丹羽多聞アンドリウ : ウィキペディア(Wikipedia)

丹羽 多聞アンドリウ(にわ たもんアンドリウ、1964年4月6日 - )は、日本のドラマプロデューサー。本名も同じTV LIFE 丹羽多聞アンドリウの「テレビは冒険だ!」 » 誤字,2010年1月6日。BS-TBSメディア事業局長・統括プロデューサー英文肩書は、”President, Media Business Division, Executive Producer”。 Web TV Asia WebTVAsia’s ‘Rise of Asia’ Forum Unites Asian Media Entertainment Market、(2017年9月30日閲覧)。東京都出身。祖父は作家の丹羽文雄

略歴

  • 成蹊小学校、成蹊中学校・高等学校、成蹊大学法学部法律学科卒業。
  • 1987年、TBS会社法人としては現在のTBSホールディングス。放送局としては現在のTBSテレビ・TBSラジオ。に入社同期にはアナウンサーの長峰由紀、木場弘子、戸田恵美子や、のちJNNパリ支局長を務めた池田裕行などがいる。し、『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』でADを務めるなどしてキャリアを積む。
  • 1995年、月曜ドラマスペシャル『終戦50年特別企画 こちら捕虜放送局』にてドラマ初プロデュース。
  • 1997年、日曜劇場『理想の上司』にて連ドラ初プロデュース。
  • 2002年よりBS-i(現BS-TBS)ドラマプロデューサー。
  • 2008年よりBS-TBS統括プロデューサー
  • 2009年よりBS-TBS事業部長
  • 現在は、BS-TBSメディア事業局長・統括プロデューサー
  • 2023年年12月末日を持ってTBSを退社

人物

丹羽多聞アンドリウという名前は本名であり、名字が丹羽、名前が多聞アンドリウである。「多聞」は仏教用語であり、寺で育った祖父文雄が名付けた。「アンドリウ」はクリスチャンであるドイツ系アメリカ人の母親兵藤ゆきのおじゃましま〜ッす!週刊NY生活、2011年6月25日がイエス・キリストの弟子アンデレ(英語でAndrew)の名をとって名付けた。TBS社員の中で一番長い名前である。また、『ケータイ刑事 THE MOVIE』のメイキングでは、佐藤二朗から「日本一名前が派手なプロデューサー」と呼ばれている。ちなみに、ローマ字表記では「NIWA Tamon Andrew」https://bs.tbs.co.jp/koisuru/common/niwatamon.html。

特技は早口。スタッフが聞き取れずに困っている隙に、話をまとめてしまうという。欠点はせっかちなこと。口癖は「テレビは冒険だ!」「BS史上初の試み」。モットーは「大きな企画、小さな予算。」趣味はゴルフと舞台をみること。舞台は多い時で年50回ほどみる。

元々は映画監督を目指していて学生時代には自主映画も作っていた。しかし、当時フジテレビに勤務していた父親の「映画は斜陽だからやめとけTVにしろ」の一言でTBSに入社した。本人曰く作品が作れればよかったので映画でもTVでもどっちでもよかったとのこと。

雨男で撮影現場に行くとよく雨を降らせる。そのため現場から「来ないで」や「早く帰ってくれ」と言われたこともある。しかしプライベートでゴルフをした時は逆に晴れになる事が多い。

制作部門に就く前には報道部門の経験もあり、記者として現場中継などニュース番組に出演していた時期がある。2015年7月3日放送の『ひるおび!』では、西之島の火山活動の話題を伝えた際、1991年に西之島の現況をリポートした時の映像が流れた。

作風と特徴

  • 基本的にドラマ制作は原作物よりオリジナルドラマを好むが、ホラーだけは苦手なためホラードラマを制作する時は怪談新耳袋のように原作物をドラマ化している。
  • 本人いわく、ドラマや映画のキャスティングには3つの条件がある。1つ目は「演技力があるか(これはその時点で上手いかではなく、台本読みを3回やってもらい、その3回でどれだけ伸びるかで判断する)」、2つ目は「役に合っているか」、そして3つ目は「華、オーラがあるか」で、特に3つ目の「華、オーラ」があるかないかを最も重視していると話している2008年4月号「日経エンタテインメント!」(日経BP社)P29。
  • プロデューサーという裏方の人間ながら露出する機会が多い。自らがプロデュースしたドラマ『ケータイ刑事』に時折本人役で出演している。映画『ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密〜銭形姉妹への挑戦状』にも特別出演している。出演する理由は本人曰く自分が出演するとその作品がヒットするというジンクスがあるからとのこと。出演とは別にドラマのなかで自分の名前が使われることが多く、特に、ケータイ刑事シリーズでは必ずと言っていいほどドラマの中で自分の名前をもじったものが登場する(例:「多聞茶」「ひょっこりひょうたもん島」「キング・アンドリウ号」など)。舞台挨拶や制作記者会見、ドラマ関連のイベント等ではMC役をよくつとめる。また、人前に出る時はカーディガンを羽織ったステレオタイプなテレビマン風の姿であることが多い。

ドラマ、映画以外の活動

  • 過去にアニメ『探偵学園Q』『ゴーゴー五つ子ら・ん・ど』にプロデューサーとして参加したことがある。その後永らくアニメからは離れていたが、BS-TBS編成本部部長に異動してからは『あっちこっち』『さんかれあ』『恋と選挙とチョコレート』『この中に1人、妹がいる!』『武装神姫』『ささみさん@がんばらない』と立て続けにTBSテレビの深夜アニメ枠作品に企画として名を連ねるなど、再びアニメに関わるようになっている。
  • 楽曲の作詞をする事もあり、ケータイ刑事シリーズで使われた「泪の海」、「ヒコーキ雲」、「あした吹く風(銭形雷の主題歌)」、「ケータイ刑事(MOVIE2の主題歌)」等の作詞を担当している。
  • 2007年7月21 - 29日まで赤坂レッドシアターで行われた『ケータイ刑事 銭形海』の舞台版で、舞台演出に初挑戦した。2008年2月23 - 24日に東京グローブ座で行われた『ケータイ刑事 銭形海 シリーズ最後の舞台!!遂に公開!後悔しないよ!死の航海?!〜超豪華キングアンドリウII世号殺人事件』でも舞台演出をした。 2008年4月より『TV LIFE』web上で「TVは冒険だ!」というブログを執筆している(毎週水曜日更新)。
  • ハロー!プロジェクトに所属している(していた)メンバーを筆頭とする演劇女子部の舞台作品のプロデュースのほとんどはアンドリウが手掛けている。
  • 四日市市地域活性化アドバイザー、近畿大学客員教授なども務める。

代表作

ドラマ

TBS

  • オトコの居場所(1994年)
  • 揺れる想い(1995年、以上演出)
  • 硝子のかけらたち(1996年、AP)
  • 理想の上司(1997年)
  • 先生知らないの?(1998年)
  • PU-PU-PU-(1998年)
  • チープ・ラブ(1999年)
  • 恋の神様(2000年、以上プロデュース)

BS-i → BS-TBS

これまでも多数の若手女優を積極的に起用してきており、その中には現在ブレイク中の若手女優も多い。

アニメ

TBS

  • 『ゴーゴー五つ子ら・ん・ど』(2001-2002年、プロデューサー)
  • 『探偵学園Q』(2003-2004年、プロデューサー)

BS-TBS

  • 『あっちこっち』(2012年、企画)
  • 『さんかれあ』(2012年、企画)
  • 『恋と選挙とチョコレート』(2012年、企画)
  • 『この中に1人、妹がいる!』(2012年、企画)
  • 『武装神姫』(2012年、企画)
  • 『ささみさん@がんばらない』(2013年、企画)

映画

  • 0093 女王陛下の草刈正雄(2007年、製作総指揮)
  • 王様ゲーム(2011年、プロデューサー)
  • 篤姫ナンバー1(2012年、プロデューサー)
  • 「また、必ず会おう」と誰もが言った。(2013年、プロデューサー)
  • 無花果の森(2014年、プロデューサー)
  • 東京PRウーマン(2015年、プロデューサー)
  • インターン!(2016年、プロデューサー)
  • コスメティックウォーズ(2017年、プロデューサー)
  • しあわせのマスカット(2021年、プロデューサー)

バラエティ番組

※全てBS-TBS

  • 『コラボTV』(エグゼクティブプロデューサー)
  • 『音ボケPOPS』(2012-2015年、エグゼクティブプロデューサー)※森川信男(マンモスプロ)と共同
  • 『℃-uteのチャレンジTV』(2014年、プロデューサー)

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/12/30 13:32 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「丹羽多聞アンドリウ」の人物情報へ