佐藤登 : ウィキペディア(Wikipedia)

佐藤 登(さとう のぼる、1953年 - )は、日本の工学者。名古屋大学未来社会創造機構・客員教授、エスペック上席顧問、イリソ電子工業社外取締役。前サムスンSDI株式会社 Vice President(常務)、元本田技術研究所 チーフエンジニア、元秋田県教育視学監。

秋田県横手市(旧平鹿郡十文字町)出身美の国あきたネット。1972年、秋田県立横手高等学校卒業。1978年、横浜国立大学大学院工学研究科電気化学専攻修士課程を修了、本田技研工業株式会社に入社。社内研究成果により1988年、東京大学で工学博士号を取得。1993年(株)本田技術研究所のマネージャー、1997年度には名古屋大学非常勤講師を併任。2004年9月、韓国サムスンSDI社に常務として移籍し、技術経営に従事。2012年12月に同社を退職。この間、米国MARQUIS社 “Who’s Who in the World” (世界人名事典)に1999年版から4年連続で掲載された。同書の2018年から2021年版にも掲載された。

2011年、名古屋大学グリーンモビリティ連携研究センター客員教授兼非常勤講師。2013年からエスペック株式会社 上席顧問。2021年6月からイリソ電子工業株式会社 社外取締役。2021年11月から経済産業省「蓄電池産業戦略推進会議」有識者委員。

表彰・受賞

  • 1988年 - 米国CALTEX社・論文賞
  • 1988年 - 本田技研工業(株)創立記念特別表彰
  • 1991年 - (株)本田技術研究所創立30周年記念論文入選表彰
  • 1992年 - (社)表面技術協会技術賞
  • 2003年 - (社)表面技術協会技術賞
  • 2010年 - 秋田県横手市表彰条例第2号功労賞

教育関係経歴

  • 1997年度 名古屋大学工学部非常勤講師
  • 2005年度 東京農工大学客員教授
  • 2008年度〜2010年度 秋田県学術顧問
  • 2010年度〜2019年度 秋田県高校教育視学監
  • 2011年度 名古屋大学グリーンモビリティ連携研究センター・客員教授
  • 2012年度 名古屋大学グリーンモビリティ連携研究センター・客員教授 兼 非常勤講師
  • 2016年度〜名古屋大学未来社会創造機構・客員教授

著作

  • 原著論文、解説、国際会議、講演、著書、特許等1,340件
  • 専門著書以外の一般書籍:
    • 「電池の覇者」(日本経済新聞出版、2020年9月)
    • 「人材を育てるホンダ 競わせるサムスン」(日経BP、2014年7月) - 日韓企業の文化比較
    • 新渡戸稲造国際塾「危機を生き抜くリーダーシップ」(分担執筆、I-House Press、2013年7月)
    • 秋田県立横手高等学校創立百十周年記念「続・横手高校OB物語 -吹奏楽部編-」(編集・分担執筆、2008)
    • 「秋田のことば」(分担執筆、無明舎出版、2003)
    • 「世界発掘探訪記」(鳥影社、2000) - 諸外国文化を紹介したエッセイ
    • 秋田県立横手高等学校創立百周年記念「横手高校OB物語」(編集・分担執筆、横手高校同窓東京出版会、1999)
  • 2013年4月19日から2019年1月10日まで、日経ビジネスオンライン」に「技術経営 -日本の強み・韓国の強み-」を134回にわたり連載

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/09/29 08:48 UTC (変更履歴
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