森山良子 : ウィキペディア(Wikipedia)

森山 良子(もりやま りょうこ、1948年〈昭和23年〉1月18日 - )は、日本・東京都渋谷区出身の歌手、シンガーソングライター、俳優。所属事務所はエンジェルソングで、所属レコードレーベルはドリーミュージック。「禁じられた恋」がミリオンセラーヒット。1969年 NHK紅白歌合戦で演奏し以後10回出場。2006年度(平成18年)芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2008年秋 紫綬褒章受章。

来歴

ジャズ・トランペッターの森山久を父として、ジャズシンガーの浅田陽子を母として誕生。本名同じ。若くして亡くなった兄がいる。かまやつひろしは従兄(母の甥)、その長男かまやつ太郎は従甥にあたる。高校時代、先輩の黒澤久雄に手渡されたジョーン・バエズのレコードがきっかけで友人らとフォークグループを結成。成城学園高等学校を(同級生に小宮山洋子がいる)を1年間の留年を経て卒業した。

1967年、19歳で「この広い野原いっぱい」でレコードデビュー。黒澤プロダクション所属になったのは、黒澤家をたびたび訪問し歌も披露していた森山が歌手になると聞いた映画監督黒澤明の意向。自身の楽曲がラジオで流れたことがデビューのきっかけだった。この時期の森山はカレッジフォークに分類されるSONGS | 第44回 森山良子 - NHKオンライン

デビュー当初はフォーク歌手のイメージだったが、1969年の山上路夫作詞・三木たかし作曲による「禁じられた恋」のミリオンセラーヒットで、日本レコード大賞大衆賞を受賞し、NHK紅白歌合戦に初出場したことから、"フォークから歌謡曲の女王"になったと評された。一時期、出産のため活動休止するが、1972年に「遠い遠いあの野原」で復帰。同年の『第23回NHK紅白歌合戦』に出場し、「美しい星」を歌う。1960年代後半から1970年代にかけてヒット曲を数多く生み、当時は主に村井邦彦森田公一といった作家陣による楽曲を歌った。

1998年長野オリンピック開会式では、テーマソングの「明日こそ、子供たちが…」を子供達と一緒に長野オリンピックスタジアムで歌を披露、世界中に放映された。1998~2000年頃にいくつかのアルバムで発表した「涙そうそう」(BEGINとの合作で森山は作詞、BEGINは作曲)も話題となった。「さとうきび畑」で、2002年『第44回日本レコード大賞』の最優秀歌唱賞を受賞。同大賞では、作詞した「涙そうそう」が夏川りみの歌唱で金賞となり、森山自身もこの曲で作詩賞を受賞した。

2003年には、(フォークを歌い始める前からの念願だった)初のジャズアルバム「The Jazz Singer」をリリース。ニューヨークなどのライブハウスで一連のライブ活動も行った。2005年、愛・地球博(愛知万博)開会式にて公式ソング「マザーアース」を発表。2006年の第48回日本レコード大賞で「涙そうそう」が特別賞を受賞した。

2007年1月、『拝啓、父上様』の主題歌「パピエ」をリリース。2009年2月25日、映画『60歳のラブレター』主題歌の「candy」などを収録した4年3か月ぶりとなるオリジナルアルバム『Living』発売。「2006年度 芸術選奨文部科学大臣賞」「第49回毎日芸術賞」受賞。2008年「紫綬褒章」受章。2010年、矢野顕子とユニット「やもり」を結成。2013年2月6日には、自身初のクラシックアルバムとして、「Ryoko Classics」を発表した。 2016年1月にデビュー50周年イヤーを迎え、4月には記念アルバム「Touch me…」(ドリーミュージック)の発売、1年間で100公演を超えるコンサートを行う。2017年3月、家庭画報よりデビュー50周年記念単行本「森山良子 夢の住家〜Sing My Life」を出版。2018年「Ryoko Classics II」とリリース、オーケストラとのシンフォニックコンサートを開催。『NHK紅白歌合戦』には1969年〜2005年の間に10回出場している。

俳優として『金曜日の妻たちへIII 恋におちて』では、ドラマ初出演にもかかわらず奥田瑛二演じる年下の男と不倫に堕ち、その中で少しずつ自分を見つめ直し変わって行く主婦役を巧みに演じて高視聴率を獲得し社会現象となる。その後も2002年には、『おとうさん』で田村正和の後妻に入る「タマちゃん」を演じた。2004年には、『夫婦。』(主題歌も歌う)にゲスト出演。スーパーマーケットの食料品売り場で働く女性を演じた。「第二楽章」(2013年/NHK)、映画「お墓がない!」(1998年)、「箱入り息子の恋」(2013年)、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」などに出演。その他ではスタジオジブリ作品「思い出のマーニー」(2014年)、「竜とそばかすの姫」(2021年)では声優、「ミエと良子のおしゃべり泥棒」(テレビ東京/1980-1987年)をはじめとするテレビのバラエティー番組への出演、ニッポン放送「オールナイトニッポン MUSIC10」にて月曜日レギュラーパーソナリティー、WOWOW「おしゃべりアラモード~森山良子と清水ミチコとプラスワン~」に出演している。

年表

  • 1967年:ソロ歌手としてデビュー
  • 1969年:日本レコード大賞大衆賞、NHK紅白歌合戦に初出場
  • 1970年:NHK紅白歌合戦に出場
  • 1971年:長女誕生
  • 1972年:NHK紅白歌合戦に出場
  • 1974年:NHK紅白歌合戦に出場
  • 1975年:NHK紅白歌合戦に出場
  • 1976年:長男誕生
  • 1980年:「ミエと良子のおしゃべり泥棒」(テレビ東京)開始(-1987年まで)
  • 1985年:『金曜日の妻たちへIII 恋におちて』で俳優デビュー
  • 1991年:NHK紅白歌合戦に出場
  • 1997年:NHK紅白歌合戦に出場
  • 1998年:長野オリンピック開会式でテーマソングを歌唱
  • 2002年:第44回日本レコード大賞 最優秀歌唱賞など3冠
  • 2003年:ジャズアルバムを発表、NHK紅白歌合戦に出場
  • 2004年:NHK紅白歌合戦に出場
  • 2005年:NHK紅白歌合戦に出場
  • 2006年:長女結婚
  • 2007年:第57回芸術選奨文部科学大臣賞、第49回毎日芸術賞
  • 2008年:紫綬褒章受章
  • 2009年:初孫誕生
  • 2010年:矢野顕子とユニット「やもり」を結成
  • 2013年:初めてクラシックを歌った61枚目のアルバム「Ryoko Classics」リリース
  • 2014年:思い出のマーニー(2014年7月19日、東宝)声優デビュー
  • 2015年:オールナイトニッポン MUSIC10(月曜日担当)ニッポン放送 開始
  • 2018年:長男結婚
  • 2022年:デビュー55周年55年の軌跡 名曲でつづる 森山良子さん秦野で記念ツアータウンニュース│神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙 海老名・座間・綾瀬版掲載号:,2022年10月21日号、朝ドラ(連続テレビ小説)デビュー
  • 2023年:すべての音源が全世界配信開始

家族・親族

2児の母。長女は森山奈歩、長男は森山直太朗。娘婿は小木博明

奈歩は静岡県浜松市出身の上智大学生だった最初の夫との間に生まれた子であり、直太朗は再婚した夫・ジェームス滝との間に生まれた子である。その後、離婚。

2006年10月、娘が小木と結婚したことにより、小木の義母となる。2009年1月、奈歩が第1子を出産、初孫ができる。なお、石橋貴明には「小木良子」又は「ざわわざわわ」と言われている。特におぎやはぎの前では顕著になっている。

ディスコグラフィー

シングル

#発売日タイトル作詞作曲編曲型番
1960年代
11967年1月25日この広い野原いっぱい小薗江圭子森山良子服部克久FS-1006
21967年5月25日ふたつの手の想い出万里村ゆき子鈴木邦彦林一FS-1019
31967年8月25日恋はみずいろ漣健児A.PoppFS-1021
41968年1月25日愛する人に歌わせないで森田公一FS-1034
51968年5月25日小さな貝がらきくおきかおる筒美京平FS-1043
61968年9月25日夜明けの子守唄山上路夫村井邦彦FS-1057
71968年11月25日お山の子守唄岩谷時子R.B.ShermanR.M.Sherman筒美京平FS-1066
81968年12月25日悲しき天使漣健児G.Raskin川口真FS-1068
91969年3月25日禁じられた恋山上路夫三木たかし高見弘FS-1076
101969年8月25日まごころFS-1091
111969年12月20日恋人村井邦彦J.HallFS-1107
1970年代
121970年7月5日つぶやき麻生ひろし井上かつお馬飼野俊一FS-1143
131970年10月5日聖しこの夜由木康F.Gruber川口真FS-1163
141970年11月25日悪っぽい人だけど小平なほみ筒美京平FS-1176
151971年4月25日PEOPLE山川啓介J.Styne渋谷毅FS-1202
161972年7月5日遠い遠いあの野原松山猛加藤和彦FS-1715
171972年10月25日「さようなら」の世界及川恒平小室等瀬尾一三FS-1725
181973年4月5日片想い吉田健美杉本真人川口真FS-1739
191973年7月25日Bright ShinesThe Light Of LoveC.ArnoldD.MartinG.MorrowJ.FiddyFS-1761
201974年1月25日悲しみの朝山上路夫すぎやまこういちFS-1772
211974年4月25日ある日の午後安井かずみ岩沢幸矢東海林修FS-1784
221974年9月25日あなたがいるから麻田浩深町純FS-1799
231975年4月25日歌ってよ夕陽の歌を岡本おさみ吉田拓郎萩田光雄FS-1826
241975年12月20日恋模様松本隆筒美京平林哲司FS-1850
251976年4月5日さよならの夏日本テレビ系テレビドラマ「さよならの夏」の主題歌として使用された。万里村ゆき子坂田晃一FS-2001
261976年7月25日グレイの背広松本隆大野克夫船山基紀FS-2021
271976年11月5日小さな歴史森山良子鈴木慶一ムーンライダーズFS-2034
281977年7月5日さだまさし惣領泰則FS-2060
291978年3月5日愛の歴史岩谷時子大野雄二FS-2081
301978年5月5日わたしの祭りうた葉方丹宇田川一郎玉木宏樹FS-2095
311979年1月21日幸せのすきま山川啓介森山良子梅垣達志06SH446
321979年10月21日くちぶえジョニー前田憲男06SH658
1980年代
331980年2月25日アパート山川啓介森山良子船山基紀06SH719
341980年9月21日TONY-MY FRIENDS前田憲男10EH67
351981年4月21日あなたへのラブソング福澤もろ萩田光雄07SH989
361981年11月1日ホワイト・クリスマスI.Berlin服部克久07SH1076
371982年11月1日カフェテリア山川啓介森山良子G.Jenkins07SH1239
381983年3月5日セ フィニ〜愛の幕ぎれ〜片桐和子07SH1269
391984年7月21日わかれ森山良子前田憲男07SH1535
401985年4月21日夏の恋人田口俊杉真理大谷和夫07SH1626
411987年5月2日DANCE-男たちによろしく-TBS系テレビドラマ「男たちによろしく」の主題歌として使用された。川村真澄森山良子07SH1923
421988年4月8日風にゆられて-My Heart Is On The Line-L.Hennrick森本抄夜子O.Melo笹路正徳07SH3053
1990年代
431990年4月21日NAVIGATION万里村ゆき子都志見隆-CSDL-3090
441991年6月21日パート・オブ・ユア・ワールド(日本語)山川啓介A.Menken笹路正徳SRDL-3314
451991年10月25日なくしたものをあつめて森山良子山川啓介森山良子萩田光雄SRDL-3390
461992年9月21日今、思い出してみて倉本聰倉田信雄SRDL-3535
471994年2月21日手の中に…玉置浩二とのデュエット。森山良子玉置浩二玉置浩二星勝SRDL-3801
481994年9月21日たとえ毎日が遠藤京子星勝SRDL-3919
491996年5月25日かくれ恋人TBS系ワイドショー番組「スーパーワイド」のEDテーマとして使用された。三浦徳子筒美京平松本晃彦PODH-1308
501997年7月2日プロペラ須藤晃森山良子森山良子須藤晃PODH-1365
511998年2月11日明日こそ、子供たちが…浅利慶太A.WebberD.KarenPODH-1396
521998年11月1日あなたが好きで森山良子倉田信雄PODH-1444
2000年代
532000年3月29日夕陽の中に森山良子森山良子倉田信雄倉田信雄PODH-1520
542001年12月5日さとうきび畑寺島尚彦石川鷹彦MUCD-5003
552003年3月12日涙そうそう森山良子 with BEGIN・夏川りみ名義。森山良子BEGIN-MUCD-5034
562003年5月2日ことばは風森山良子星勝MUCD-5032
572004年1月1日幸せの場所西脇唯森山良子五十嵐宏治MUCD-5050
582004年11月10日あなたが好きでTBS系テレビドラマ「夫婦。」の主題歌として使用された。森山良子千住明MUCD-5067
592005年7月20日マザーアース御徒町凧森山直太朗渡辺俊幸MUCD-5079
602006年10月18日30年を2時間半で…麻田浩森山良子麻田浩島健島健MUCD-5103
612006年12月13日やさしく愛して〜Love Me Tender布施明とのデュエット。山川啓介E.PresleyV.Matson森山良子G.R.PoultonUMCK-5159
622007年1月4日パピエ松井五郎森山良子MUCD-5106
632008年2月6日ねがい森山良子斎藤ネコMUCD-5127
642008年4月22日candy川江美奈子古川初穂藤井理央MUCD-5151
2010年代
652011年7月27日6つの来し方行く末鈴木慶一岡田徹岡田徹鈴木慶一MUCD-5190

アルバム

編集盤は新規音源を収録のもののみ掲載

リリースタイトル販売生産番号
1st1967年2月10日この広い野原いっぱい/森山良子フォークアルバムNO.1FS-5005TECN-18431
2nd1968年1月25日愛する人に歌わせないで/森山良子アルバムNO.2FS-5024TECN-18432
3rd1968年9月25日良子の子守唄FS-8021TECN-18406
4th1969年4月25日アイドルを歌うFS-8040TECN-18407
5th1969年6月5日カレッジフォークアルバムFS-8044TECN-18403
6th1969年9月25日カレッジフォークアルバムNo.2FS-8054TECN-18404
7th1969年11月5日良子のクリスマスFX-8001TECN-18448
8th1969年12月20日イン・ナッシュビル/思い出のグリーングラスFX-8003PHCL-8067
9th1970年7月25日1970 From Ryoko With LoveFS-8110
10th1971年5月15日リサイタル'71FS-5057/8
11th1971年7月25日ビートルズ、S&Gを歌うFX-8020TECN-18433
12th1972年7月25日旅立ち/1972 Ryoko NowFX-8031PHCL-8068
13th1972年10月25日オン・ステージFX-8042
14th1973年3月5日シングス・フォー・ユーFX-8054
15th1973/6ベスト・アルバム(サンライズ・サンセット)FS5082/3
16th1973年7月2日イン・ロンドンFX-8064TECN-18405
17th1973年11月10日日生リサイタル'73FX-8078
18th1974年1月25日賛美歌アルバム第1集/うるわしの白百合FX-8085
19th1974年1月25日賛美歌アルバム第2集/神ともにいましてFX-8086
20th1974年5月25日賛美歌アルバム第3集/静けき祈りのときFX-8087
21st1974年5月25日賛美歌アルバム第4集/緑も深き若葉の里FX-8088
22nd1974年6月25日ある日の午後/ニューオリジナルアルバムFX-8094TECN-20936
23rd1974年10月25日ニューフォークアルバムFX-5002TECN-18447
24th1974年11月10日賛美歌アルバム第5集/聖しこの夜-クリスマス賛美歌集ⅠFX-8089
25th1974/12“ライブ”(愛の歴史)4FX-8102
26th1975年4月25日賛美歌アルバム第7集/この世のなみかぜさわぎFX-8091
27th1975年5月25日やすらぎFX-5018TECN-20937
28th1975年10月25日賛美歌アルバム第6集/さやかに星はきらめき-クリスマス賛美歌集ⅡFX-8090
29th1975年11月25日リサイタル 《そして愛を》FS-9005/6
30th1976年7月25日日付のないカレンダーFX-6056TECN-20938
31st1976年10月25日愛…そして今/'76日生劇場リサイタルFS-9011/2
32nd1977年8月25日ハートの10S-7020PHCL-8015
33rd1977年12月5日ベスト・ライブ・コレクション(ダニーの歌/あなたが去る時まで)16Y-3
34th1978年12月20日N響と歌うS-7030MCD-90204
35th1979年2月25日幸せのすきま25AH670SRCL-1850
36th1979年11月21日輪舞25AH882SRCL-1851
37th1981年6月21日あなたへのラブソング28AH1283SRCL-1852
38th1981年11月1日THE CHRISTMAS ALBUM28AH1369SRCL-2204
39th1983年3月5日C'est Fini28AH1467SRCL-2064
40th1986年5月2日AT MY TIME28AH-202632DH-432
41st1987年6月21日TINTE BLUE28AH-220132DH-689
42nd1987年12月2日Recollection28AH-227532DH-855
43rd1988年7月1日カルヴァドスの風28AH-507632DH-5076
44th1989年2月1日ミエと良子のショー泥棒15EH-806515WH-8065
45th1989年6月21日Dear Hearts28AH-526632DH-5266
46th1990年4月13日"We Shall Overcome"を歌った日CSCL-1183CSTL-1183
47th1991年8月27日なくしたものをあつめてSRCL-2235SRTL-2235
48th1991年10月1日My MemoriesSRCL-2259/60SRTL-2259/60
49th1992年10月21日今、思い出してみてSRCL-2491SRTL-2491
50th1994年3月21日手の中に…SRCL-2853SRTL-2853
51st1998年11月21日禁じられた恋(月影で愛して)TECN-18446
52nd1998年11月26日TIME IS LONELYPOCH-1743
53rd2002年3月27日さとうきび畑MUCD-1054
54th2003年3月26日ことばは風MUCD-1071
55th2003年10月29日THE JAZZ SINGERMUCD-1098
56th2004年12月29日あなたが好きでMUCD-1115
57th2006年3月1日Tears〜森山良子韓流アルバムMUCD-1135
58th2008年3月5日春夏秋冬MUCD-1177
59th2008年6月11日森山良子 コンサートツアー 2007-2008MUCD-1179/80
60th2009年2月25日LivingMUCD-1201
61st2011年9月7日すべてが歌になっていったMUCD-1252
62nd2013年2月6日Ryoko ClassicsMUCD-1272
63rd2014年4月9日森山良子 グレイテスト・ヒッツMUCD-1294

代表曲

  • この広い野原いっぱい
    • デビュー曲で多くの音楽教科書で採用。
  • 歌ってよ夕陽の歌を
  • 今日の日はさようなら
    • キャンプファイヤーの定番曲として良く歌われる。
    • 高知放送ラジオの深夜局名告知のBGMにも使用されている。
  • 禁じられた恋
  • セ フィニ ~愛の幕切れ~
    • 『大奥(1983年)』主題歌
  • さとうきび畑
  • 涙そうそう
  • マザーアース
    • 愛知万博開会式ソング
    • 息子・直太朗が楽曲提供。
  • パピエ/手
    • フジテレビ系ドラマ『拝啓、父上様』主題歌
  • ララ福屋
  • 家族写真
    • ぬくもりの内側 (2023年の厚生労働省推薦映画)主題歌

出演番組

テレビ番組

NHK紅白歌合戦出場歴

年度放送回曲目出演順対戦相手備考
1969年第20回禁じられた恋11/23鶴岡雅義と東京ロマンチカ
1970年第21回2明日に架ける橋サイモン&ガーファンクルのカバー14/24内山田洋とクール・ファイブ
1972年第23回3美しい星13/23菅原洋一作曲者の村井邦彦が指揮で参加
1974年第25回4ある日の午後12/25橋幸夫
1975年第26回5歌ってよ夕陽の歌を17/24三波春夫
1991年第42回6peopleバーブラ・ストライサンドのカバー19/28アンディ・ウィリアムス
1997年第48回7さとうきび畑20/25加山雄三
2003年第54回8涙そうそう26/31(対戦相手なし)白組歌手のBEGINとジョイントで出場しているため対戦相手がいない。BEGIN、夏川りみとのジョイント
2004年第55回9あなたが好きで04/28ジョン・健・ヌッツォ
2005年第56回10さとうきび畑(2回目)15/30さだまさし前半トリ息子・直太朗がギターで参加
注意点
  • 対戦相手の歌手名の( )内の数字は、その歌手との対戦回数、備考のトリ等の次にある( )はトリ等を務めた回数を表す。
  • 曲名の後の(○回目)は、紅白で披露された回数を表す。
  • 出演順は「(出演順) / (出場者数)」で表す。

NHKみんなのうた出演歴

▲はラジオのみの放送。

初放送曲目デュエット再放送
1972年(昭和47年)8月 ‐ 9月木曽路はきょうも(なし)2013年(平成25年)8月 - 9月▲
1974年(昭和49年)4月 - 5月この広い野原いっぱいみんなのうた発掘スペシャル Vol.2
1975年(昭和50年)8月 ‐ 9月あのね(なし)番組ホームページではかつて「川橋啓史」と記載されていた(なし)
1978年(昭和53年)4月 - 5月だれもいそがない村(なし)
1997年(平成9年)8月 ‐ 9月さとうきび畑(1997年版)(詳細)
2010年(平成22年)6月 ‐ 7月風のブランコ矢野顕子2014年(平成26年)6月 ‐ 7月2016年(平成28年)6月 ‐ 7月

バラエティ

  • 歌の祭典(1970年、NHK総合)
  • ミエと良子のおしゃべり泥棒(1980年 - 1987年、テレビ東京)
  • ポンキッキーズ21内ショートアニメ『シトラスタウン』(2004年、フジテレビ)- ボンボン 役(声の出演)
  • 鉄道百景 日本鉄道こころの旅 旅の案内人(ナビゲーター)(2010年 - 2011年 BS-TBS)
    • 日本鉄道こころの旅 2時間スペシャル - 旅人(2013年3月5日、BS-TBS)
  • おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!(2013年8月31日・2013年9月7日、BS日テレ)
  • 世界の村で発見!こんなところに日本人(2016年4月19日 -、朝日放送)
  • OTV LiveNews イット!年末スペシャル2022(2022年12月30日、沖縄テレビ)

ドラマ

  • 金曜ドラマ「金曜日の妻たちへIII 恋におちて」(1985年8月30日 - 12月6日、TBS)- 遠藤法子 役
  • 金曜ドラマ「男たちによろしく」(1988年4月10日 - 7月10日、TBS)- 諸橋陽子 役
  • 日曜劇場「おとうさん」(2002年10月13日 - 12月22日、TBS)- 安西珠子 役
  • スペシャルドラマ「さとうきび畑の唄」(2003年9月28日、TBS)- 本人 役
  • ドラマ10「第二楽章」(2013年4月16日 - 6月11日、NHK総合)- 白瀬歌子 役
  • 連続ドラマW「私という運命について」(2014年3月23日 - 4月20日、WOWOW)- 冬木孝子 役
  • プレミアムドラマ「定年女子」(2017年7月9日 - 8月27日、NHK BSプレミアム)- 語り
  • 連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(2022年3月25日 - 4月9日、NHK) - アニー・ヒラカワ(安子・ローズウッド) 役

ラジオ番組

  • 味の素 ハート・オブ・ポップス(TBSラジオ『大沢悠里のゆうゆうワイド』内、終了)
  • みんなで歌おう~森山良子のファミリーポップス(TBSラジオ、終了)
  • ミュージックスカイホリデー(ニッポン放送、滝良子のピンチヒッターとして出演。終了)
  • 森山良子・サウンドコレクション(ニッポン放送)
  • オールナイトニッポン MUSIC10(月曜日担当、ニッポン放送、2015年9月28日 - )
  • アサヒ飲料プレゼンツ 森山良子のSWEET SEASON(TOKYO FM、終了)
  • LEGENDS 森山良子 やさしい気持ち(JFN系、2006年10月 - 2018年9月)

映画

  • お墓がない!(1998年2月7日、松竹)- 川嶋克子 役
  • がんばっていきまっしょい(1998年10月10日、東映)- 篠村里子 役
  • 箱入り息子の恋(2013年6月8日、キノフィルムズ)- 天雫フミ 役
  • 思い出のマーニー(2014年7月19日、東宝)- 老婦人(晩年のマーニー)役(声の出演)
  • 竜とそばかすの姫(2021年7月16日、東宝) - 吉谷さん 役(声の出演)

舞台

  • 屋根の上のバイオリン弾き(1984年)- ホーデル 役
  • 少年隊 MUSICAL PLAYZONE '94「MOON」(1994年)- 友浬子 役

著書

  • 『ミエと良子のおしゃべり泥棒』中尾ミエ共著 主婦の友社 1981
  • 『ま、いいか』毎日新聞社 1999
  • 『おかあさんの台所 母に贈る104通の手紙』編著 講談社 2001
  • 『夢の住家 Sing My Life』世界文化社 2017

エピソード

  • デビュー前はジャズ歌手になりたがっていたが、事務所・レコード会社の方針によりフォークシンガーとしてデビューする。その時点では納得していたが、歌謡曲色の濃い「禁じられた恋」山上路夫作詞・三木たかし作曲。森山自身は楽曲の制作に関与していない。を歌わされた際には、楽曲そのものは大ヒットしたものの、さすがに目指しているものとの乖離ぶりに悩み、一時期コンサートでの歌唱も封印していた。長女の出産後復帰して以降、ジャズ歌手としての活動も開始し、念願を叶えている。
  • 吉田拓郎泉谷しげるが若い頃、取っ組み合いの大喧嘩をやった際、必ず制止していたのが森山である。泉谷によると、制止した直後かなり強い調子で叱責していたため、今でも「(森山良子が)世界で一番怖い」と恐れているとのこと(不仲という訳ではない)。
  • 2006年11月中旬、自宅に「株に手を出して失敗した」という内容の、長男の直太朗を騙った振り込め詐欺の電話がかかってきた。報道では、「声が直太朗本人に全く似ていなかったらしく、逆に詐欺だと気付いた森山は、「今どこに住んでいるの?」など、親族や関係者しか知りえない質問を聞き返すなどして犯人を撃退。」などと言われていたが、実際の森山ははっきりと判別することができず、危うい所だったようである(直太朗が『僕らの音楽』に出演した際にも話題になった)。金銭的な被害は全くなかったため、警察には届けなかった。
  • 『全日空ミュージックスカイホリデー』(ニッポン放送)で滝良子の代役を務め、その時滝良子のニックネーム『そらまめ』に因んで『あのまめ』とリスナーから名付けられた。
  • 運転免許を取得する前に練習していた車がトヨタの伝説的名車2000GTである(1969年~1972年)。これを含め、これまで運転した愛車は16台。
  • 「涙そうそう」は、1971年に20代の若さで他界した兄を思い作詞した歌であると、NHK「ファミリーヒストリー」など多くのメディアで語っている。
  • 4つの小学校が統合されてできた長野県佐久市の小学校で開校式が行われ、新しく校歌を作曲した歌手の森山がサプライズで登場、新たな門出を祝った。
  • 長女・奈歩と小木が結婚して以降は、出演するバラエティ番組などで小木が義母・森山のことを「ざわわ」などと揶揄することが多くなった。また、その影響からか共演している先輩芸人(主にとんねるず)からも森山のことを「ざわわ」と呼ぶことが多くなっている。ただし両者とも決して不仲という訳ではなく、お互い一緒に食事に出かけるほど関係は良好である。

「森山良子」の発言

  • 6年ぶりのニューシングル「人生はカクテルレシピ」(ハナレグミこと永積崇がプロデュース/アレンジを手がけた自作曲)に関して:コロナも終わって、ウクライナの戦争も終わって、世界各国でグラスが鳴り渡ってくれたらいいな、という。平和に向けての思いもあったので、世界各国の乾杯の音頭を調べて、最後に羅列してみました。私、お酒、嫌いじゃないので。偉そうなことも言えないし、結局これだけ飲んできましたみたいな歌になっちゃいました。(ききて:萩原健太
  • 「あたしはね、いっぱいお友達いるんですけど、ミュージシャンのお友達はほとんどムッシュが紹介してくれたの」と振り返った。「ムッシュがね、“はい、良子、こいつと仲良くしてね”とかね、そうやって人と人を結び付けて輪みたいなものを残してくれた。で、いろんな人を紹介し2017年に他界したいとこで歌手のムッシュかまやつさん(享年78)との思い出を語った。テレビ東京『二軒目どうする?〜ツマミのハナシ〜』より(2022年12月)
  • 「中、高とバスケットボールをしていましたし、周りにもバスケットの人が多いものですから、すごい興奮しちゃって…1回のゲームを通して繰り広げられる人間の心とか、思い出とかいろんなものが詰まったアニメーションなんですけど、とても迫力があって、選手たちが相手とガチガチにやりあっている様とか…まざまざと思い出して、すごく楽しんじゃったんです」映画『THE FIRST SLAM DUNK』(監督井上雄彦)を観て:ニッポン放送「オールナイトニッポン MUSIC10」より(2023年1月)

注釈

出典

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/04/08 00:23 UTC (変更履歴
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