中尾明慶×高橋克実×内田理央が共演、第36回フジテレビヤングシナリオ大賞受賞作「人質は脚本家」映像化!
2025年11月19日 06:30

中尾明慶、高橋克実、内田理央の共演で、第36回フジテレビヤングシナリオ大賞受賞作を映像化する人生逆転ドラマ「人質は脚本家」が、12月20日の午後2時30分~3時30分に、フジテレビ系(関東ローカル)で放送されることが決定した。
坂元裕二、野島伸司、野木亜紀子、そして近年では「silent」の大ヒットも記憶に新しい生方美久ら数々の人気脚本家を輩出してきた、フジテレビヤングシナリオ大賞。このほど、数多くの応募作から大賞に輝いた「人質は脚本家」で、脚本家・石田真裕子がテレビドラマ脚本デビューを果たす。「最後の鑑定人」「問題物件」の宮木正悟がプロデュース・演出を担う。
(C)フジテレビ本作は、「脚本家が現実の事件に巻き込まれたら」というユニークな発想から生まれた逆転コメディドラマ。「失敗しても、人生はやり直せるのか?」――立てこもり事件という緊迫した状況のなかで、なぜか少し笑える“やけくそ感”と、人がもう一度立ち上がろうとする力強い姿を描く。
また、同一脚本から縦型ドラマ(スマートフォン向け)と横型ドラマ(テレビ放送・配信向け)を同時に制作する、フジテレビヤングシナリオ大賞の歴史のなかでも、フジテレビとしても初の試みが行われることが決定。地上波に先駆けて、縦型ドラマは、フジテレビが運営する縦型ショートドラマアプリ・FODショートで、12月5日AM0時に配信開始される。
(C)フジテレビ
(C)フジテレビ物語の主人公は、かつて連続ドラマ「ルーザー」の脚本を担当した元脚本家・小泉拓哉(中尾)。作品は視聴率不振で、「7話打ち切り」という結果に終わり、ネット上でも酷評を受け、業界から姿を消した。現在はコンビニでアルバイトをしながら、夢を諦めかけている。ある日、母親からの連絡を受け、実家に帰省した拓哉は、立ち寄った地元の郵便局で突然、“人質”となってしまう。犯人は「娘に会いたい」と訴える中年男性・三枝誠(高橋)。会社の倒産、家族の離散を経て、唯一の願いである「娘との再会」を叶えたい一心で、思いつきの立てこもり事件を起こしたのだった。
拓哉と話すうちに三枝は、勇気をもらったドラマ「ルーザー」の脚本家が、目の前にいる拓哉であることに気づく。「失敗しても、やり直せばいい」というメッセージを伝えるドラマに救われたと言う三枝。だが、その脚本を書いた拓哉自身は、まさに“ルーザー”として人生に行き詰まっていた。そんな緊迫した空気のなか、三枝は拓哉に「この事件の続き、脚本にしてください!」と依頼。銃を突きつけられながら、拓哉は事件の“脚本”を書き始め、現実と物語が交差していく不思議な時間が展開する。
(C)フジテレビ中尾が、やけくそで書き始めた脚本で、自身や周囲の人々の人生を変えていく元脚本家・拓哉、高橋がやけくそな行動の裏に、切実な思いが詰まった“愛すべき犯人”三枝を演じる。内田は、拓哉の元恋人であり、現在は郵便局員として働く鮫島音に扮する。現実的かつしっかり者で、事件の行方を左右する重要な役どころ。冷静なツッコミ役として物語を引き締めつつ、ラストで見せる感情の揺れが印象的なキャラクターだ。
「人質は脚本家」は、12月20日の午後2時30分~3時30分にフジテレビ系(関東ローカル)で放送。放送終了後はTVerで、2026年1月14日まで無料配信される。また縦型ドラマは、12月5日AM0時からFODショートで配信。キャスト、プロデュース・演出を担う宮木のコメントは、以下の通り。
(C)フジテレビ「今回、この作品をやるにあたって脚本を書かれた石田真裕子さんにお会いしお話をさせていただきました。俳優も脚本家も明日仕事がなくなるかもしれない不安で通ずるところもあり、この作品も石田さんのリアルな思いであふれていて、感情移入ができました。ストーリーも笑って泣けて純粋に面白く、人間味あふれた拓哉を演じたいと素直に思いました」
「脚本家として芽が出なかった拓哉は、誰にも認められなかったり、失敗する怖さみたいなものが常に彼の根っこにはあって、でも過去に大きな失敗をしたからこそ、その畏(おそ)れを経験した人間にしか出せない優しさを、大切に演じるよう心がけました」
「克実さんと僕。ヤング感やフレッシュさはないかもしれませんが……(笑)。でも、拓哉の言葉を借りて、思いを本作にしっかりぶつけました。ぜひご覧ください」
(C)フジテレビ「まず、すごく面白かったです。80年代の小劇場ブームの中で芝居をしてきた自分には、“あの頃の匂い”をどこか感じました。発想はぶっ飛んでいるのに、読んでみるととてもノスタルジックで読みやすい。全体はコメディタッチなのに、登場人物それぞれの思いや関係性がしっかり感じられて、可愛らしい脚本だなと感じました」
「三枝は“犯人”ではありますけど、すごく悪意のある人間ではなくて……ある種の“仕方のない暴走”。本当はやらなくてもよかったのに、娘に会いたいという強い気持ちが、ああいう行動をとらせてしまった。人生って失敗やコケることの繰り返しですよね。“そういう人生を歩んできた人”として体現できればと思って演じました」
「『失敗してもまた挑戦すればいい』。この作品は、そんなまっすぐなメッセージをすごくあたたかく描いていると思います。脚本の石田さんの情熱も強く感じましたし、その熱が物語全体にしっかり息づいています。一見突拍子もないように見えて、実はとてもベーシックで心に残るお話です。“ルーザー”と呼ばれた人たちが立ち上がっていく姿を、ぜひ共感していただけたら嬉しいです」
(C)フジテレビ「素直にとても面白くて、一気に物語の世界へ引き込まれました。コミカルな部分では思わず笑ってしまい、最後にはほろっと温かい気持ちに。失敗してもまた歩き出すことができる。そんな前向きな力を読んでいる私自身貰いました」
「鮫島音はさっぱりしていて何事にも動じない性格。でも実は、その裏には大変だった過去と本音を抱えている物語の鍵となる女性です。彼女の強さと葛藤を大切に表現できればと思っています。拓哉の元カノという、ちょっと気まずい関係性にも注目していただけたら嬉しいです(笑)」
「誰しも一度は立ち止まってしまう瞬間があると思います。そんな時にそっと寄り添い背中を押してくれる作品です。翻弄されながらも、もう一度前に進もうとする人たちの姿が、皆さまの心にも届きますように。ぜひお楽しみください」
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