「ウィキッド 永遠の約束」が初登場1位 オープニング興収1億5000万ドルで新記録【全米映画ランキング】
2025年11月26日 09:23

11月第4週の北米映画市場、週末3日間(11月21~23日)の興行成績(米メディア調査会社Comscore調べ)は、大ヒットブロードウェイミュージカル「ウィキッド」を映画化した2部作の後編「ウィキッド 永遠の約束」が、初登場第1位を獲得。ブロードウェイミュージカルの映画化作品において全世界興行収入歴代1位を記録した前編「ウィキッド ふたりの魔女」のオープニング記録を超える1億5000万ドルを売上げ、大ヒットデビューを飾りました。
「ウィキッド 永遠の約束」は、後に名作児童文学「オズの魔法使い」に登場する「西の悪い魔女」となるエルファバと、「善い魔女」となるグリンダの、始まりの物語を描いたファンタジーミュージカル。前編に続き、オズの国でもっとも嫌われた“悪い魔女”エルファバと、もっとも愛された“善い魔女”グリンダの過去が、それぞれの視点から語られていくことになります。
後編は、軽快で活気があった前編「ウィキッド ふたりの魔女」に比べて暗い展開になりましたが、観客の満足度を出口調査するシネマスコアは、前作同様「A」評価を獲得しています。
さらに、この大ヒットは、ここ数週間大作がなく低迷していた北米の興行収入を押し上げています。近日北米で公開されるディズニーの「ズートピア2」と「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」が、年末の好調な締めくくりに貢献することが予想されますが、それでも今年の北米興行収入は、2024年比でわずか3%増にとどまると予想されています。
ブレンダン・フレイザー主演の新作「レンタル・ファミリー」は、5位にランクイン。報酬を得て“家族”の役割を演じる俳優を派遣する会社で働くことになったアメリカ人中年男性が、東京をはじめとした日本各地を舞台に、“レンタル・ファミリー”として出会う人々と交流を重ねるなかで、少しずつ自らの人生に向き合い、生きる喜びを見出していく物語。
北米1925館で上映されたものの、興収は330万ドルにとどまり、数字的には期待外れのデビューとなりました。しかし、レビューと観客評価は好調で(米映画批評サイト「ロッテントマト」で86%、シネマスコアでA評価)、ホリデーシーズンを通して上映が続く可能性が高まっています。
2位は、前週1位だった「グランド・イリュージョン ダイヤモンド・ミッション」。公開2週目の週末に912万ドルを稼ぎ、1週目から56%減少しました。製作費9000万ドルの本作は、すでに全世界で累計興収1億4600万ドル記録し、第4作の製作も進行中です。
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