山本亮 : ウィキペディア(Wikipedia)
山本 亮(やまもと りょう、明治27年(1894年)12月14日 - 昭和48年(1973年)2月18日)は、日本の実業家、漢詩人、政治家。鳥取県西伯郡境町長(17代)、町会議員。号大麓。鳥取県平民『人事興信録. 7版』(大正10年)や一〇九。
境町長、鳥取県議会議長等を歴任した山本熊吉の長男。
経歴
鳥取県西伯郡境町栄町(いまの境港市)出身。山本熊吉の長男『境港市史 上巻』(昭和61年、540頁)。
松江農林学校を卒業後、家業(醤油醸造)を継いだ。境電気会社設立等、実業界で活躍した。
昭和20年(1945年)4月23日、軍用船玉栄丸爆発事故が発生。山本町長は昼夜にわたる救援活動を指揮する一方で、軍に対して罹災者補償を請求、自ら現地調査に当たる等の尽力によってこの問題を解決した『境港市史 上巻』(昭和61年、541頁)。
人物像
趣味
茶道、琵琶、漢詩等趣味も多かった。
漢詩人として
村上松村(本名龍)の「第二次鷗社」に参加『境港市史 下巻』(昭和61年、297頁)。大正10年(1921年)には父碧湾に代わって「剪淞吟社(せんしょうぎんしゃ)」に加盟して活躍。
家族・親族
山本家
- (鳥取県西伯郡境町栄町(現境港市))
- 祖父・安九郎『人事興信録. 第8版』(昭和3年)ヤ一七三(醤油醸造業、政治家)
- 天保14年(1843年)11月生 - 没
- 明治32年(1899年)の『帝國實業名鑑』に「境町 醤油醸造業 山本安九郎 所得納税 開業三代」とある『復刻版 帝國實業名鑑』(昭和58年、56頁)。
- 父・熊吉(地主、政治家、漢詩人)
- 慶応3年(1867年)10月生 - 大正10年(1921年)2月没
- 姉・いちの(鳥取県人庄司廉弟繁二郎に嫁す)
- 明治24年(1891年)1月生 - 没
- 弟
- 妻・孝子(鳥取、石原以波保妹)
- 明治29年(1896年)9月生 - 没
- 男・登
- 二女・幾子
- 三女・節子
- 四女・仁枝
親戚
- 庄司廉(鳥取県多額納税者、農業・養蚕業、大地主、実業家、政治家) - 女優司葉子の伯父。
- 石原以波保(鳥取県多額納税者、農業、大地主、実業家、政治家)
- 倉光必明(地主、養蚕業)
参考文献
- 『境港市史 上巻』(昭和61年 540-541頁)
- 『境港市史 下巻』(昭和61年 296-297頁)
関連項目
- 玉栄丸爆発事故
- 山本熊吉
- 村上松村
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/11/06 08:34 UTC (変更履歴)
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.