田中弘 : ウィキペディア(Wikipedia)
田中 弘(たなか ひろし、1943年6月23日『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.328 - )は、日本の会計学者。神奈川大学名誉教授。専門は会計制度論、財務会計論、経営分析、保険経理。
略歴
北海道に生まれる。北海道札幌啓北商業高等学校を卒業後、一般受験で早稲田大学商学部へ進学する。その後同大学大学院で会計学を学ぶ。博士課程を修了後、愛知学院大学商学部講師・助教授・教授を歴任。1993年より2014年まで神奈川大学経済学部教授。2000年から2001年にかけてロンドン大学客員教授。この間に公認会計士2次試験委員、大蔵省保険経理フォローアップ研究会座長、郵政省簡易保険経理研究会座長、保険審議会法制懇談会委員などを歴任。 会計及び会計学について独自の見解を披瀝し、最近は時価主義に対して鋭い批判を浴びせている。英国ウェールズ大学経営大学院(東京校)財務会計教授「時価主義を考える」 「時価会計不況」。
日本生命保険相互会社総代・業務監視委員会委員、横浜市監査事務局研修企画委員会委員。
著書
改訂版が出されている著作については最新の版のデータのみを載せた。
単著
- 『イギリスの会計基準―形成と課題』 (中央経済社、1991年)
- 『イギリスの会計制度―わが国会計制度との比較検討』 (中央経済社、1997年)
- 『会計の役割と技法―現代会計学入門』 (白桃書房、1996年)
- 『最新検定簿記 第2版』 (中央経済社、1999年)
- 『電卓いらずのなるほど!簿記入門』 (中央経済社、1999年)
- 『会計学の座標軸』 (税務経理協会、2001年)
- 『時価主義を考える 第3版』 (中央経済社、2002年)
- 『会社を読む―会計数値が語る会社の実像』 (御茶の水書房、2002年)
- 『管理職のための新会計学』 (税務経理協会、2002年)
- 『原点復帰の会計学―通説を読み直す 第2版』 (税務経理協会、2002年)
- 『財務諸表論ー合格する答案を書くトレーニング(第2版)』(税務経理協会、2002年)
- 『経営分析―会計データを読む技法』 (中央経済社、2003年)
- 『時価会計不況』 (新潮社、2004年)
- 『財務諸表論の考え方(第3版)』 (税務経理協会、2004年)
- 『不思議の国の会計学―アメリカと日本』 (税務経理協会、2004年)
- 『会社を読む技法-現代会計学入門』(白桃書房、2006年)
- 『財務諸表論の学び方』(税務経理協会、2006年)
- 『新財務諸表論 第3版』 (税務経理協会、2007年)
- 『財務諸表論を学ぶための会計用語集』(税務経理協会、2008年)
- 『基礎からわかる経営分析の技法』(税務経理協会、2008年)
- 『国際会計基準(IFRS)はどこへ行くのか』(時事通信出版局、2010年)
- 『会計データの読み方・活かし方 経営分析の基本的技法』(中央経済社、2010年)
- 『複眼思考の会計学-国際会計基準は誰のものか-』(税務経理協会、2011年)
編著
- 『NEW CONCEPT 日商簿記検定試験 4級商業簿記 ワークブック』 (税務経理協会、1998年)
- 『NEW CONCEPT 日商簿記検定試験 4級商業簿記』 (税務経理協会、1998年)
- 『国際財務報告の新動向』 (商事法務、1999年)
- 『今日から使える経営分析の技法 改訂版』 (税務経理協会、2003年)
- 『財務諸表論-理論学習徹底マスター』(税務経理協会、2007年)
- 『傾向分析ベストセレクション 日商簿記検定1級会計学』(税務経理協会、2007年)
- 『会計学を学ぶ 経済常識としての会計学入門』(税務経理協会、2008年)
- 『新会計基準を学ぶ 第1巻』(税務経理協会、2008年)
- 『新会計基準を学ぶ 第2巻』(税務経理協会、2008年)
- 『新会計基準を学ぶ 第3巻』(税務経理協会、2008年)
- 『通説で学ぶ財務諸表論』(税務経理協会、2009年)
- 『新会計基準を学ぶ 第4巻』(税務経理協会、2010年)
- 『簿記を学ぶ 経済常識としての簿記入門』(税務経理協会、2010年)
- 『経営分析を学ぶ』(税務経理協会、2010年)
- 『管理会計を学ぶ』(税務経理協会、2011年)
訳書
- 『イギリス財務報告基準』 (中央経済社、1994年) 原光世との共訳
- 『イギリス会計基準書 第2版』 (中央経済社、1994年) 原光世との共訳
外部リンク
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