赤木春恵
40年、松竹にニューフェイスとして入社し、映画「二本松少年隊」でデビューする。43年に大映、48年に東映に移籍。59年にフリーになって森繁劇団に参加し、以後、演劇、TVドラマ、映画に多数出演する。映画「宮本武蔵」(61)、「野良犬」(73)、NHK連続テレビ小説「藍より青く」(72)、連続ドラマ「3年B組金八先生」(79~11)、「おんな太閤記」(81)、「渡る世間は鬼ばかり」(90~13)などで脇役として活躍。87年には菊田一夫演劇賞を受賞した。80年の映画「二百三高地」以降は、TVと演劇を中心に活動していたが、11年、舞台作品からの引退を発表。久々の映画出演となった「ペコロスの母に会いに行く」(13)では認知症の母親役で初めて主演を務め、クランクインした12年9月5日時点の年齢「88歳と175日」が「世界最高齢での映画初主演女優」としてギネス世界記録に認定された。93年紫綬褒章、98年勲四等宝冠章(現・宝冠藤花章)を受章。