「盤上の向日葵」天才棋士の過去には何が… 土屋太鳳演じるオリジナルキャラによって事件が大きく動き出す
2025年10月28日 10:00
©2025映画「盤上の向日葵」製作委員会坂口健太郎が主演を務め、「孤狼の血」の柚月裕子による同名小説を映画化した「盤上の向日葵」の本編映像が公開された。土屋太鳳演じる映画オリジナルキャラクターの宮田奈津子の登場シーンを収めている。
ある山中で身元不明の白骨死体が発見された。手掛かりは死体とともに発見された高価な将棋の駒。捜査の末、その駒の持ち主は、将棋界に彗星のごとく現れ時代の寵児となった天才棋士、上条桂介(坂口)だと判明する。さらに捜査の過程で、桂介の過去を知る重要人物として、“賭け将棋”で圧倒的な実力を持ちながら裏社会に生きた男、東明重慶(渡辺謙)の存在が浮かび上がる。
©2025映画「盤上の向日葵」製作委員会披露されたのは、殺人事件の容疑者となった桂介を追う刑事の石破剛志(佐々木蔵之介)と佐野直也(高杉真宙)が、桂介と深く関わりを持っていた元婚約者・奈津子から重要な話を聞くシーン。事件の捜査中に2人の男――桂介が幼い頃から酒とギャンブルに溺れ、ろくに子育てもしてこなかった父・上条庸一(音尾琢真)と、“鬼殺しの重慶(ジュウケイ)”と呼ばれる歴代最強の破天荒な真剣師・東明が浮上する。
戸惑いと不安を隠せない表情で語り始める奈津子によって、庸一には桂介も自身の父親であることを否定するほどの憎しみがあり、東明に対しては「この人が来るようになって桂介さんが変わっていった」と話す通り、桂介の人生に大きな影響を与えていたことが分かる。この2人の男と桂介の過去には何があったのか? 捜査の先には想像を絶する真相があった。
©2025映画「盤上の向日葵」製作委員会事件に深く関わる過去の因縁や出来事が描かれる本作だが、実は柚月氏による同名小説の原作が発表されて以来、1974年に公開された「砂の器」との共通点が話題となっている。
「砂の器」は、松本清張の同名小説を原作とした、複雑な人間関係と過去の因縁が絡み合うサスペンスストーリー。東京・蒲田にある国鉄の操車場で殺人事件が発生。被害者の身元がわからず捜査は難航するが、被害者が殺害される直前にある男と会っていたことがわかり、2人の会話から「カメダ」という謎の単語が浮かび上がる……という物語。
殺人事件を中心に展開されるミステリードラマ、事件の真相に深く関わる過去の因縁や出来事、事件解決に繋がる登場人物たちの心理描写や人間模様、美しい日本の風景が描かれた映像美――数々の共通点がある名作のように、本作も幅広い世代に愛される作品となるか、期待がかかる。
「盤上の向日葵」は10月31日から公開。
(C)2025映画「盤上の向日葵」製作委員会
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