太田隆文
アメリカに留学し、南カリフォルニア大学映画学科で学ぶ。帰国後、脚本家としてキャリアをスタートし、大林宣彦監督の「理由」(04)ではメイキングを担当する一方で、TVドラマ「怪談新耳袋」(03~06)などのメガホンをとる。映画監督作では、故郷・和歌山県田辺市を舞台にした「海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ」(06)が初めて劇場公開され、続く「青い青い空」(10)では静岡県浜松市を舞台に女子高生たちの成長を描いた。「親子に伝える大切なこと」をテーマに地方の美しい自然を背景にした作品を作る。13年の「朝日のあたる家」は原発問題を扱っていることから、なかなか公開劇場が決まらなかったが、有志による署名活動の結果、徐々に公開規模が拡大された。