大野真澄
大野真澄 : ウィキペディア(Wikipedia)
大野 真澄(おおの ますみ、1949年〈昭和24年〉10月23日深夜放送ファン(自由国民社)1973年10月号 p.16「ガロの履歴書」 - )は、日本のシンガーソングライター。IRc2 CORPORATION所属。通称・VOCAL(ボーカル)。1980年代から1990年代初期、大野 轟二(おおの とどじ)と名乗った時期もあった。
来歴・人物
- 愛知県岡崎市中町に生まれる『一番ディープな岡崎本 リバ!』(株式会社リバーシブル)2011年1月号、8-9頁 「大野真澄さん凱旋ライブ開催! ライブに先駆け、インタビューしちゃいました」。。生家は左官屋『中日新聞』2012年9月24日付朝刊、三河版、16面、「こころは三河 私の古里 大野真澄さん」。。弟が二人いる。岡崎市立根石小学校、岡崎市立甲山中学校「トップフォーラム21」2012年10月13日・オンデマンド放送FMおかざき、愛知県立愛知工業高等学校デザイン科卒業。イラストレーターを目指し、上京してセツ・モードセミナーに入学した。
- ダウンハーツ、東京キッドブラザース、ロックミュージカル『ヘアー』(堀内護とダブルキャストで、ウーフ役)を経て、1970年、堀内、日高富明とガロを結成。かまやつひろしに見いだされ、同バンドとしてデビュー。「学生街の喫茶店」(大野自身がリードボーカルを担当)、「君の誕生日」、「ロマンス」などのヒット曲を出す。
- 1976年、ガロ解散。
- 解散後ソロ活動を開始し、吉田拓郎、風などのツアーに参加(ちなみに当時の大野のバックバンドはTHE ALFEE)。
- 同時に作家活動も始め、あおい輝彦のヒット曲「あなただけを」の作詞を手がけ、大ヒットする。なお、同曲は現在伊勢正三、太田裕美、大野真澄の3人がなごみーずとして全国をまわっている『アコースティックナイト』コンサートで大野がカバーしている。
- その後も多岐にわたる音楽ジャンルで才能を発揮し、内田裕也、松田優作、三浦友和などのレコーディングに参加。手がけた仕事は多い。
- プロデュース等裏方の仕事をしていたが、1996年から歌手活動を再開した。東京・六本木のライブレストラン「スイートベイジル139」で定期的にソロライブを行っている。また、前述の『アコースティックナイト』コンサートを各地で開催。このコンサートの前述の3人は「なごみーず」と呼ばれるユニットを組んでおり、2007年12月2日コンサート会場と通販のみの限定リリースでライブ・アルバムのCD『アコースティックナイト』発売した。
- 2003年、映画『釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!』に出演し劇中にて、ガロ時代の楽曲「悲歌」(アルバム『吟遊詩人』に収録)を弾き語りした。
- 2006年11月29日に発売された『GARO BOX』では監修を担当。収録されているDVDの映像は、そのほとんどが当時、大野が自宅で録画し所有していたものが採用されている。
- 2009年2月、和幸のツアーのサポートメンバーとして、ギター・コーラスとしてツアーに参加した。アンコールで、「学生街の喫茶店」を披露した。
- 2009年10月28日、赤坂BLITZにてTHE ALFEEとのジョイントライヴ「大野真澄 還暦スペシャルライヴAS NOW~WHEN I’m 60~MASUMI OHNO WITH THE ALFEE」を行った。
- 2011年9月12日放送の『水戸黄門』(第43部)岡崎編に、「ごん助」役でゲスト出演した。
- 吉田拓郎の著書の中に、竹馬のようにヒールの高いロンドンブーツを履いていた、という記述がある。
- 書籍『学生街の喫茶店はどこに』 著者・里木陽市(アートデイズ・2007年)ISBN 978-4-86119-098-8 に企画協力。
- 2015年4月15日、フジテレビNEXTの「フォーク・デイズ 第92章 事実上の元祖お台場フォーク村 ~フォークソングは世代を超えて~」に出演。坂崎幸之助、加藤いづみ、森山直太朗、WaT、高城れに(ももいろクローバーZ)と共演。
- 2016年7月1日、出身地の愛知県岡崎市が市制100周年を迎え、記念式典にて岡崎市民栄誉賞を授与される市民栄誉賞 | 岡崎市ホームページ。
近年は「夢スター歌謡祭 春組対秋組歌合戦」に出演し、全国各地を回っている。
ディスコグラフィ
シングル
# | 発売日 | タイトル | B面 | 規格 | 規格品番 |
フォーライフ・レコード |
1st | 1976年9月25日 | 哀しみを口ずさむ時/空に星があるように | | EP | FLS-11 |
2nd | 1977年6月25日 | ラブソングはいらない | さよなら | EP | FLS-1004 |
3rd | 1978年9月5日 | ダンディ | マリア | EP | FLS-1031 |
東芝EMI / EXPRESS大野轟二 名義 |
4th | 1982年9月21日 | 泳ぐ人 | 恵子のテーマ(大野克夫BAND) | EP | ETP-17404 |
フェイスメディアラボ大野轟二 名義 |
5th | 1990年5月21日 | もっと近くに | それほど難しくはない | 8cmCD | FADP-4 |
6th | 1990年9月21日 | プレジャーマシーンTOKYO | 夢の不思議 | 8cmCD | FADP-6 |
アルバム
オリジナルアルバム
| 発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 |
フェイスメディアラボ大野轟二 名義 |
1st | 1990年10月21日 | Vocal | CD | FACP-2004 |
オーマガトキ |
2nd | 2000年10月21日 | 平凡なこと | CD | OMCA-5002 |
ミニアルバム
| 発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 |
IRc2 CORPORATION / VOCAL BOOTH |
1st | 2009年10月28日 | ワンパイントのラム酒に乾杯 | CD | FLOM-1001 |
ライヴ・アルバム
| 発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 |
IRc2 CORPORATION / VOCAL BOOTH |
1st | 2017年10月17日 | 大野真澄 〜GARO青春の旅路 Vol.1 | CD | IRC2-7110 |
カヴァー・アルバム
| 発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 |
フォーライフミュージックエンタテイメント |
1st | 2009年1月14日 | Vocal's Vocals | CD | FLCF-4266 |
映像作品
| 発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 |
アトス・インターナショナル |
1st | 2010年6月29日 | おんがく白書 大野真澄(元ガロ) | DVD | ATMG-811 |
タイアップ
曲名 | タイアップ | 収録作品 |
泳ぐ人 | 東映映画『野獣刑事』主題歌 | シングル「泳ぐ人」 |
恵子のテーマ | 東映映画『野獣刑事』挿入曲 |
楽曲提供
エピソード
- ガロのラストアルバム『三叉路』のタイトルは、大野が提案した。
- 後輩に当るTHE ALFEEの高見沢俊彦は大野に師事して作曲を学んだ。また、大野から譲り受けたMartin D-45を最近でも使い続けており、コンサートツアーでも披露する事もある。
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/07/30 12:45 UTC (変更履歴)
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