2017年 第89回 アカデミー賞特集(2017年) 全部門ノミネート・主演女優賞

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映画.com 第89回アカデミー賞特集

2017年2月26日(現地時間)、前代未聞のトラブルがありつつも「ムーンライト」が作品賞を受賞。第89回アカデミー賞をまとめておさらい!

Nominate - 全部門ノミネート作品 -

主演女優賞

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フランスを代表する国際派女優。パリのフランス国立高等演劇学校で演技を学び、1971年の「夏の日のフォスティーヌ」で映画デビューを果たす。「レースを編む女」(77)で脚光を浴び、クロード・シャブロル監督「ヴァイオレット・ノジエール(原題)」でカンヌ国際映画祭の女優賞を受賞。以降、ジャン=リュック・ゴダール監督の「勝手に逃げろ 人生」(79)などに主演し、マイケル・チミノ監督の問題作「天国の門」(81)で米国進出する。「主婦マリーがしたこと」(88)と「沈黙の女 ロウフィールド館の惨劇」(95)でベネチア国際映画祭の最優秀女優賞を受賞。ミヒャエル・ハネケ監督「ピアニスト」(01)で2度目のカンヌ国際映画祭女優賞に輝いた。フランソワ・オゾンやジャック・ドワイヨンらフランスの名監督の作品だけでなく、ポーランドのアンジェイ・ワイダや韓国のホン・サンスらの作品でも活躍する。16年時点でセザール賞史上最多となる15ノミネートを誇り(「沈黙の女 ロウフィールド館の惨劇」で主演女優賞を受賞)、17年にはポール・バーホーベン監督の「エル(原題)」(16)で、アカデミー主演女優賞に初ノミネートされた。

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エチオピアの首都アディスアベバ出身。4歳の時にアイルランド・ダブリンに移住し、後にトリニティ・カレッジのサミュエル・ベケット・センターで演技を学ぶ。演劇界で高い評価を得て、2004年に「Capital Letters(原題)」で映画デビュー。以降、「プルートで朝食を」(05)やブラッド・ピット主演のパニック映画「ワールド・ウォー Z」(13)、アカデミー賞作品賞「それでも夜は明ける」(13)などに出演する。天才ギタリスト、ジミ・ヘンドリックスの伝記映画「JIMI:栄光への軌跡」(13)ではヘンドリックスの恋人イダ役を演じ、大ヒットアクション大作「アベンジャーズ」のスピンオフTVシリーズ「エージェント・オブ・シールド」(14~15)ではキーパーソン、レイナ役を演じた。異人種間の結婚が禁じられていた1950年代のアメリカ・バージニア州を舞台にした恋愛映画「ラビング 愛という名前のふたり」(16)でアカデミー主演女優賞の候補となった。

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イスラエル人の父とアメリカ人の母のもとエルサレムに生まれ、3歳のときアメリカに移住。11歳から芸能活動を始め、リュック・ベッソン監督作「レオン」(94)でセンセーショナルな映画デビューを果たし、「スター・ウォーズ」プリクエル3部作(99~05)のヒロイン・パドメ役でスターの地位を確立する。その間には名門ハーバード大学で心理学の学位も修得した。恋愛群像劇「クローサー」(04)でアカデミー助演女優賞に初ノミネートされ、「ブラック・スワン」(10)では心の闇にとらわれていくバレリーナを熱演し同主演女優賞を受賞。ジョン・F・ケネディ元大統領夫人ジャクリーン・ケネディの伝記映画「ジャッキー ファーストレディ 最後の使命」(16)で再びアカデミー主演女優賞にノミネートされた。その他の代表作に「Vフォー・ヴェンデッタ」(07)、「ブーリン家の姉妹」(07)、「マイティ・ソー」シリーズ(11、13)など。私生活では、「ブラック・スワン」の振付師で、仏パリ・オペラ座バレエ団元芸術監督バンジャマン・ミルピエとの間に長男が生まれ、12年に結婚、16年には第2子を妊娠した。

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11歳の頃から地元アリゾナ州の劇団や即興劇のグループに所属し、2005年にTVドラマで女優デビュー。07年の「スーパーバッド 童貞ウォーズ」で映画に初出演して以降、「ゾンビランド」(09)などで注目を集め、「小悪魔はなぜモテる?!」(10・日本劇場未公開)で初主演を務める。「ラブ・アゲイン」や「ヘルプ 心がつなぐストーリー」(ともに11)でも好演を見せ、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ(12、14)ではヒロインのグウェン・ステイシー役を演じ、主演俳優のアンドリュー・ガーフィールドとの交際でも話題を呼ぶ。14年の「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」でアカデミー助演女優賞初ノミネートを果たす。ウッディ・アレン監督の「マジック・イン・ムーンライト」(14)と「教授のおかしな妄想殺人」(15)の2作連続でヒロイン役を務めた。ミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」(16)で女優志望の主人公を演じ、ベネチア国際映画祭の最優秀女優賞や、アカデミー主演女優賞など数多くの賞を受賞する。

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アメリカを代表する大女優。米イェール大学の大学院(演劇科)を卒業後、舞台俳優としてキャリアをスタートする。1977年、ジェーン・フォンダ主演の「ジュリア」で映画デビューし、翌78年の「ディア・ハンター」でアカデミー助演女優賞に初ノミネート。「クレイマー・クレイマー」(79)で同賞を受賞し、若手演技派女優のトップに躍り出る。83年には「ソフィーの選択」で同主演女優賞も受賞し、以降「愛と哀しみの果て」(85)や「激流」(94)、「マディソン郡の橋」(95)、「めぐりあう時間たち」(02)など良質の作品に多数出演。「プラダを着た悪魔」(06)の鬼上司ミランダ役で強烈な存在感を見せつけ、ミュージカル映画「マンマ・ミーア!」(08)では美声を披露した。アカデミー賞の俳優部門ノミネート回数は歴代最多を誇り、主演作「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(11)で17度目のノミネート、3度目の受賞。「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」(16)で最多ノミネート記録を20回へと更新した。

Photo:Getty Images/ロイター/アフロ