ボストン・テラン : ウィキペディア(Wikipedia)

ボストン・テランBoston Teran、本名・生年非公表)は、アメリカ合衆国のイタリア系アメリカ人作家。ニューヨーク市サウス・ブロンクス生まれ。覆面作家であり、性別も不詳である。

1999年、『神は銃弾』(原題:God Is A Bullet )でデビュー。同作で英国推理作家協会賞の最優秀新人賞にあたるジョン・クリーシー・ダガー賞を受賞し、エドガー賞 処女長編賞の候補となった。日本でも日本冒険小説協会大賞を受賞したほか、このミステリーがすごい!で1位に輝いた。同作は2023年にニック・カサヴェテス監督で映画化された。

作品リスト

#邦題原題刊行年USA刊行年月Japan訳者出版社Japan
1神は銃弾God Is A Bullet1999年2001年9月田口俊樹文藝春秋〈文春文庫〉
2死者を侮るなかれNever Count Out The Dead2001年2003年9月
3凶器の貴公子The Prince of Deadly Weapons2002年2005年8月
4音もなく少女はThe World Eve Left Us 原稿完成時の原題は"Woman"。この作品は米国より先にフランスと日本で刊行されている。まず2006年に仏訳版"Trois Femmes"が刊行され、2010年に日本語訳版『音もなく少女は』が刊行された。米国での刊行は2012年になってからで、タイトルは"The World Eve Left Us"とされた。2012年2010年8月
5その犬の歩むところGiv - The Story of a Dog and America2009年2017年6月
6暴力の教義The Creed of Violence2010年2012年9月田口俊樹新潮社〈新潮文庫〉
7Gardens of Grief2011年
8The Cloud and the Fire2013年
9The Country I Lived In2013年
10By Your Deeds2016年
11ひとり旅立つ少年よA Child Went Forth2018年2019年8月田口俊樹文藝春秋〈文春文庫〉
12How Beautiful They Were2019年刊行予定

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/11/14 21:24 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「ボストン・テラン」の人物情報へ