金子洋文 : ウィキペディア(Wikipedia)
金子 洋文(かねこ ようぶん、1894年4月8日 - 1985年3月21日)は、プロレタリア文学の小説家、劇作家、日本社会党参議院議員。
経歴
秋田県秋田市土崎港古川町の舟問屋の四男として生まれる。本名・吉太郎。15歳で一旦上京して電気工事の仕事をするが帰郷し、19歳で秋田工業学校機械科を卒業。母校の助手を経て土崎小学校の代用教員を務める。1916年、上京して武者小路実篤の書生となる。
1921年、尋常小学校の同級生だった小牧近江や今野賢三とともに、社会主義思想の文芸雑誌『種蒔く人』を創刊。『解放』に発表した「地獄」が出世作となる。1924年からは『種蒔く人』の後継誌『文藝戦線』を創刊。戯曲、脚本も書いた。
戦後の1947年、第1回参議院議員通常選挙に全国区から出馬して当選し、社会党の参議院議員を一期務めた。その後、商業演劇の脚本家となり、松竹歌舞伎審議会専門委員、また『劇と評論』編集委員。『金子洋文作品集』がある。
著書
出典
参考文献
関連項目
- 種蒔く人
- 北条常久 - 研究者
- 山本かね子
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/10/15 06:59 UTC (変更履歴)
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