神田紅 : ウィキペディア(Wikipedia)
神田 紅(かんだ くれない、1952年4月20日 - )は日本の講談師、エッセイスト。福岡県福岡市生まれ。サイバー大学客員教授。本名∶戸井田 和子『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.539。
経歴
福岡県立修猷館高校卒業東京修猷会 第630回二木会(2017年7月13日(木))、早稲田大学商学部中退。 既婚。
大学在学中に文学座研究所にいた。 その後、プロダクションに所属。市原悦子の付き人を二年担当。当時の名前は中原鐘子。 女優を経て、1979年に、講談師二代目神田山陽に入門した。
1989年、真打に昇進。旧本牧亭での幕引き真打披露を行う。同年、落語芸術協会に入会。
2002年、弟子の陽司、紅葉を伴い紅一門を旗揚げする。
2010年4月、日本講談協会会長に就任。
2017年、芸歴40年を迎えた。「古典講談の復活、創作講談や国語講談を分かりやすく伝えていきたい」と語った。
芸歴
- 1979年 - 二代目神田山陽に入門、「紅」を名乗る。
- 1989年 - 真打昇進、落語芸術協会に入会。
役職
- 2010年4月 - 日本講談協会会長
芸風
「芝居講談」はじめ「立体講談」など新たな取り組みに挑戦している。
オリジナル講談に『芝居講談マダム貞奴』、『マリリン・モンロー』、『オードリー・ヘップバーン』などがある。
モットーは、「講談には、笑いをどこかにいれなさい」。
弟子
真打
- 神田陽司 - 二代目神田山陽門下から移籍
- 神田紅葉
- 神田蘭
- 三代目松林伯知
二ツ目
- 神田紅佳
- 神田紅純 - 三代目神田松鯉門下から移籍
前座
- 神田紅希
著書
- 『神田紅の語って紅伝』(2004年8月、西日本新聞社)ISBN 978-4816705793
- 『神田紅 女の独り立ち』(2008年1月18日、産経新聞出版)ISBN 978-4863060418
テレビ出演
- 大江戸捜査網 第609話「恐怖! 妖しく誘う魔性剣」(1983年、テレビ東京 / 三船プロ) - 神田紅玉斎
- ニュードキュメンタリードラマ昭和 松本清張事件にせまる 第1回「昭和20年8月15日 終戦日の荷風と潤一郎」(1984年4月12日、テレビ朝日 / 近代映画協会)
- 遠山の金さんII 第7話「女講釈師・双肌脱いだ妖艶舞台!」(1985年、テレビ朝日 / 東映) ※高橋英樹版
- 落語天女おゆい(2006年) - 椎名冨士子 役
ラジオ出演
- 志の輔ラジオ 落語DEデート(2011年4月24日、文化放送)
- ラジオ深夜便(2017年5月19日、NHKラジオ第1/ミッドナイトトーク(2023年4月~偶数月第1週))
映画
- 女衒(1987年) - オツノ 役
- 時が乱吹く(1991年) - 語り
- 行楽猿(1993年) - ママ 役
関連項目
- 神田紅 (小惑星)
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/03/14 14:10 UTC (変更履歴)
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