ジャッキー・チェン主演「シャドウズ・エッジ」キャスト＆監督がアクションの舞台裏を語る映像公開

2025年12月9日 18:00

ジャッキー・チェン最新作「シャドウズ・エッジ」が、12月12日より新宿バルト９ほかで全国公開される。このほどジャッキー自身が「スリル満点」と自信をみせる本作アクションの舞台裏をキャスト、監督が語るフィーチャレット映像が公開された。

本作は、追跡のエキスパートが率いる警察と元暗殺者が従えるサイバー犯罪集団の戦いを描いたバトルアクション。中国で4週連続興収ランキング1位を記録し、公開から約1カ月で12億元（日本円で約250億円）を突破した大ヒット作だ。舞台はマカオ。華やかな街の裏側では、正体不明のサイバー犯罪集団が暗躍していた。警察はなす術もなく、最後の切り札として呼び戻されたのは、追跡のエキスパート・黄徳忠。すでに現役を退いていたが、若き精鋭たちとチームを組み、最新テクノロジーと旧式の捜査術を駆使して、犯罪集団の“影”を追う――。

ハリウッドでも活躍する“アクション映画界の伝説”ジャッキーが、元マカオ警察の追跡のエキスパートを演じ、若手刑事チームとともにサイバー犯罪集団の摘発に挑む。元暗殺者で犯罪集団の首領を演じるのは、「愛人　ラマン」のレオン・カーフェイ。ジャッキーとは「THE MYTH　神話」以来、約20年ぶりの再共演となる。犯罪集団の中核メンバーには、世界的人気を誇るK-POPグループ・SEVENTEENのジュン。初の悪役に挑み、華麗なアクションを披露。そのほか「シスター夏のわかれ道」のチャン・ツィフォン、「山河之影錦衣衛と謀りの王朝」のツーシャーなど、中国の若手スターが多数出演。監督は、ジャッキーと「ライド・オン」に続きタッグを組んだラリー・ヤンが務めた。

「アクション映画では強い人物が人気を呼ぶ。そして（本作は）アクション映画の要素を網羅している」とヤン監督が振り返る劇中のアクションは、パルクール、銃撃戦、近接戦闘、軍隊格闘術と多岐にわたる。さらに「闘いだけがアクションじゃない。シークエンスごとにリズムがあり、役にあわせている」とし、警察を翻弄する犯罪集団を演じるツーシャー（武術歴16年）はオールラウンダー、ジュン（武術歴17年）はボクシング、チェイニー・リン（武術歴15年）はテコンドー、ワン・ツェンウェイ（武術歴24年）は総合格闘技と、「アクションやスタイル、体格まで最初から計算しつくしていた」と明かす。その狙いを受け、撮影現場ではジャッキーだけでなく、若手俳優たちもアクションシーンに奮闘する様子が収められている。そんな彼らにジャッキーも「ハードだが誰も文句を言わない。私のノウハウを教えたい」と語り、怪我をしたリンを気遣ったり、ときに「高さが足りない、ここを狙って蹴れ」と具体的にアドバイスするなど、まさにアクション映画界の“レジェンド”が撮影現場を支える様子がみてとれる。

ジュンも「ジャッキーさんのスゴさは面倒見の良さと指導力。緊迫感と迫力をスクリーンでどう見せるかを教わったし、視野を広げてくれた」と感謝する。また、紅一点のツィフォンのアクションも見逃せない。「アクション映画は初めて。実力を証明したかった」と屈強な男たちに果敢に飛びかかる様子にはジャッキーも思わず「ツィフォン見直したよ。やるじゃないか」と笑顔をみせる。

一方、ベテランのレオンも「経験談を話すとみな真剣に聞いてくれた」と若手との共演を振り返りながら、本作では監督いわく「格闘以外でも迫真の演技を見せた」と絶賛する熱演をみせ、圧倒的なヴィランとして君臨。1人対30人の格闘シーンは、5日かけて撮影したそうで疲労困憊の様子だった。だが、「フィジカルもメンタルも事前に調整していた」というレオンの姿勢には俳優としての意地を感じる。

そんなレオンとジャッキーの壮絶な直接対決はまさに圧巻。ジャッキーが「打ちのめされたシーンがある」「カーフェイは見事にやりきった」と明かせば、レオンも「ジャッキーは常に全力だ」と互いに賛辞を惜しまない。真剣勝負の現場から生み出された死闘の行方、その真相を劇場で確認したくなる映像となっている。

なお、第一弾の入場者特典は、ミニサイズの「ビジュアルカード」。絵柄は3種あり、入場一人につきランダムで1部が配布される。12日から上映劇場で先着・数量限定で配布（無くなり次第終了）。第二弾は19日から、第三弾は26日からスタート。内容は後日公式Xで告知される。