カール・アーバン&ジャック・クエイド、「ザ・ボーイズ」最終章に言及「すばらしい結末」
2025年12月6日 13:41

千葉・幕張メッセで開催中の世界最大級のポップカルチャーイベント「東京コミコン2025」で12月6日にセレブ・ステージが行われ、カール・アーバン、ジャック・クエイド、イバナ・リンチ、クリスティーナ・リッチが登壇。ファンから大歓声を浴びた。
アーバンとクエイドは、Amazonのオリジナルシリーズ「ザ・ボーイズ」に出演する2人。腐敗したスーパーヒーローたちを倒すため、特殊能力を持たないチームが根性と信念で反逆を開始する姿を描くシリーズで、アーバンはウィリアム・“ビリー”・ブッチャー役、クエイドはヒューイ・キャンベル役を演じている。

ザ・ボーイズのリーダーであるブッチャーを演じる上では、「私が楽しんでいれば、お客さんも楽しんでくれるだろうと思っています」と楽しむことを心がけているというアーバン。ヒューイ役のクエイドは「僕は逆なんです」と切り出し、「ヒューイが楽しんでいない時こそ、お客さんの喜びになる」とニヤリ。「血みどろになったり、内臓が出てきたり、考えられないような出来事がいっぱい起きる。それに対してリアクションすることがすごく大事で、普通の人ならばこうリアクションをするだろうと考えながら演技をしています」と明かした。2人とも共通しているのが、本シリーズを通してすばらしい出会いをしたということ。アーバンは「才能あふれるキャストの皆さんと演技ができると言うことは、祝福されているなと思う」、クエイドも「人生において、長い付き合いができる人たちとの結びつきができた。このクルーは、家族だと思っています。かなりとっ散らかった家族ですが、私にとっては大事な家族」とチームに愛情を傾けていた。


会場にも本シリーズのファンがたくさん駆けつけていたが、「本シリーズがこれほどまでに人々を惹きつけている理由は?」と聞かれたアーバンは、「考えられる理由がたくさんある」と前置きしつつ「一番大きいのは、キャラクターがすばらしいこと。本作には、ショッキングなことやスペクタクルなシーンもあってそれだけでも引き込まれると思うけれど、それ以上にキャラクターが人間関係を紡ぐ中で、いろいろなドラマや笑いがある。そこを、皆さんが愛してくださっているのでは」とコメント。「スーパーヒーローオタク。子供の頃からたくさんコミックを読んできた」というクエイドは、「本作では、スーパーヒーローが悪役になる。天と地が逆転してしまったようなプロット自体、ものすごく面白い。『まさかスーパーヒーローがこんなことをするなんて』と思うようなことが起こる」と熱っぽく語った。

またシリーズ最終章の見どころに話が及ぶと、クエイドは「あまり多くを語ってしまうと殺されてしまう」と茶目っ気たっぷりに笑いながら、「フィナーレの撮影は、今までのシーズンの撮影の中でも一番楽しかった」とにっこり。「すばらしい結末を用意してくれた」と企画・制作総指揮者のエリック・クリプキに感謝を捧げつつ、「ファンの方も喜んで、ハッピーになってくれるのではないかと思う」と予想して会場も大喜び。アーバンは「ホームランダーが、神になって世界を支配しようとする。止められるのはブッチャーとザ・ボーイズだけれど、ザ・ボーイズは刑務所に入っている。ブッチャーとしては、ザ・ボーイズをいかに解放して、また再びチームとして立ち向かうことができるかというシーズン」と核心に触れながら、フィナーレは楽しくてクレイジーで、ワイルド。そして一つ言えることは、誰も安全ではないということ」と意味深な一言をお見舞いして、ファンの期待をあおっていた。
また「ハリー・ポッター」シリーズのルーナ・ラブグッド役で知られるリンチは、シリーズの撮影を振り返ると「他の人の人生だったんじゃないかと思ったりもする。いつも撮影中は『すごいな』『目が眩むようだ』と思ったり。首になっちゃうんじゃないかと心配したりもしていた」と告白。


もともと原作のファンだったというリンチは、「ファンの方は好きなキャラクターについて、こういうキャラクターなのではといろいろ思い描いていたと思う。私も自分が考えていたルーナを役柄に投影し、作品に貢献することができたんじゃないかなと思っています」と語ると、会場からも同意を表現するように拍手が上がっていた。ステージのMCを務めた天野ひろゆきが「ルーナは、不思議ちゃんだというイメージもある」と印象を口にすると、「それは褒め言葉」とリンチ。「ルーナのすばらしいところは、オープンマインドにいろいろなものを受け入れようとするところ。今は多くの人が、“しなければいけない”という思いにさらされているようなところがある。ルーナはそうではなくて、『いろいろな意見があるよね』と受け入れられる人なんです。ファンの方からは、『自分を認めているルーナから、勇気をもらっている』と言ってもらえることもあります。私自身はルーナのようになれていないので、ルーナをお手本にしたいなと思っています」と笑顔を輝かせていた。
「アダムス・ファミリー」シリーズでアダムス家の長女ウェンズデー・アダムスを演じて大ブレイクを果たしたリッチは、2022年に配信スタートしたNetflixシリーズ「ウェンズデー」にも出演。かつて自身が演じたキャラクターであるウェンズデーが通う学園の先生、マリリン・ソーンヒルを担い、ファンを喜ばせている。
どちらも日本でも大人気のシリーズとなっているが、リッチは「家族の仲がとてもいい」とアダムス家の面々について解説。「それぞれがアウトサイダーで周囲からは批判されたりするけれど、家族としてお互いに助け合っていて、自分たち自身はアウトサイダーでもいい、のけ者でもいいんだと思っている。自分たちが自分たちであることで、ハッピーになれる人たち。現実社会でのけ者、よそ者だと感じている人たちにとっては、灯台のような、光のような存在になっているのかもしれません」と愛され続ける理由を分析していた。
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