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ムロツヨシが二条城の一日城主に! 国宝・二の丸御殿で坂本龍馬に思いを馳せ「新解釈・幕末伝」アピール

2025年12月11日 14:30

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徳川慶喜が大政奉還を行った「二の丸御殿」大広間に着座したムロツヨシ
徳川慶喜が大政奉還を行った「二の丸御殿」大広間に着座したムロツヨシ
(C)2025 映画「新解釈・幕末伝」製作委員会

福田雄一監督によるコメディ映画「新解釈・幕末伝」で坂本龍馬役を演じるムロツヨシが12月10日、映画PRのため龍馬ゆかりの地である京都を訪れ、大政奉還の舞台となった二条城の一日城主に就任。自身が演じた龍馬と本作への思いを語り、現地を訪れていた小中学生たちと交流を図った。

本作は、福田監督にとって劇場公開20本目の記念作品で、“みんなが知っているようで知らない幕末”を福田流解釈で実写映画化。革命の志士・坂本龍馬をムロ、幕末の英雄・西郷隆盛を佐藤二朗が演じ、これまで16年間に渡り、福田コメディの歴史を共に歩んできたふたりが初めてダブル主演を飾る。

初めて二条城の中に入ったというムロは、国宝に指定されている二の丸御殿に足を踏み入れると、「静けさに圧倒される」と感嘆の声を漏らした。そして歴史が転換した<大政奉還>の舞台であり、国宝の二の丸御殿の大広間では、「ここで大政奉還、ここで…。」とゆっくりと言葉を紡いだ。

画像2(C)2025 映画「新解釈・幕末伝」製作委員会

大広間では当時の様子が再現されているが、その光景を目にしたムロは、「坂本龍馬の命日に、こういった場所に来られるのは、運命と言ったら大袈裟ですが…。龍馬自身はこの場にはいなかったけど、願いを実現されたんですもんね。大きくも静かなる革命がここで行われたということが胸に迫ります。日本の夜明けをゆっくりと見れなかった龍馬が、この景色を見たらどう思うんでしょう」と、自身が演じた龍馬に思いを馳せた。

大政奉還の際に将軍が座ったとされる場所に立ったムロは、「座っていいんですか? 許可とってる? 大丈夫? 後から怒られないよね?」と冗談を交えながら、「すごい空間です。ここに座って見る景色も。言葉で表せないほど静かな、そして美しくもあり切なさもあるこの場に居させてもらうことで、感じるもの、迫るもの、いろんな思いがあります」と厳かな雰囲気に圧倒されながらも、歴史の重みを肌で感じ取った。

画像3(C)2025 映画「新解釈・幕末伝」製作委員会

本作を通して“革命を感じた瞬間”を問われると、「映画の撮影からプロモーションしていく中で、革命といえるくらい、“喜劇を作っていく覚悟”が出来ました。喜劇があっても悲劇は生まれてしまうかもしれない、でもそんな悲劇を超えるくらいの、作り物の喜劇を作っていく。革命というくらいの意思を持ってこれからも頑張っていきたい」と、喜劇に対する熱い思いを語った。

画像4(C)2025 映画「新解釈・幕末伝」製作委員会

その後、二条城の唐門前に場所を移したムロは、社会科見学で訪れていた小学生や中学生と交流。一人ひとりに声をかけながら、映画オリジナルグッズ「シンカイシャク学習帳」を手渡した。2週間前に大政奉還について学んだばかりという生徒からは「坂本龍馬と似ているところがあるか」問われたが、「みんなが学んだ坂本龍馬とは印象が違うかもしれない。僕にとって坂本龍馬は“喜劇”を望んだ人。争いを避けて、どうしたら人が喜ぶか、どうしたら楽しめるかを考えて動いた人だと思っているから、似させてほしいなと思いますね」と自身の龍馬像を語った。

画像5(C)2025 映画「新解釈・幕末伝」製作委員会
画像6(C)2025 映画「新解釈・幕末伝」製作委員会

また、来年から中学生になる生徒から不安なことがあると相談され、「中学生になったら勉強や物事、人との出会いがたくさんある。その出会いで人生が変わることもあります。やりたいことを失敗してもいいからやってみてほしい。それが僕の願いです」と、温かいメッセージを送り、映画を楽しみにしている生徒たちには「学んだ歴史とは違う印象かもしれないけど、見方によってこんなに変わるんだ!と楽しんでほしい。(映画を観て)『そんなわけない!』と言いながらも、『こんな人がいたらいいな』と思える映画になっているので、ぜひご家族やお友達と一緒に見てほしいです」と映画をアピールした。

ムロのコメント全文は以下のとおり。


■ムロツヨシ
坂本龍馬の命日でもある日にこの場所にくることができて、グッとくるものがありますね。そして、小学生があんなにまっすぐに見てくれて、とても嬉しかったですね。相手の反応が見れるのが嬉しい仕事ですが、あんな風に喜んでくれて、役者をやっていて良かったと思います。
映画「新解釈・幕末伝」は笑って学べてアツくなれる映画になっています。もしかしたらこんなことがあったかもという“新解釈”で描かれており、本当にこんな風に時代が動いたかもしれないと思える映画になっています。希望を持てる映画になっています。一生懸命作りました!良かったら笑い声をあげてください。素敵な一日になることを約束します。映画館で待っています。

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