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「ペリリュー 楽園のゲルニカ」の舞台を板垣李光⼈が訪問した特別番組放送決定

2025年11月18日 18:00

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ポスタービジュアル
ポスタービジュアル
(C)武田一義・白泉社/2025「ペリリュー 楽園のゲルニカ」製作委員会

終戦80年の節⽬である12⽉5⽇より全国公開されるアニメーション映画「ペリリュー 楽園のゲルニカ」の主演声優である板垣李光人が、アフレコを⾏う前に、物語の舞台であるペリリュー島を実際に訪問。その様⼦を収めた特別番組「80年間 時が⽌まった島“ペリリュー” 板垣李光⼈が⾒た…忘れ去られた戦争の真実」が、11月22日(11時~11時30分)にテレビ朝⽇で放送されることが決定した。

本作は太平洋戦争、すでに⽇本の戦局が悪化していた昭和19年9⽉15⽇からはじまった「ペリリュー島の戦い」と、終戦を知らず2年間潜伏し最後まで⽣き残った34⼈の兵⼠たちを描いた作品。原作は⽩泉社ヤングアニマル誌で連載され、かわいらしいタッチでありながら戦争が⽇常であるという狂気を圧倒的なリアリティで描き、第46回⽇本漫画家協会賞優秀賞を受賞した武⽥⼀義による同名漫画(全11巻/外伝全4巻)。各界クリエイターから絶賛コメントが寄せられた戦争漫画の新たなる⾦字塔が、劇場アニメとしてついに映画化された。

声優を務めたのは、⼼優しい漫画家志望の主⼈公・⽥丸均に板垣、頼れる相棒・吉敷佳助に中村倫也。確かな演技⼒で話題作への出演が続く2人が、過酷な戦場を⽣き抜こうとする若き兵⼠を熱く演じ、観る者の感情を揺さぶる、壮絶な世界で紡がれた戦⽕の友情物語が描かれる。また、主題歌「奇跡のようなこと」を、⼥優だけでなく歌⼿としても活躍する上⽩⽯萌⾳が歌う。監督は「魔都精兵のスレイブ」の久慈悟郎。共同脚本は西村ジュンジ(西村純二)。アニメ制作は「ドラえもん」のシンエイ動画と「ドッグシグナル」の冨嶽が共同で担った。

戦争の真実が忘れ去られようとしている現代。23歳の板垣にとって、80年前の戦争はともすれば遠い世界の出来事だ。だからこそ板垣は、⾃ら戦跡を巡って戦争を肌で感じ、そのリアルに触れることで、この作品に真摯に向き合おうと、その「本気度」を強く⽰すものとなった。

ペリリュー島は東京から約7時間。現在の⼈⼝は約470⼈、⾯積約13k㎡のこの⼩さな島は80年前、太平洋戦争の激戦地となり、多くの⼈が命を落とした場所である。⽇本軍約1万⼈に対し、⽶軍は4万⼈以上で上陸。最後まで⽣き残った⽇本軍はわずか34⼈という壮絶な戦いの⽖痕が、今もなお島全体に⽣々しく残っている。

⽇本軍司令部跡
⽇本軍司令部跡
(C)武田一義・白泉社/2025「ペリリュー 楽園のゲルニカ」製作委員会

「80年間時が⽌まった島」と呼ばれる現地に降り⽴った板垣は、多くの⽇本兵が⽣活し、そして亡くなった千⼈洞窟を訪れた。当時の⼈々が感じたであろう実際の暑さ、狭さ、暗さを肌で感じ、「本当に壮絶だったんだな」とコメント。洞窟内には、当時の瓶や酸素ボンベ、硯(すずり)などがそのまま残されており、板垣は⾒つけたカニを前に「当時はこのカニが⼤切な⾷糧源だったのだな」と、そこで⽣きた⼈々に深く想いを馳せた。

また、今回解禁された写真にもある、砲撃で天井が抜け落ちた⽇本軍司令部跡では、トイレや浴槽といった⽣活の痕跡も⾊濃く残っている。⽶軍が最初に上陸し、激しい戦いで砂浜が⾎に染まったオレンジビーチでは、当時の⽇本兵と⾃⾝が同年代であることに触れ、「今⾃分が⽴っている場所と同じ位置から⽇本兵が同じ景⾊を⾒ていたかもしれない」と静かに語る。

零式艦上戦闘機五十二型
零式艦上戦闘機五十二型
(C)武田一義・白泉社/2025「ペリリュー 楽園のゲルニカ」製作委員会

当時の⽣活が⾊濃く残るペリリュー島の跡地を巡る中で板垣は、戦争が「これまでのように物語の中のものではなく、ノンフィクションとして感じる」と、その重みを噛みしめていた。現地では、パラオ共和国の観光⼤⾂、ニライべラス・メトゥール⽒とも対談。⼤⾂は、親⽇的なパラオの現状と⽇本との美しい関係性を知ってほしいと語る。

そして、当時の⽇本兵・⽥丸均を演じる板垣に対し、「現代において戦争の話は、⼈が語り継ぐよりもメディアからの影響⼒が強い。映画を通じて、戦争が与えがちなネガティブで暗いイメージだけでなく、明るいパラオのこと、⽇本との関係性、そして若い⼈へ平和のありがたさを伝えてほしい」と期待を寄せ、板垣も⼤きく頷いた。

ペリリュー島への訪問を終えた板垣は、「⼀層、戦争を起こしてはいけないと感じた」と述べ、戦争が忘れられていく現代、23歳の板垣がその⽬で⾒た「戦争の真実」を追い求める特別番組となっている。

なお、スランゲル・S・ウィップス・ジュニア⼤統領のイニシアティブのもと、パラオ郵政局は、2026年10⽉1⽇の第32回独⽴記念⽇に際して、⽇本とパラオの友好関係強化の⼀環として、記念切⼿を発⾏することを決定した。本記念切⼿には、「ペリリュー 楽園のゲルニカ」の映画ポスターデザインが⽤いられる。今年度は⽇本からパラオへの直⾏便の⾶⾏機も約7年ぶりに再開され、今後さらに⽇本とパラオの関係性は強化されて、⽂化交流の扉が開かれていくことが期待される。

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