】テレビドラマ番組部門 奨励賞 受賞作品。
- 連続テレビ小説 べっぴんさんスペシャルドラマ「恋する百貨店」(2017年、NHK BSプレミアム)
- 連続テレビ小説 べっぴんさん特別編「忘れられない忘れ物 〜ヨーソローの一日〜」(2017年、NHK BSプレミアム)
- 昔話法廷(NHK Eテレ)
- 第7話「『ヘンゼルとグレーテル』裁判 」、第8話「『さるかに合戦』裁判 」(2017年)
- 第9話「『ブレーメンの音楽隊』裁判 」、第10話「『赤ずきん』裁判 」(2018年)
- ドラマ10 女子的生活(2018年、NHK)
- スーパープレミアム 遙かなる山の呼び声(2018年、NHK BSプレミアム)山田洋次との共同脚本
映画
- リトル・マエストラ(2012年)
- かぐや姫の物語(2013年)※高畑勲との共同脚本
- メアリと魔女の花(2017年)※米林宏昌との共同脚本
- 恋は雨上がりのように(2018年)
- この道(2019年)
- フォルトゥナの瞳(2019年)
- チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~ (2022年)
- 僕が愛したすべての君へ(2022年)
- 君を愛したひとりの僕へ(2022年)
- 銀河鉄道の父(2023年)
舞台
- テトラクロマット公演
- 銀河廃線(2013年)
- その他の公演
- 劇団たいしゅう小説家 presents THE LIGHT STAFF(2009年)
書籍
小説
- フロイデ!〜歓喜の歌でサヨナラを〜(泰文堂、2012年11月24日、ISBN 978-4803003680)
- かぐや姫の物語(角川文庫、2013年10月25日、ISBN 978-4041010549)同名映画のノベライズ版。
- 恋する富士山(リンダパブリッシャーズ、2014年7月26日、ISBN 978-4803005875)アラキノゾミ(作画)との共著。
注釈
出典
外部リンク
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