ショーン・エバンス : ウィキペディア(Wikipedia)
ショーン・エヴァンス(Shaun Francis Evans、1980年3月6日 - )は、イギリスの俳優。代表作は『刑事モース〜オックスフォード事件簿〜』の主演エンデバー・モース役。
経歴
北アイルランド出身の家系だが、エヴァンス自身はリヴァプールで生まれ育った。父はタクシー運転手、母は病院でケアワーカーをしていた。11か月年上の兄がいる。奨学金を得てセント・エドワード・カレッジへ進み、1991年から1998年まで在籍、演劇を始めたのは学内のプロダクションでだった。
のコースを修了した後、17歳から18歳の頃にギルドホール音楽演劇学校で学ぶためにロンドンへ拠点を移す。
俳優としてのキャリア
初めて与えられた大きな役は、2002年にチャンネル4で放送されたコメディドラマ"Teachers" の第2シリーズで演じたゲイのフランス語教師ジョン・ポール・キーティング役であった。翌年、"The Boys from County Clare" で映画初出演、バーナード・ヒル、コルム・ミーニイ、アンドレア・コアーらと共演した。その後、『華麗なる恋の舞台で』(2004年)、"The Situation" (2006年)、『フローズン・タイム』(2006年)、"Gone" (2007年)、『BOY A』(2007年)、"[[:en:Telstar: The Joe Meek Story|Telstar: The Joe Meek Story]]" (2008年)、『プリンセス・カイウラニ』(2008年)、『』(2009年)などに出演。
テレビでは、2002年にドキュメンタリードラマ"The Project" 内でエリザベス1世を題材にしたミニシリーズでサウサンプトン伯爵を演じた。同作は後にアメリカ・PBSで2006年に、イギリス国内でも2006年1月に1つの作品として放送された。の舞台"Blue/Orange" にも出演した。他のテレビドラマ出演に"Murder City" 、"Ashes to Ashes" "The Take" など。演出の舞台"Kurt and Sid" でロックバンド・ニルヴァーナのボーカリスト兼ギタリスト、カート・コバーン役を演じた。
2012年、BBCの歴史ドラマ"Silk" でダニエル役を演じたほか、"The Last Weekend" に出演した。同年、『刑事モース〜オックスフォード事件簿〜』で主役のエンデバー・モース役に抜擢された。同作は、イギリスで20年以上放送された刑事ドラマ『主任警部モース』の若かりし頃を描いた作品である。主演の一方で全36話のうち、Case 25・28・31・34の4本の監督を務めた。
2015年1月から2月にかけてピーター・ソウターの舞台"Hello / Goodbye" に出演した。
監督・プロデューサーとしてのキャリア
2012年から主演している刑事モース〜オックスフォード事件簿〜シリーズではアソシエイトプロデューサーも担当。 BBCの長寿医療ドラマ"Casuality"の数話で監督を担当した後、刑事モース〜オックスフォード事件簿〜でS6E2"Apollo"(2019)とS7E1"Oracle"でも監督を担当している。
出演作品
年 | タイトル | 役名 | 備考 |
---|---|---|---|
2002 | Teachers | ジョン・ポール・キーティング | |
2003 | The Boys from County Clare | テディ | |
2004 | 華麗なる恋の舞台でBeing Julia | トム・フェネル | |
2006 | フローズン・タイムCashback | ショーン・ヒギン | |
2006 | Gone | アレックス | |
2007 | BOY ABoy A | クリス | |
2007 | Inspector George Gently | ローリー・エルトン | パイロット版 "George Gently" |
2009 | プリンセス・カイウラニPrincess Kaiulani | クライヴ・デイヴィーズ | |
The Take | ジミー・ジャクソン | ||
Ashes to Ashes | ケヴィン・ヘイルズ | ||
Dread | クエイド | ||
2011 | Wreckers | ニック | |
2012 | Whitechapel | スライ・ドリスコル | |
Silk | ダニエル・ロマス | ||
狂愛~ザ・ラストウィークエンド~The Last Weekend | イアン | ||
2012 - | 刑事モース〜オックスフォード事件簿〜Endeavour | エンデバー・モース | |
2014 | War Book | トム | |
2015 | The Scandalous Lady W | リチャード・ウォーズリー准男爵 | |
2021 | 原潜ヴィジル 水面下の陰謀Vigil | エリオット・グロウヴァー准尉 |
出典
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/12/17 12:55 UTC (変更履歴)
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.