ヨアキム・トリアー : ウィキペディア(Wikipedia)

ヨアキム・トリアーJoachim Trier, 1974年3月1日 - )は、デンマークのコペンハーゲンで生まれ、ノルウェーで活動する映画監督で、ラース・フォン・トリアーの遠縁にあたる。

略歴

2006年に『Reprise』で長編監督デビューを果たし、ノルウェー国内ではやAamot Statuetteを受賞し、さらにトロント国際映画祭、インタンブル、ロッテルダム、ミラノ、カルロヴィヴァリで上映され、国際的知名度を得た。

長編監督2作目『オスロ、8月31日』は第64回カンヌ国際映画祭のある視点部門でプレミア上映され、第84回アカデミー賞外国語映画賞のノルウェー代表候補の3本のうち1本であったが、最終的には選ばれなかった。上記2作は「オスロ三部作」の内の1作目と2作目に当たる。

2015年に公開された第3作目の『母の残像』は第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、2016年のアマンダ賞では監督賞、脚本賞、撮影賞、編集賞を受賞。同年に本作が日本で初めて公開となった。

2021年の第4作目にして「オスロ三部作」の最終章に当たる『わたしは最悪。』では、主演を務めたレナーテ・レインスヴェが第74回カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞し、第94回アカデミー賞では自身の脚本賞と国際長編映画賞にノミネートされた。

フィルモグラフィ

映画

題名クレジット備考
2006Reprise監督長編映画監督デビュー作品 オスロ三部作 1作目
2011Oslo, 31. augustオスロ三部作 2作目
2015Louder Than Bombs監督・脚本・製作総指揮
2017テルマThelma
2021わたしは最悪。The Worst Person in the Worldオスロ三部作 最終作
2025999号室Chambre 999出演ドキュメンタリー映画
2026センチメンタル・バリューSentimental Value監督・脚本

参考文献

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/11/16 15:36 UTC (変更履歴
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