野村雪子 : ウィキペディア(Wikipedia)

野村 雪子(のむら ゆきこ、1937年(昭和12年) - 2000年(平成12年)4月23日)は、昭和期に活動した日本の歌手。本名は佐々木 雪子

経歴

1937年(昭和12年)、青森県弘前市に生まれる。中学時代にコロムビア・レコードの歌謡コンクールで4位入賞、その声を見込んでスカウトされ、1952年(昭和27年)に日本マーキュリーレコードから「伊豆の十三夜」でデビュー。

1954年(昭和29年)8月に発売した「初恋ワルツ」の初ヒットで全国区の人気を勝ち得、1955年(昭和30年)に引き抜かれる形でビクターレコードへ移籍。同年4月発売の「初恋シャンソン」、11月発売の「おばこマドロス」(吉川静夫作詞、吉田正作曲)と大ヒットを飛ばす。1956年(昭和31年)5月発売の「おばこ船頭さん」もヒットしている。

1964年(昭和39年)をもって引退し、翌1965年(昭和40年)春にビクターレコードのディレクターであった佐々木重綱(作曲家の佐々木俊一の長男)と結婚。以後は家庭の人となり、歌手再開の要望は数多く寄せられていたが「新しい人がどんどん出てくる世界、今更それを割ってまで入りたくいない」と拒絶、また業界人であった夫も本人以上に反対していたため、実現しなかった。

2000年(平成12年)4月23日、胃癌により東京都品川区の病院で死去。享年63。

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/08/29 16:15 UTC (変更履歴
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