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歴史的問題作。「UFOは確かに地球に来ている」と信じるしかない衝撃のドキュメンタリー【映画.com編集長コラム】

2025年11月30日 18:00

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「エイジ・オブ・ディスクロージャー 真実の幕開け」
「エイジ・オブ・ディスクロージャー 真実の幕開け」

エイジ・オブ・ディスクロージャー 真実の幕開け」は驚くべきドキュメンタリーです。今年一番の、いや、もしかしたら個人的に人生で最も衝撃を受けたドキュメンタリーかも知れません。

本作では「UFOは何度も地球に来ている」「異星人は確かに存在する」「政府はその証拠を長らく隠蔽し続けている」という証言を、アメリカの政界、軍、研究機関の名だたる重鎮たちが30名以上、口を揃えてカメラに向かって語っているのです。

とりわけ、現在のトランプ政権において国務長官を務めるマルコ・ルビオの発言は、映画のリアリティを一気に高めています。

ルビオ長官はインタビューに答え「我々は、制限された核施設の上空で何かが運用されているという繰り返しの事例を経験してきましたが、それは我々のものではありません。それだけでも、その発言だけでも、調査に値し、注目に値し、焦点を当てるに値します」と語っています。「彼ら」は、核施設の上空に現れるようです。


この映画で提示されているテーマは、大まかに2点。

●「UFO(UAP)は存在する」
●「政府はそれを80年間にわたって隠蔽し続けてきた」

凄すぎます。「X-ファイル」のテーマ音楽が脳内で流れ出します。

ちなみに、米海軍ではUFOのことをUAP(Unidentified Aerial Phenomenon)と呼ぶのだそうです。この映画にならい、本稿でもUAPと表記します。

そして、この映画から分かったUAPに関するあれこれを少しだけ披露しましょう。特徴は5つ。

●「極超音速で移動する」
航空機の最高時速は7400キロ。UAPは時速6万4000キロ(4万マイル)で移動可能。
●「瞬間加速度がとてつもない」
航空機はカーブしながら方向転換する。UAPは直角に曲がれる。
●「観測の難しさ」
UAPは痕跡を残さない。空気も排出しない。
●「異なる環境への移動」
宇宙や水中など、異なる環境に移動可能。水に入っても水しぶきが起きない。
●「反重力」
UAPは重力に逆らって飛行する。

私たちはUAPの目撃事例を、ゴシップメディアやSNSなどで見かける機会がありますが、「これは!」というような決定的瞬間を捕らえた写真や動画などは目にしたことがありませんよね。ちょっと信憑性に欠ける、うさん臭いものが多い。なぜ、決定的な動画が撮影されないのか?

また、上に述べた5つの特徴が、どんな飛行方法によって実現可能になっているのか? なんで直角に曲がれるのか、水に入っても水しぶきが上がらないのか?

その理由は、この映画に登場する量子力学の教授が説明しています。驚きと納得感の溢れる「なるほど」なシークエンスの連打には、クラクラするしかありません。彼らは、地球上に存在する技術の、はるか先にあるテクノロジーを使って飛んでいるのです。

この映画を見て、これまでに見たUFOや宇宙人関連の案件の数々が頭をよぎりました。

画像2写真:AFLO

メン・イン・ブラック」は、コメディだけど、全然荒唐無稽じゃないって気づきました。ほとんど事実に基づいて設定が作られていることが分かります。

X-ファイル」のモルダーの部屋には「I WANT TO BELIEVE」というポスターが貼ってありました。この映画を見たら「うんうん、オレも信じる」ってなった。でも、あのポスターのUFOの形状は間違っているかも。

画像3(C)2008 Twentieth Century Fox Film Corporation

とにかく、あなたのUFO感が劇的に変わる1本。この映画を見てしまった今、個人的にも、これからはUFO(=うさん臭い)じゃなくてUAP(=本物っぽい)の呼称を広めて行こうと思っています。

最後に、本編を鑑賞するにあたって、その内容に勝るとも劣らないほど重要な情報を残しておきます。

このドキュメンタリーは、Amazon Prime Videoのみで鑑賞可能です。ただし、Prime会員でも、レンタルは3075円、購入は3845円の追加料金が必要なんです(2025年11月現在)。エラい高いんです。私はレンタル料金(48時間鑑賞可能)で見ましたが、今後も繰り返し見るんだろうなと考えると、購入の方が良かったなって後悔しています。

(駒井尚文)

執筆者紹介

駒井尚文 (こまいなおふみ)

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1962年青森県生まれ。東京外国語大学ロシヤ語学科中退。映画宣伝マンを経て、97年にガイエ(旧デジタルプラス)を設立。以後映画関連のWebサイトを製作したり、映画情報を発信したりが生業となる。98年に映画.comを立ち上げ、後に法人化。現在まで編集長を務める。

Twitter:@komainaofumi


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