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「劇場体験は重要」ジェームズ・ガン監督、Netflixのワーナー・ブラザース買収で見解

2025年12月9日 11:00

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画像1Photo by Gilbert Flores/Variety via Getty Images

Netflixが720億ドル(約10兆8000億円)でワーナー・ブラザースのスタジオ部門とHBO Maxを買収することが12月5日に発表され、ハリウッドに激震が走った。ファンにとっての懸念は、DCユニバースの大作映画が劇場公開されず、ストリーミング直行になってしまうのではないかという点だ。Netflixのテッド・サランドス共同CEOが「長い独占公開期間」に否定的な発言をしていることも、ファンの不安を増幅させている。そんななか、DCスタジオを率いるジェームズ・ガンピーター・サフランが米ブルームバーグの取材に応じ、この懸念に真正面から答えた。

「劇場での共同体験は非常に重要であり、我々の大作スペクタクル映画に極めて適している」

ガンは明確にこう述べ、DC大作が引き続き劇場公開されることを約束した。DCユニバースはジェームズ・ガンの「スーパーマン」で幕を開けたばかりで、「ピースメイカー」と「クリーチャー・コマンドーズ」を世に送り出したばかりだ。2026年にはさらに、劇場映画「スーパーガール」と、HBO Maxシリーズ「ランタンズ」が控えている。

ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのデイビッド・ザスラフCEOは、ブルームバーグの取材で「DCユニバースは十分に大きく強力なので、すべてのプラットフォームで展開されるべきだ」とコメント。さらに「世界中の劇場で語られるべき物語と、シリーズとして語られるべき物語がある」とも述べ、大作は劇場、ドラマシリーズはストリーミングという棲み分けを示唆している。

サフランは「我々を代替不可能にしているのは、まさにジェームズ・ガンの手腕だ。彼はこの壮大なビジョンの設計者である」と自信を示した。ガンとサフランの契約は2027年春まで延長されており、両者は「より大きな企業レベルの動きに、我々の計画を変更させるつもりはない」と表明している。

ガンとサフランは劇場公開の継続を約束したが、具体的な公開期間や独占期間の長さなどの詳細は不明のままだ。DCファンにとって、大作映画が劇場でしっかりと上映され続けるかどうかが、今後の最大の焦点となりそうだ。


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