アレックス・デ・ラ・イグレシア
カルト的人気を誇るスペインの映画監督。TVの小道具や映画の美術としてキャリアをスターとさせる。初めて監督した短編映画「Mirindas asesinas」(91)が高い評価を得る。スペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督の目にもとまり、彼の製作会社「El Deseo」で長編デビュー作「ハイル・ミュタンテ! 電撃XX作戦」(93)を監督、モントリオール映画祭やスペインのアカデミー賞にあたるゴヤ賞で高く評価される。続く「ビースト 獣の日」もゴヤ賞で監督賞含め6冠に輝き、国外のさまざまな映画祭でも絶賛される。第67回ベネチア国際映画祭で上映された「A Sad Trumpet Ballad」(10)で監督賞を受賞した。