樋口清 : ウィキペディア(Wikipedia)
樋口 清(ひぐち きよし、1918年10月8日『現代物故者事典 2021〜2023』日外アソシエーツ、2024年、p.848。 - 2018年8月10日おくやみ:樋口清さん:東京新聞)は、日本の建築家。東京大学教養学部教授等を歴任。フランク・ロイド・ライトなどの著作を訳した。
略歴
- 東京府出身。松本高等学校理科甲類卒。
- 1941年 東京工業大学建築学科卒。
- 1943年 東京帝国大学文学部仏文学科卒。
- 1947年~1957年 鹿島建設建築設計部。
- 1957年 工学院大学建築学科講師。
- 1962年 東京大学教養学部教授(フランス語)。
- 1978年 同定年退官、東京理科大学二部工学部教授樋口清「北欧の木造建築(民家)-構法とデザイン-」。
- 2018年、老衰による呼吸器不全のため99歳で死去。
設計作品
- 国民休暇村協会の乗鞍綱張
- 韮山の山荘
著作
- 『ライト、アールトへの旅』建築資料研究社「建築ライブラリー」、1997
- 『近代建築は何を創ったか 生活の場の芸術としての建築』中央公論美術出版、2014
- 『フランク・ロイド・ライト』彰国社、1954。天野太郎、生田勉共編
翻訳
- 『バルザック人間叢書 第7 金色の眼の娘 フエラギユス』木越豊彦共訳、万里閣 1947
- ル・コルビュジェ『伽藍が白かったとき』生田勉共訳(岩波書店、1957/岩波文庫、2007)
- ギーディオン『現代建築の発展』生田勉共訳(みすず書房、1961)
- ル・コルビュジェ『ユルバニスム』(鹿島出版会、1967)
- L.マンフォード『機械の神話 技術と人類の発達』(河出書房新社、1971)
- L.マンフォード『解釈と予測 2 アンソロジー 1922-1972』(生田勉・木原武一共訳、河出書房新社、1975)、※1は前者2名の訳
- デイビッド・パス『ベリングビーとファシュタ スウェーデンの新都市開発』(鹿島出版会、1978)
- スチュアート・レーデ『アスプルンドの建築 北欧近代建築の黎明』(武藤章共訳、鹿島出版会、1982)
- オットー・ヴァーグナー『近代建築 学生に与える建築手引き』(佐久間博共訳、中央公論美術出版、1985、愛蔵版2012)
- フランク・ロイド・ライト『自伝 ある芸術の形成』(中央公論美術出版、1988)
- フランク・ロイド・ライト『自伝 ある芸術の展開』(中央公論美術出版、2000)
- ル・コルビュジェ『建築へ』(中央公論美術出版 2003、新版2011)
- フランク・ロイド・ライト『テスタメント』(中央公論美術出版 2010)
出典
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/10/27 11:28 UTC (変更履歴)
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