菅原一高 : ウィキペディア(Wikipedia)

菅原 一高(すがわら いっこう、1946年10月2日 - )は、日本の元俳優。本名、菅原 督三郎。菅原 一高(すがわら かずたか)名義での活動歴もある『河北新報』1972年6月24日付朝刊、10面。。

岩手県出身。岩手県立水沢高等学校卒業。劇団芸協に所属していた。

人物

高校卒業後に上京し、アマチュア劇団に1年間在籍する。その後、友人の紹介でテアトル・エコーの第8期生として入団。ユッソン作『俺たちは天使じゃない』で初舞台を踏む。1971年より、キノトール脚色による学校向け舞台『新ハムレット』で、主人公のハムレットを演じ、東京都周辺の学校を巡演する。

1972年、フジテレビ系のホームドラマ『下町かあさん』で、榊原るみの恋人で、父親が大学教授であり、父親と衝突して大学を中退する安西吾郎役でレギュラー出演。当時の紹介記事では「問題を提起するような明るい芝居をしてみたい。虚像だけで有名にはなりたくないです」と述べている。

同年10月より放送された特撮テレビドラマ『サンダーマスク』(日本テレビ)では、主人公の命光一を演じた。スーツアクターを担当した薩摩剣八郎(当時は「中山剣吾」)は菅原について、「好青年だったという印象しかない。初の主役ということで、芝居もアクションもはりきって精一杯やっていた。」と述懐している。

その後、映画『野獣狩り』(東宝)で共演した藤岡弘、が所属する三貴プロダクションを経て、劇団芸協に所属し、1980年代に芸能界の第一線を退いた。

趣味は、野球。特技は、フラメンコ、東北弁、乗馬。

出演

テレビドラマ

  • 光速エスパー 第22話「気球よあがれ」(1967年、NTV)
  • 下町かあさん(1972年、CX) - 安西吾郎
  • サンダーマスク(1972年 - 1973年、NTV) - 主演・命光一 / サンダーマスク
  • 事件ファイル110 甘ったれるな 第13話「女子高生・復讐の赤い殺意」(1976年、TBS)
  • 逢えるかもしれない 第11話(1976年、CX)
  • 白い秘密(1976年 - 1977年、TBS)
  • 特捜最前線(ANB)
    • 第52話「羽田発・犯罪専用便329!」(1978年)
    • 第168話「亡霊・顔のない女!」(1980年)
    • 第204話「19才の犯罪日記!」(1981年)
    • 第213話「密室殺人・小さな瞳の謎!」(1981年)
    • 第258話「ヨコハマストーリー!」(1982年)
    • 第266話「老刑事、女詐欺師を追う!」(1982年)
    • 第277話「橘警部逃亡!」(1982年) - 倉下ナオキ
    • 第291話「わらの女 哀愁の能登半島!」(1982年)
    • 第304話「炎の女 瓢湖からのたずね人!」(1983年)
  • 大空港(1978年 - 1980年、CX) - 空港署刑事

映画

  • 白鳥の歌なんか聞こえない(1972年、東宝) - 小林
  • 野獣狩り(1973年、東宝) - 原口覚

舞台

  • 白鳥の王子(1969年、劇団四季)
  • 新ハムレット(1971年 - 1972年、テアトル・エコー) - ハムレット
  • 11ぴきのネコ(1973年、テアトル・エコー)

その他 

  • 仮面ライダーV3(ハサミジャガー、イカファイア) ※美研紙芝居ソノシート版

注釈

出典

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2021/11/04 16:06 UTC (変更履歴
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